◆マニアのひろば◆ 中古ラジオ受信機 談義


【連載 第100回】 「消滅17:これで最期だ!」(あこがれの最強の受信機たちに捧ぐ)
                          



  最後に語りたいのは学習研究社の5年の科学のふろくのゲルマラジオだ。これこそが最強のラジオだ。最初に4年の学習に「マリちゃんの歌声が電池なしでも聞ける」というキャッチで発表されたゲルマラジオに興味を抱いたのがすべての原点だ。マリちゃんとは天地真理のことだ。

  恋する夏の日で「あなたを待つのテニスコート」と歌ったがいい年齢なってテニスを本格的に習いにいくとはあの時も今も誰ももちろん本人もしらなかった・・・よって単なるラジオおたくがスポーツマンに変身した。もう天下無敵である。あこがれの最強の受信機を探すだけの体力はつけたつもりだ。けっしてお値段の高い安い。メーカーの有名無名。国内国外。自作やメーカー品などとバカなことをいってるのではない。

  自分のもっている受信機こそ最強の受信機と思えるようになることこそBCL、SWL, DXerの垣根を越えた趣味を語り合える、まさにその瞬間なのだ。 自分のもっている受信機にプライドを持て!これが最後の言葉だ。


        平成24年3月6日(火曜日)   匿名希望 



*本日もご寄稿を頂きまして誠に有り難う御座いました。お蔭様でこの連載は第100回を迎えました。これまで無報酬でご寄稿戴きましたことに心から感謝します。
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【連載 第99回】 「消滅16」(RF-B30&RF2200)
                          



  どちらも傑作である。きちんと調整されたものなら(いまでも)どちらも使ってみたい。RF-B30ではリアスベルリンから2週間でQSLが届いた。だが、カメルーンからの返事は5年かかった・・・RF2200ではギニエンヌを聞いた。僕にとっては珍局だ。結構やるだろう。これらのポータブルでもDXが可能だと証明したようなモンだろう。人間の耳で聞く範囲ではポータブルとテーブル型との違いはどうだろう?

   答えは出さないよ。人によって癖と言うかそういうものがある部分のことを言ってるのだからな。ただテーブル型受信機のほうがメンテしやすい作り方はしているし使っている部品もいいものが多いのも確かだ。単純にいえばアンテナの取り付けに大きな違いがある。これも答えを出すのは控えるよ。自分で考えてくれ。お気に入りの受信機を手に入れたらそれでいいだけの話である。


        平成24年3月5日(月曜日)   匿名希望 



*本日はご寄稿をいただきまして誠に有り難う御座いました。
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【連載 第98回】 「消滅15」(ICF2001)
                          



 電源がはいりにくい・バックアップの単三電池を抜き差しすれば受信可能ということでジャンク扱いのボイスオブジャパンだったが不具合について完全ではないがもう見切った。たまたま単三電池BOXをホームセンターコーナンで購入したものがあったので眺めていたら気がついた。バネが変形していた!なのでピンセットやラジオペンチで整えた。縮んでいたのを伸ばしたのだ。さらに「再び始めるBCL2009」を見ていたらACアダプターのプラグ周辺が傷みやすいことも気がついた。

 全体としては接触不良には違いないがプリセットすることで電源を一発でいれた。電源オンオフの度にプリセットすることやFMに切り替えることで難を逃れていたが結局不具合はバネの変形だったのだ。あきれた!その程度のことも自分で修理できんのか!かなり電池を抜き差しした痕跡があった。プリセットすることさえしらなかったようだ。僕としては5千円で購入できたからこれ以上文句は言わないよ。

 ただね、受信機の仕組みくらいは勉強してほしいと思ったね。お金を出せるだけ出せば性能がアップするというのも幻想だよ。あくまでも観賞用の受信機になる可能性があるね。僕は昔みたいに自作して受信したいと考えるほうだからアンテナなどは工夫してるよ。これが楽しさだ。安価にふるい受信機を購入しても、これはこれで楽しいよ。


        平成24年3月2日(金曜日)   匿名希望



*本日はご寄稿をいただきまして誠に有難う御座いました。
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【連載 97】 「消滅14」(TFM2000F)
                          



 ANT端子がついている!それゆえに助かった。安価な動作品を購入したもののロッドアンテナと右側面の化粧アルミパネルが欠損してたとは思わなかった。ちゃんと写真を見てたんじゃなかったようだ。FMが受信できたが他は不明ということで安心しきっていた。受信室では右側が見えないように置いているので気にならん。

 3050円(落札価格)+消費税+送料なので文句は言えない。適当な単線をつなぐだけでもSW2,SW3は実用になる。FM,MWも抜群に聞こえる。もう一度この機体を手に入れられただけでも幸せだ。バンドセレクターに変な癖がないので大いに気に入っている!僕の見解では当時9R59DSを唯一負かせたトランジスターラジオだと思う。中華ラジオKK-S500に中間周波数455KHzプラスした表示 でSメーターが最大になったらそれがTFM2000Fの受信周波数だ。こうして直読する。どういう原理か(詳しいことは)6石ラジオや5球スーパーラジオを製作したり製作記事を読んで勉強するべきだ。それくらいの知識はほしいな。


        平成24年2月23日   匿名希望



*2月23日(木)は第97回のご寄稿をいただきまして誠に有難う御座いました。
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【連載 96】 「消滅13」(ICF5500)
                          



 70年代初めに出た初代スカイセンサーをはじめて知ったのは初歩のラジオの読者欄だがこのときにはまだイラストという言葉はしらなかった。鈴木翁二のイラストをはじめて見たロクハン紙上の共鳴館という読者欄では雑誌のキャラクターロクハンキッドのイラストがふんだんに描かれていた、これがまたかわいい。ステレオマイクを擬人化したのだ。ICF5500にクリスタル端子を取り付けたA型もある。

 僕は5500を2台所持しているがとにかく感度がいい。12MHzまでの3バンドラジオをもっさいと言う少年の気持ちを僕は支 持しない。理屈を考えれば12MHzまででBCLは楽しめる。12-30MHz受信できる?それがどうした。君たちは国内中波に夢中だが15MHzなんて聞いてないじゃないか。すでにマッハのラジオで21MHzのオランダ放送のインドネシア語。さらに15MHzあたりで平和と進歩放送やラジオキエフを聞いたり17MHzで台湾の放送を聞いていた。台湾のラジオは時々ウルトラマンの中国語がかかった。確かにあのメロディはウルトラマンだよ。早起きして中共のラジオ体操も聞いた。

 そら、おもろいで!当時から僕は違うんだよ。JSWCには中一の3学期問い合わせていたが実際に会員になったのは中2の3学期1年遅れてしまったのはおこずかいの問題さ。それから2年間は会員だった。大判のカラーページのデラックスな会報だった。ICF6800の紹介記事もSW-DX-GUIDEで見た。ICF5500は僕の脳裏からすっかり消滅していた・・・


        平成24年2月22日   匿名希望 



*本日・2月22日(水)は第96回のご寄稿をいただきまして誠に有難う御座いました。今回は中学生当時のこと、ソニーラジオICF-5500のお話でしたが、皆様ともオーバーラップすることも少なくないのではないでしょうか。
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【連載 95】 「消滅12」(続IC-PCR1500+FMV)
                          



 結局FMVを購入当時の2007年型にリカバリーした。ただしセキュリティ⇒2011年に変更。 I E8に設定しておいた。フラッシュはわざと入れなかった。「らじる☆らじる」はメディアプレイヤーで聞く設定に変更。これでいいのだ。そういうわけでもう一度IC-PCR1500システムのCD-Rを入れてみた。このFMVは照明に難があるが素人判断に過ぎないが仕様書とにらめっこしたら元々は256MBのパソコンだとわかった。

 これは規格合格のカードを増設してクリーニングして整備点検したと思うのが普通の考えではないかな?これでタクシー無線が楽しめる。アンテナはミニウインドムを強引にBNC変換してMコネをつないでる。こんな荒業をするのは僕くらいでしょうね。ところがミニウインドムならフルサイズのD..P並に扱ってもカマヘン。信号が強力になるのなら僕はどんな手でも使うよ。1辺1mの三角形LOOPには自作のアンテナチューナーを接続⇒百均のオーディオ接続コードでICFSW77に接続。これが僕の自作システム「L-0」だ。邪魔くさいのでSONYにしか試していないが結果は良好、ノイズも少なくて合格だ。こんなふうに自分だけの必殺技をもつことが大事だと思うが・・・・自作はしませんと豪語してるBCLもいるんだから僕は考えちゃいます。自分の楽しみは自分で開発するしかないと言ったのは「電波で巡る国ぐに」の久保田博南さんだが言えてると思う。

 人のマネではだめだ。ビッグコミックスピリッツだったか「サルでもわかるマンガ教室」略してサルマンがあったがそうまでは言わないものの・・・・・である。よーく考えて行動するのが大人のやり方だと思うけどな。若い大人が多いな。フレッシュと幼さは同義語じゃないよ。いつまでも中学生じゃないんだからね。


        平成24年2月13日   匿名希望



*2月12日(日)は第95回のご寄稿をいただきまして誠に有難う御座いました。
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【連載 94】   「消滅11」(クーガNo.7)
                          



 小学校の修学旅行はお決まりのコースのお伊勢さんだった。3ちゃんが変わった鞄を持っていた。これこそが幻のクーガ7オリジナルバックだ。そのとき3ちゃんからジーガムにあこがれジーガムがほしかったことを聞いた。1974年10月のこと。僕のジーガムは1973年から所持しているのでBCL 暦はここから自動的に始まる。ポータブルラジオ初のダブルスーパーヘテロダイン方式のすごさをしっているならジーガムをもっさいとは絶対に言わない。それを言ったBCLは失格者であると断言する。

 今回クーガNo.7を購入した。このラジオについては何を言っても時効のはずだから言うけどジャイロとデザインだけだね。ふつうの3バンドのラジオだ。購入したものは程度いいものだけど、かすかな記憶をたぐればジーガムの性能とは比較にならん。同じ土俵でもない。3ちゃんがあこがれてほしかったのもうなずける。本格的に海外放送を聞くための回路構成に設計されていたのがジーガム404だ。タイマーがなく似たデザインのジーガム304の実物を僕は親父に連れられて京都寺町の電気店でしっかり見てる。富山の三菱電機がジーガムを作っていたと記憶している。鉄2号は元技術屋さんだ。

 わけあって(からだをこわして)隠居生活している身である。僕も3ちゃんとは反対にクーガNo.7にあこがれてほしかったくちなんだよ。3ちゃんとは幼稚園時代からのつきあいだった。(いろいろケンカとかもあったんだけどね)小学校卒業と同時に3ちゃんは関東に引っ越した。どんな人生を3ちゃんが送ったのかはわからんが人生は簡単に終わってしまうものではないと断言できる。かならず逆転できるチャンスが到来する。ラジオはいつの時代も僕に勇気をくれた。


        平成24年2月13日   匿名希望



*2月12日(日曜日)は第94回のご寄稿をいただきまして誠に有難う御座いました。
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【連載 93】 「消滅Ⅹ」(KT320)
                          



 先輩から名機9R-59DS+スピーカー+ミズホDX007のセットを無料でいただいたのが93年の暮れだった。SASE同封の常識的な手紙でLA-DXihgのNo.6の問い合わせをしたのが出会いだった。

 WRTHを格安に譲ってもらったり「DXerのためのスペイン語」などの著作も優先的にみんなより先に送っていただいた。前に小林エディターからガーナの受信が認められた。さらにコンゴのブラザビルの受信もした。そんな年の暮れに59DSが届いた。先輩は僕のレポートをSW-DX-GIDEで真っ先に見ますとまで言ってくれた。94年からは木賃アパートに住んでいたからノイズは少なかった。AN-1でも十分だった。「中南米やアフリカ、結構聞いたはる」と言ってくれたのはIDXC(インドネシアDXサークル)のJY君だ。OZDXのことを教えてくれた。エディターのデビットさんからメッセージもいただいたがクラブにレポートを送るのはしり込みせざるを得なかった。KDXC関東DXサークルも長いこと会員だった。

 2011年ラファイエットKT320を購入。これこそが高田継男さん設計の9R-59のOEM製品だ。十分手入れをされた良品だ。59DSのときと同様かそれ以上の性能がある。整備点検再調整の必要はない。この前アンテナは百均で買った10mのしんちゅうにした。伝導率が良いので高感度だ。伝導率は電波にも応用できる。伝導率については調べてみてよ。それくらい知らなきゃ、BCLとしてもぐりですよ。メカに強くなるか言語に強くなるか、どちらかしかない厳しい世界がこの趣味だ。それを指摘されて僕に 偏見をもったBCLもいたが・・・・。


        平成24年2月13日   匿名希望 



*2月11日(土)は第93回のご寄稿をいただきまして誠に有難う御座いました。当方、サーバー更新の管理人の都合により、掲載が週明になりましたことお詫びします。
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【連載 92】 「消滅Ⅸ」(CV230)
                          



無指向性アンテナでローディングコイルを使わずにキャパシティブハットを利用して小型化に成功したのがクリエイトデザインCV230だ。大ぼら吹きのアバホボ君は中学の登校拒否生徒だった。

 トリオR300+CV230をもってると言っていたがどこまでが本当だろう。実際この君には成人してからもほらを吹かれて大迷惑を食らっている。いまさら文句を言うてもしゃあないが高校時代にはすでにアバホボ君は(BCLは)色あせたそうだ。結局まじめにやっていなかった証拠だろう。深夜ぬかるみの世界を聞いてぬかる民になることを選んだことに文句を言うつもりはない。現在、ラジオ深夜便も、ニューミュージックや70-80年ポップス、あるいはGS特集をすれば喜んで聞いてるよ。これらのサウンドが好きだからね。ランラジオの「オールヒット曲・保存版」をオークションで収集した。

 ギターこそ弾けないが楽譜や歌詞にはいまでも興味津々。思いでたっぷり。すべては1台のラジオが僕にくれた楽しみだ。友達の集まりについていけば「おまえは呼んでへん」と言われて追い返された小学生の僕には誰もしらんBCLという趣味をしているプライドがすでに存在していた。「おれのぶんもレポート書いてくれ」とはよー言うたモンや。当然ケチと言われようが断る。当たり前だ。東芝サウンド750がほしいと言ってたあっちゃんは京都寺町のヒエン堂で結局スカイセンサー5900を購入した。またか!と思った。中学の連中は高校入学と同時にBCLからも卒業している。つまり消滅だ。

 僕はいろいろ吟味した結果高校合格祝いのラジオにRF2200を選んだ。そのことを仲の良かった野球部のサードの千夏ちゃんに伝えても反応はない。BCLのおもしろさを得られなかったんだろうね。アバホボ君のように本格的なアンテナを設置していてもしかりだ。悲しい趣味になった。


        平成24年2月8日   匿名希望



*2月8日(水)は第92回のご寄稿をいただきまして誠に有難う御座いました。
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【連載 91】  「消滅Ⅷ」(ICF5800)
                          



 中学のとき友達とBCLクラブを作ったが結末を言えば彼らは友達ではない。ただ同じクラスだけだったにすぎない。クラブを作ればロクハン(音楽之友社)によく投稿してたのでよく手紙ハガキ電話が来た。「ICF5800を売りたい」という内容のものがあった。いまだに彼のフルネームは覚えている!わずかな会費の節約のために自分の所属するクラブの会報交換を言い出したけど(字もきれいでナショナルショールームにも展示されていたらしいけど)内容は「おねだりはやめようチャンスは活かせ」のメインテーマ。つまりVCLのための会報なの。

 いいわけがましいけど僕らのはラジオに対しての気ままなおしゃべりだけど、それに対して「もっと情報らしい情報を載せて内容を充実させたら」と言い出してお決まりのパターンである消滅さ。情報らしい情報とはなんだろうと考える癖がついた。手紙は1976年いらいもう二度と来なかった。BCL復活組にさえいないと思う。たとえばJSWCの会員名簿を探してもないし日本BCL連盟でも会員ではなかったようだ。かくれんぼリスナーとはアンデスの声がネーミングした言葉だがお便り番組でも彼の名前は聞かない。よくあるパターンだが行方不明リスナーということになる。また中学のときの友達もBCLとは無縁の人生になった。僕はいい年になってもバカをやってる。だが同じ中学の子達より僕が正しい。はっきり言って20代のときにはJSWCの有名な小林エディターに育てられた人間だ。アフリカ方面に興味を持ったのは大御所である田淵哲夫さんの遺稿である最後のレポートを見たのがきっかけだ。


        平成24年2月8日   匿名希望



*2月8日(水曜日)は第91回のご寄稿をいただきまして誠に有難う御座いました。
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【連載 90】 「消滅Ⅶ」(ICF-sw77)
                          



 わけのわからんカップラーを落札した。検索してみたら27-29MHz送受信用だった。案外昔流行した違法CB機にも使えたり10mFMとか応用できるものなんだろうな。たぶんそうじゃないかなあと詳しいとはいえない取説を見ながら手持ちのミズホQRPカップラーコイルを使って大幅な改造をした。100円店で10mのビニール被膜鉄線やしんちゅうを購入。どちらも室内に設置した。針金鉄線にオスのMコネをつけて100円店で売ってる接続コードもMコネにつけて、自作アンテナチューナーの完成。

 使ってみてビックリ。いままで自宅ではNGだった60mbがICF-sw77で受信可能になった。針金鉄線10m+アンテナチューナー+ICF-sw77でVOAがボツワナもサオトメもどちらの中継局も受信できた。うちにはトリオも八重洲も受信機があるのでまさにSONYはアマチュア無線機メーカーを負かせたと思ってる。SONY以外ではこのシステムはマッチしてくれないからね。わかっただろう。自作やちょっとした工夫がBCLの楽しみを倍増させるってことが!さらに僕は「調べるDX」も好きでチョソンの声が停電現象をおこしたり放送時間が一定でないことまでも調査している。これを日本のBCLがやらずに誰がやるんだ!?デンマークあたりのBCLは極東地域をターゲットに放送局をねらってるんだ。こんなささいなことも立派な情報だ。昔のアニメじゃないが「キャシャーンがやらねばおれがやる!」


        平成24年1月29日   匿名希望



*1月26日(木)は第90回のご寄稿をいただきまして誠に有難う御座いました。当方、サーバー更新の管理人の都合により、掲載が週末になりましたことお詫びします。
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【連載 89】  「消滅Ⅵ」(IC-PCR1500+FMV)
                          



 正月から機械の修理ばかりしている。カエルちゃんFRG7700のMコネやBC端子の代わりに黄色電線+ミノムシクリップを取り付けたり…しかし、再起不能になったFMVの修理に成功した。トウルーイメージ2を暗い画面とにらっめっこしてインストールして復元作業した。リカバリーと同じやり方で(というか途中の段階で)修復できました「OK」とメッセージが出た。あっけなかったなあ。1時間もかからなかったよ。これでパソコンは2台あり中古のボディだが最新のプログラムが入力されている。FMVは予備に置いといて(飾っておくのもしゃくなので)IC-PCR1500のCD-Rをインストールした。

 メモリーの管理はパソコンがしてくれる。(ただしSWはコントローラ操作のほうが感度がいい)さっそくJR指令無線を聞いた。ぴょこぴょこ電源落ちする(スタンバイの準備になる)のはスタンバイするのに「パスワードを要求する状態になっていた」パスワードなんて作ってないからチェック項目を外せばいい。これでFMVは復活。メカに弱い人は即買い替えかな?鉄2号は自分で直しちゃう。NECのWINDOWS2000はXPのOSにセットアップ済み。これがワイド画面で見やすい。しばらくパソコンが消滅することはないだろう。


        平成24年1月29日   匿名希望 



*1月26日(木曜日)は第89回のご寄稿をいただきまして誠に有難う御座いました。
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【連載 88】 「消滅Ⅴ」(ICF-S5)
                          



 「ザ感度」と呼ばれた伝説のラジオ受信機こそ鉄2号が長年ほしいと探していたICF-S5だ。発売当時からあこがれていた。回転ダイアルで地域を選んで受信する。周波数はアナログ表示だがそこが魅力だろうな。クリスマスにコンビニでAKBのティッシュBOXを購入。それを利用してブースターループを製作した。僕が単なるファン心理だけでティッシュBOXを買ったと思ったら大間違いだ。この日のために何台も試作機を作った。ブースターループの動作原理の解説記事まで古本で探して掲載誌も買った。そこまでやるのが鉄2号だ。ティッシュBOXなど簡単に捨ててしまってすぐに消滅だ。ところが違うんだよ。

 ちゃんと目的があって購入してるんだ。これはいい記念品になったよ。AKBの柏木ちゃんも印刷されてるから大喜びさ。ぶっちょも2個買って柏木ちゃんのクリアファイルもゲットしたよ。部屋には柏木ちゃん他合計4名の女の子のポスターを貼ってるよ。これが若さの秘訣さ。お正月、ひまにまかせてスクワット、ニーエクステンション、腹筋、それぞれ100回行なったよ。これで強化人間だったことがわかっただろう。Zガンダムのムラサメ・フォーを覚えてるかい?僕はフォーのようには消滅しないよ。


        平成24年1月23日   匿名希望 



*1月22日は第88回のご寄稿をいただきまして誠に有難う御座いました。
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【連載 87】  「消滅Ⅳ」(D39L)
                          



 10年前にもう一度BCLブームが起こると信じていた。だが最近では少しあきれモードかな。当時と変わってないんだよ。QSLやプレゼント目的がありありと見て取れる。これではまた変な方向にもっていこうとする動きを感じる。ただ当時の少年が大人になったことで高級機も買える財源ができたので購入するのも結構だ。それにしては日本のメーカーは御粗末で中華ラジオに目が行くのも確か。感度の点ではさらに小ささも気に入ってるのがD39Lだ。お散歩ラジオにしては上等だ。中華ラジオについての認識はこうだ。ドイツのメーカーとのOEMから出発したが品質管理はまだダメだ。あたり触りの差がありすぎる。困っているBCL君も多いと聞く。名機は名機であるようだがPL-660はすごいらしいね。だが小型というところで軍配をあげる。これはもう日本のメーカーはまじめに作ろうという気はないのか?と思ってしまう。完成度は操作性もふくめて良好だろう。壊れたら安価さゆえに買いかえればいいのだ。消滅するのにはまだだいぶ時間があるだろう。ロッドアンテナを伸ばして受信しよう。感度抜群だ。


        平成24年1月23日   匿名希望



*1月22日(日曜日)は第87回のご寄稿をいただきまして誠に有難う御座いました。
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【連載 86】  「消滅Ⅲ」(FRG7700)
                          



 FRG7700から音が出なくなった。音が出ないのはMコネからの入力が断線していたのだ。MW-DXをするときBC端子のスプリングの不良のため感度が悪いので金属部分をむきだしにしてそこにLOOPの引込み線をミノムシクリップでつないだ。今回はそこにミノムシクリップをつけた黄色電線をはんだづけした。これでLOOPがつながる。

 簡単な改造だが効果がある。底板に電池を入れるふたを見つけてエネループを入れてみたが(これはメモリーのバックアップ用の電池ケースなのだが)案の上のメモリ-回路は死んでいる。使えたとしてもたかが12chだ。意味ない。だがEMFをつないだカエルちゃん7700はまだまだ現役だ。現状渡しにしては程度がよかった。購入して1年が過ぎた。まだまだ消滅することはない。MW,SWのモニター受信機としては発売当時は相当な人気があり僕もあこがれていた。いまでもお気に入りである。


        平成24年1月23日   匿名希望 



*1月21日(土曜日)は第86回のご寄稿をいただきまして誠に有難う御座いました。
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【連載 85】  「消滅Ⅱ」(FMVライフブック)
                          



 ファイルが痛んだFMVをリカバリーして修理したものの最終的にコンポーネントがやられているとマイクロソフトの修復プログラムFIX itの診断結果が出た。ここからの修理にはツールが要るので素人には無理だ。しかし鉄2号はここまでやったのだ。一時的にせよきちんと動作した。ただ『スタンバイの準備をしています』のメッセージが出て電源が落ちる。これではダメだ。NECのパソコンを格安に購入。だがOSがWINDOWS2000だった。SP3ホームエディションのXPのOSを手に入れてOSのセットアップ。見事にOSの入れ替えに成功した。

 FMVは検索機能が生きていたのでちゃんと予習しておいたのだ。多くのBCLにはこんなことのできる人は少ないだろう。いまだに鉄2号を小馬鹿にしているBCLもいるようだね。ウイルスソフトもワープロソフトもその他も最新型にした。これからはネットでラジオを聴く時代でもある。事実上PCを鉄2号は自作したのと同じだ。

 本当の意味でのマイコンピューターだ。動画を見たら音が出ない。そこで調べてるうちに閃いたのがUSBサウンドデバイスを使うこと。これも難なくクリア。格安の680円で未使用だけど中古品のものを買ったんだ。これで鉄2号がホンマモンとわかっただろう。お正月から1月15日には完成したよ。最初に奥華子ココロレターのPVで新曲『シンデレラ』を聞いたよ。実にいい曲だよ。NECにはFIX itと FIX it-centerの修復プログラムも入れてある。トルーイメージ2も入れたよ。FMVはNEC-PCの台として再利用している。


        平成24年1月23日   匿名希望



*1月21日(土)は第84回のご寄稿をいただきまして誠に有難う御座いました。
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【連載 84】  「消滅」(お気に入りのラジオでコーヒータイム)
                          



 ザイールという国は今はない。OZRT1993年10月30日の返事(ベリレター)を外国語大学(仏語)を出た人に読んでもらったらきちんと僕のレポートが確認されていることがわかった。RF2200の最大の収穫である。John D.Hillさんがオーナーである世界で一番ちいさな放送局Radio Ezra(Putting sanity back Christianity):QTH UK の2001年11月25日12110KHz0900-0930UTCをAR7030+で受信してQSLゲットした。これはお遊び感覚でおこなわれたテスト放送である。このQSLがものすごい貴重品だと誰もが認めるはずだ。持ってるBCLは多くない。


        平成24年1月13日   匿名希望



*本日は第84回のご寄稿をいただきまして誠に有難う御座いました。
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【連載 83】  「パソコンの蘇生」
 (ICーR1500とWINDOWS2000)
                          



 FMV(WINDOWSーXP)のファイルがやられた→システムダウン→リカバリで復旧させた。もう廃棄処分しようと思ってた。なので格安のパソコンを購入。ところが僕の勘違いでWINDOWS2000を購入。しかし、XPのホームエディションSP3のCD-Rをアマゾンで購入。送られてくる前にいたずら心でIC-PCR1500システムのCD-Rを入れてみた。成功。ほとんどOSのみのパソコンなので512MBのメモリーなのでCDーR1枚入れたぐらいでは快適なほど軽い。短波はリモコン操作より感度が落ちるが(性能を発揮させるにはより本格的なアンテナが必要なようだ)V-UHFに期待している。しかし、朝のルーマニア英語放送が楽しめたりもする。(9530KHz0800-0857JST)今どき2000なんて誰も買わないがこれは売ってるとこには売ってる。IC-R1500用に2000のパソコンを格安で購入して遊んでみたら面白いよ。

 オークションで昔の無線雑誌を購入するが実に面白いことが載っている!JSWCの会員だった頃SWLカードを集めたらもらえるアワードがあった。1950~1970年あたりまではBCLも名刺替わりにカードをお互い交換していたようだ。ブログ等二ックネームだしこの際BCLカードというものを復活させたらどうだろうか?お友達なった記念にカードを名刺替わりに交換するんだ。これは面白いと思うな。


        平成24年1月11日   匿名希望 



*昨日は第83回のご寄稿をいただきまして誠に有難う御座いました。
●このコーナーの連載寄稿掲載はご出筆者様からの原文を掲載しています。〔ぱれっとストア 一同〕




◆マニアのひろば◆ 中古ラジオ受信機 談義


【連載 82】  「トランジスターラジオによるDxing可能か?」
 (TR-2000)
                          



 「5月7日極東放送のFBタイムでR,.Bangladeshの中波放送を紹介しましたが、その時、周波数690KHzで0210JSTに放送終了と放送しましたが、ごく最近の受信では、放送時間が延長されて0230JSTに放送を終了しています。残念ながら中波DXに使用していたソニーTR-2000のRF増幅器が故障しているようで、くわしい番組内容等お知らせできません。(ママ)」

 『電波技術』73年7月号私とDXing(リポーターのお便り)に牛込和則さんの投稿がある。『短波』創刊号に中波DXのすすめ創刊2号(当時はまだ隔月刊)にもバイエルン放送の受信記事を寄稿しておられた。牛込さんがICF-5900やSSR-1を使用されていたのは有名だがTR-2000を使用されていたのですね。『短波』にはバイエルン放送の番組表まで作成⇒掲載されていた。TR-2000を多用されたのだろう。これはTFM-2000FからFMを省いたものらしい。(僕はTFM-2000Fをもっている。これが縁で書かせてもらっている。)

 どちらかというとトランジスターラジオ=BCLラジオのほうが扱いは楽だ。価格も安かった。小型でもあった。当時中学生の僕はどうしてもアンテナを取り付けたがった。屋根の上にテレハンターを張ってはいたものの寝床シャックでは引き込んだ場所が違うので使えない。結局内蔵のものを使った。そして、アンテナチューナーの記事は読みまくった。実装技術不足のためうまく作れなかった。現在では中学生の時よりもうまくアンテナチューナーを作れる。人間進歩する。トランジスターラジオでDXingは可能か?これから考えていきたい。


        平成23年12月19日   匿名希望 



*本日は第82回のご寄稿も誠に有難う御座いました。
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◆マニアのひろば◆ 中古ラジオ受信機 談義


【連載 81】  「けっこう使いやすいんだけどな」
 (ICF-2001)
                          



 人気はどうなんだろう?僕は安価で入手したが五千円は本当に安かったよ。ジャンク扱いしていたがジャンクじゃない。故障でもない。取説が梱包されていなかったんで当てずっぽうもあるけど、まあ、聞いて欲しいな。単三電池はエネループに交換した。これは当然ですよね。電源を最初に投入した時のテクニックは:電源が入りにくいというお断りの文句(これだけでほとんどのBCLが接触不良を疑うだろう。答えは「NO」だ。マイコン搭載のラジオ受信機だということをお忘れですか?)最初に表示された150という周波数表示をプリセットしたことですぐに解決した。その後、電源の入り切りの度にプリセットボタンを押していたがバンドセレクターでFMに切り替えて火を消せばいいことに気づいた。(この表現がピッタンコだね)これで隠してしまうのである。SWを受信している状態は保持されたままだ。これが第二番目の僕のテクニック。

 すごいだろう。説明書なしでやったんだよ。検索していて気づいたこと:電源を切っても単一電池あるいはACアダプターから電流は流れている。これは困るのコメント。これもラジオ受信機や80年代当時のマイコンのことがわかっていない。これは仕方ないんだよ。こうして電流を流しておかねばラジオの現状維持ができないの。この方法しか当時はできなかったの。これが精一杯の当時の最新技術だ。テンキー入力が味気なくてBCLが一人また一人と消えていった。それもまあ、時の流れとして仕方のないことだろう。QSLで少年の心を釣ったんだからね。理解できない言語の放送を聞いて怪しげな英文でレポートしていたあの時代。たいがいは「NEWS」「TALK」「MUSIC」とだけ書かれていたとSCDX(スウェーデン)のエディターが日本BCL連盟に警鐘を鳴らした。僕がレポートを出さなくなったのはそんな時期だ。高校受験や工高電子実習が忙しいもあったけどBCLはいいとしてQSLにはもう興味をなくしていたんだ。いまでもたまにしかレポートはしないがお便りはメールでよく送るよ。メールについてはいいものができてくれたと思う。

 結論はBCLは番組を楽しんでナンボや。クリスマス特番おおいに楽しもうよ。


        平成23年12月14日   匿名希望 



*本日は第81回のご寄稿も誠に有難う御座いました。
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◆マニアのひろば◆ 中古ラジオ受信機 談義


【連載 80】  「やさしい時代の復活?」
      (クリスマスのプレゼントにBCLラジオ!)
                          



 コンビニにお弁当を取りに行ったらAKBグッズが所狭しと置いてある。おばちゃんのリクエストでAKBのティッシュBOXを購入。雨が降ってたのでおばちゃんが自動車で自宅まで送ってくれた。「こんなかわいいモンがまた流行るンやね。安い値段で誰でも買える。人気ある。カードと言えばチャチナモンかもしれんけどメンコとか集めた、ああいうやさしい時代がまた来るのかな」おばちゃんが言ってた。

 BCLもカード集めの好きな人たちもいる。本当の価値はゲットした本人にしかわからない。『ベリカードコレクション』という本を1冊買ったことがあるが「ベリカードって切手のことですか?」と本屋の店主。75年ごろは切手収集も流行っていた。そんなころにジワジワとBCLブームが到来。ピークはRF2200⇒RF2600と移っていくころだろうか?

 VCL(ベリカードコレクションリスナー)という言葉もあった。ああ、なつかしい。略してベリコレでもええやろ。熱心に聴いた結果多くのコレクションが達成できたのならそれはそれ。「なんや絵ハガキやんか!?」と思った人もいたことだろう。現在のKBS-WORLD-RADIOが女性アナウンサーをQSLにしたことがあった。JSWCが会員みんなにそのカードを送付したこともあった。AKBがQSLになってもおかしくない。カード集めをする人こそやさしい感性を持ってる場合がある。豆に手紙を送る人はやさしい人も多い。やさしい時代、復活して欲しいな。


        平成23年12月12日   匿名希望



*引き続き第80回のご寄稿も誠に有難う御座いました。
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【連載 79】  「これは故障なんかじゃない。断じてジャンクではない」
     (ICF-2001)
                          



 バックアップ電池をエネループに変えた。これで充電すれば電池切れも怖くない。ボイスオブジャパンは振動に弱く押し倒した程度でもマイコンが誤動作する。けど、これは故障ではない。当時のマイコンはその程度である。

 TK-80ワンボードマイコンを理解できてる人には釈迦に説法だろう。そうでないBCLには電池の接触不良による故障だと言い出すだろう。BCLなんてそんなモンだ。電気電子の知識のない人が多いのも確かだが少しくらい勉強したらどうなんだ。6石ラジオくらいは作ってみてくださいよ。そうすればラジオのこともよーくわかります。言い方を変えると言語に強くなるかメカに強くなるかの選択肢が出てくる。そのどちらも無理なのもわかるが長続きしない(しなかった)理由はそこらにある。

 VCL(ベリカードコレクションリスナー)をめざしてもいいけど山田耕嗣先生の本をいくら読んでもBCL結局は放送を楽しんでナンボや、としか思えない。小学生まで視野に入れた『入門BCLブック』は素晴らしい。子供相手にBCLをあそこまで解説指導できた人間は本当にBCLの神様です。


        平成23年12月12日   匿名希望 



*12月9日・金曜日にご寄稿頂いておりましたが、掲載が週明けとなりました。
今回、第79回のご寄稿も誠に有難う御座いました。
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【連載 78】  「使いこなせれば天下無敵」
(ICF-2001)
                          



 ボイスオブジャパンに5mの単線アンテナを接続した。だがそれだけではない。いろいろ試している途中だが(途中での経過報告と思ってくれてもいい)ミズホのQRPアンテナカップラー用コイルLA-2に2連ポリバリコンを直列に入れてみた。『短波』でアンテナチューナーの特集記事を磯野圭さんが書いておられた。この記事はとても重要なもので後々までも僕に影響を与えている。この記事を参考に整合器を作り、アンテナシステムを作ればこうなった。本来ならこれはテーブル型受信機への接続方法だが無手勝流におこなった。結果は想像以上にシグナルインジケーターが点灯した。9425KHz ALL INDIA RADIO 9530KHz R.ROMANIA INT..をいい状態で受信した。

 朝の時間0700-0830にかけてテスト的に実行した。問題点としてICF-2001を動作中に転倒させたらアカン。この場合マイコンが誤動作する。もう一度バックアップの単三電池を抜いて1分以上放置せて差し込んで最初の周波数(僕の場合150KHzをプリセット)ラジオの製作で牛込和則さんが周波数範囲の拡大方法に気づかれたのはICF-2001をベッドかテーブルかどっちか忘れたがとにかく転倒させたことだ。衝撃に弱いのだ。受信機やラジオは癖さえわかれば扱い方や使い方はどんどんわかってくる。これはとても重要なことだ。古いラジオになってしまったボイスオブジャパンだがまだまだ現役でつかえる。といいうより十分すぎるくらいの性能がある。


        平成23年12月7日   匿名希望 



*引き続き第78回のご寄稿も誠に有難う御座いました。
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【連載 77】  「泣いてまで親に買ってもらったラジオを売った少年」
(ICF-2001)
                          



 「ICF-2001を売ってICF-5800を買い手探り受信を味わった」と豪語した少年は実は泣いてせがんで親にボイスオブジャパンを買ってもらった。このラジオは80年式だから内蔵しているのはZ80程度かそれ以下のマイコンだろう。

 ラジオを動かす単一乾電池さえ8時間程度の寿命らしい。メモリーのバックアップ単三電池等、電源まわりがかなりむつかしい。(これがこういうものだとはしばらく使ったら僕には見切れたよ。電源装置など電子実習でいつもいじってたから詳しいよ。そう言えばICFsw7600もやたら電池を食った。そのプロトタイプだからね)しかし、使いやすい ラジオだと思う。ICF-6800は一度言うことを聞かなくなったら悲惨だと検索結果がでてる。シンクロももたない素人では修理は困難だ。ICF-2001のFQのプリセットで電源の入りにくいジャンク扱いの商品を復旧させたんだからね。

 説得力があると思う。そこで電池をバカ食いするのがこいつの欠点だと気づいた。その不満で売ったもののICF-5800しか手に入らんかったのを負け惜しみで言ってるんだろう。まぁ、趣味なんてそんなもの。飽きてしまったらそうなるんや。趣味を変えたら仕舞いや。もちろん少年の行為を否定はしませんよ。ただしラジオがかわいそうだ。ジャンクにしてはジャンクらしくないICF-2001を末永くつかってやりたい。


        平成23年12月5日   匿名希望



*1980年に発売されたソニー製ラジオ:『ICF-2001』の話題は続きますね。
今回、第77回のご寄稿も誠に有難う御座いました。
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【連載 76】   「本当にBCLがつまらぬくなった理由は?」(ICF-2001)
                          



  『周波数が読めたから』それだけの理由でBCLがやめていったのか?だとしたらいい訳だな。本当に番組を楽しんでいたのなら簡単チューニングは歓迎のはずである。昔話をするが西里アナのラジオオーストラリア「カンガルージョッキー」は楽しかったな。HLDA時代の「恵子の郵便ポスト」も楽しかったな。90年代にはKTWR「ちぬちゃんのとまとくらぶ」では常連リスナーだった。いろいろプレゼントやメッセージカードも和泉ちぬさんからいただいた。「おもラジ」にもよく投稿していた。最後のほうのKTWRはおもしろい番組が多かった。自然とQSLも集まった。はじめからQSLのことは考えてはいない。楽しんでいるうちにそうなったんだ。趣味とはそういうものだ。

 さてICF-2001の筐体をよく見ればバックアップ電池を抜いて1分以上放置してから電池を差しこむように注意書きがある。これを読んでいたのかな?取説も梱包の中にはなかったよ。オークションであちこち売買されたんかな?故障だジャンクだというのも80年代のマイコンなら仕方ない動作をするときがICF-2001にはある。プリセットボタンは電源入り切りのたびに押したほうがいいだろう。こうすれば自然とリセットも掛かる。ICFsw77をモビ受信専用にして2001をメインに使ってもいいね。他にBCL人口が減ったもっともらしい理由があると思う。真剣にこの趣味を楽しむ意気込みのある人を僕は歓迎する。加齢と共に言葉がわからないので国内中波専門やCFM専門になってしまっても結構だ。真剣な人こそ信じられる。『レポート見せてくれ』や『俺のぶんもレポート書いてくれ』と迫った無責任な野郎がいたことをBCLみんなは忘れてはいけない。


        平成23年11月27日   匿名希望 



*月曜日は当連載:第76回のご寄稿をいただき、誠にありがとうございました。なお、このコーナーの連載寄稿掲載はご出筆者様からの原文を掲載しています。〔ぱれっとストア 一同〕




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【連載 75】   「電源入らずを修復したのとアンテナ整合器を作ったこと」
         (ICF-2001)
                



 ジャンク扱いのICF-2001を購入。電源が入りにくいらしいがすぐに修復できたよ。ボイスオブジャパンにはバックアップ電池の差し替えで周波数範囲の拡大ができる機能がある。これは裏技でコンピューターの誤作動によるものだ。それ故に起きた不具合だろうと見切った。念のためネットで調べた。もともとは牛込和則さんがラジオの製作でこのことを記事にしていた。この歳までぼんやり覚えていた。周波数拡大の方法をネットで調べた。電源入らずもこの応用で直ると思った。電池を入れて:150KHzを表示⇒即プリセット。しばらくは電源の入り切りのときにプリセットボタンを押す癖をつけておいた。これだけで復旧した。ミズホのカップラーコイルLA-2で電波技術75年6月号で磯野圭さんが紹介されていた単線アンテナ記事の整合器を作った。

 コイルを¥100SHOPで買ったバターケースの仕切り板にネジ止めしてANTとRXとはミノムシクリップで取り付けた。タップの切り替えもミノムシクリップでする。ハンガーを利用して作った室内アンテナ+整合器のシステムを僕はL-0とネーミングした。これでICF-2001で聞けば感度もいいね。


        平成23年11月26日   匿名希望 



*このたびは第75回のご寄稿をいただき、誠にありがとうございました。なお、このコーナーの連載寄稿掲載はご出筆者様からの原文を掲載しています。〔ぱれっとストア 一同〕




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【連載 74】   「中華ラジオの大型機?」(ANJAN DTS-10)
                          



 ラジオライフ2011年3月号p142-143のレビューを見て「ひとめぼれ」した。お店の予約購入に参加して購入した。このラジオはラジオというよりもう受信機といってもいいだろう。うまく作ったと思う。ネットで調べたら海外でも評価されている。Lod-Antだけでもけっこう聞ける。メモリーも多い。というより多すぎて使っていない。(使い方がワカラン)キー入力によるチューニングが気に入っている。やはりマニア向けに作られている。時計はUTCに設定した。大きな表示なので時間を見るのにも重宝だ。

 タイマーオフを利用してねむっている。大型機なので貫禄十分だ。FM/SW/MWの切り替えとフィルターの帯域の切り替えをロータリーにしたのはとてもいい。電源が100V対応だったので購入に踏み切った。購入して正解だったと思う。おおどころの放送は十分受信できるから学生のBCLに本機をすすめたい。あの広い国土の中国で作られた受信機だがBCLっぽい事をしている人もいるのだろう。中華ラジオにはそれぞれ個性がある。KK-S500もいいがD39Lもあの小ささがいい。日本のメーカーはもう作ってはくれないのだろうか?BCLはみんな思っている。アルインコのDX-R8に期待したい。


        平成23年11月21日   匿名希望 



*昨日・日曜日は当連載:第74回のご寄稿をいただき、誠にありがとうございました。なお、このコーナーの連載寄稿掲載はご出筆者様からの原文を掲載しています。〔ぱれっとストア 一同〕




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【連載 73】   「インテリアコーディネーター?」(LOWE HF-225)
                



 ドレークSSR-1に木目テープを貼ったりつまみを交換したBCLがいた。これこそインテリアコーディネーター的発想だろう。英国製LOWEの認知度は低いのかな?だが名機といわれたAR7030PLUSのプロトタイプ的要素のある受信機だ。ジョンソープ氏が設計に加わってることからもわかる。問題は電源電圧だ。交流を直流に変えるのは同じだが(それだけで不具合が発生するとはいえない)220Vに変換するのに僕はいくらか問題視している。同様に中華ラジオも220Vだ。中華ラジオが壊れやすいというBCLにはどこかに問題があるのか?よくわからんが電源まわりに注意したいものだ。HF-225も12Vの安定化電源を使用したほうがいい。

 昇圧トランスよりも入手が楽だしな。中古でも二千円くらいで手に入る。僕はHF-225のデザインが好きだ。白を基調にしたアクセントで、これはいいなあ、とラ製ふじひろしさんのWAVE OF THE WORLDのコーナーで紹介されたときそう思った。メモリーパッドをつけて受信するが基本性能を追及してる印象が僕にはある。個性といえば個性だろう。こういう受信機は日本ではまず作れないだろう。十分インテリア化してるよ。もう20年位前の受信機になるんだね。


        平成23年11月19日   匿名希望 



*このたびは第73回のご寄稿をいただき、誠にありがとうございました。なお、このコーナーの連載寄稿掲載はご出筆者様からの原文を掲載しています。〔ぱれっとストア 一同〕




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【連載 72】   「コンパクトディスクで聖子ちゃん?」(SONY D-50)
                          



  ICF2001DとD-50が発売されたのは同時期だった。別売りの乾電池入れをつけたキャリングケースをつかえば歩きながらも聞ける。まさに画期的なコンパクトディスクプレイヤーがD-50だ。(日本橋で購入)そしてすぐに改良型のmk-2も発売された。

 梅原猛『学問のすすめ』の文庫本を読みながら聖子ちゃんのCDを聞いた。ICF2001Dも買ってもよかったがRF-B30を購入。この選択は間違いじゃないと思う。ICF2001Dは当時ラ製で絶賛だった。『短波』’81年5月号にRF-B30のモニターレポートがある。「初・中級機としては、リスニング派、DXハンティング派を問わずにお勧めできる機種である」と磯野圭さんがおっしゃられている。当時はリスニング派DX派と分けた表現がされていた。

 選択度がワイド3KHz( -6db )5KHz(-50db)、ナロー1.5KHz(-6db)3.5KHz(-50db)でここまでくれば十分すぎる。いかにもテーブル型受信機に迫っている!もちろんLod Antでもバンバン受信できる。

 聖子ちゃんの『ピンクのモーツァルト』『時間の国のアリス』を六畳一間のアパートで聞いた。時々飛行機の号音が聞こえてくる北伊丹地区での話だ。CBもちかくの山から移動していた子達と交信した。ICB680が部屋にあった。乱雑な部屋だったが現在の受信室のほうがよっぽど整理整頓されている。


        平成23年11月11日   匿名希望



*このたびは当連載:第72回のご寄稿をいただき、誠にありがとうございました。なお、このコーナーの連載寄稿掲載はご出筆者様からの原文を掲載しています。〔ぱれっとストア 一同〕




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【連載 71】   「そんなタイソウナ?」
         (AIWAカセットボーイとTechnicsあるいはPanasonicコデッキ)
                



  『月刊Stereo長岡鉄男いいかげんにします』はおもしろかった。読者欄に目を通せばいろんなシステムつくりをしてきたが結局はラジカセに落ち着いたという投稿がある。魚釣りでいうたらフナにはじまってフナにおわるということか。Audioに興味をもっていきなりこういう投稿を見てしまい衝撃を受けた。カセットボーイやコデッキにはあこがれた。AIWA AA16Xという小型アンプも僕はもっていた。しかし、しりあいのステレオの音を聞いてむかしの宮沢りえではないが「ぶっ飛び!」で衝撃的だった。

 いまの僕の分析ではロックを大音量で聞くため、それように作ったシステムなので音に対して覚せい剤のような作用があったんだろう。これでは疲れるだろうし、団地では周りからの苦情が多くおかあさんが電話でいつも謝っていたらしい。しりあいは精神を病んだ。もう亡くなったかいまだに入院中かどちらかだ。世の中、タイソウナことをするなという教訓がのこった。一日中ロックを聴いていたしりあいを否定すること攻撃することは簡単だが、いまでいうニートだ。80年代は人付き合いが苦手というBCLも多かった。

 『BCLマニュアル』にしろ『入門BCLブック』にしろ(いま読み返せば)放送を楽しむことをメインに解説している。そこを誤解しないでほしい。受信機がコレクションになったにしても僕の場合はあくまで結果でしかない。はじめからそうしようとしたり人の影響ではない。影響されてた時代はろくなことがなかった。自分の考えがないというかペーパータイガーが多い。BCLは本当はラジオを聞くことだと繰り返し強調する。自分はこの趣味に何を求めているか何がおもしろいのかつねに考えてほしい。基本的に趣味はたのしいもののはずだ。他人がそこに侵入してきたら、こわれてしまうもろさも合わせてもっている。そこを配慮してほしい。


        平成23年11月9日   匿名希望



*このたびは第71回のご寄稿をいただき、誠にありがとうございました。なお、このコーナーの連載寄稿掲載はご出筆者様からの原文を掲載しています。〔ぱれっとストア 一同〕




◆マニアのひろば◆ 中古ラジオ受信機 談義


【連載 70】   「共 鳴 館 の 時 代 」
          (生録アドベンチャーロクハン隔月刊と三菱のラジカセ)
                



 三菱のラジカセ2バンドでもニッポン放送が聞こえた。『大入りダイアルまだ宵の口』のなかにラジオドラマ『愛と誠』(梶原作品の最高の劇画)と『ゼロの世界』とがあっておもしろい。もちろん『欽ドン』もあった。そのころに書店で見つけた『ロクハン』の読者コーナーが充実していた。『共鳴館』に毎回掲載された。ラジオエッセイとして考えたらラジオライターとして僕はすでにデビューしていた。記念の粗品のことはまえにも書いたがポストカードセット(奈奈美ちゃん他)やロクハンキッドのステッカー(これはワールドボーイ2000GXに貼った)をくれた。もうこんな風に読者に自由に書かせてくれた雑誌は二度と現れないだろう。これはBCLの歴史からも削除されているような気がする。そう思うのは僕だけか?

 ソニーの高級機をバックパッキングして富士登山してのぺディションの記事。牛込さんのBCLライブラリーの記事。ふろくにSLナンバープレートポスターをつけたりマーケット的にはどうだったのかわからんがおもしろい雑誌だった。SF界の巨人故柴野拓美さんのエッセイで僕は興味を持ったのでSFを読もうと思った。見つけた雑誌もいまでは伝説的な『奇想天外』だ。新井素子が奇想天外新人賞を受賞後、この雑誌は勢いを失った。徳間書店『SFアドベンチャー』はアクション的な印象が濃い。角川書店『野生時代』は一挙掲載が売りだ。光文社『SF宝石』はパッとせんかったなあ。高校卒業がちかづくにつれて文藝春秋の『文学界』や中央公論の『海』が好きになった。『海』はよかったなあ。名古屋の書店で一冊購入した。(それまでは立ち読み)筒井康隆の記念すべき実験作『虚人たち』も連載されていたし武田百合子のエッセイもお気に入りだ。また外国文学の紹介にも力を入れていた。福井で立ち読みしたら村上春樹がピンボールについてのエッセイを書いてた。その文章は一級品だと思う。


        平成23年10月31日   匿名希望 



*この度は第70回のご寄稿をいただき、誠にありがとうございました。なお、このコーナーの連載寄稿掲載はご出筆者様からの原文を掲載しています。〔ぱれっとストア 一同〕




◆マニアのひろば◆ 中古ラジオ受信機 談義


【連載 69】  「クソラジオ利用法」(ソニーTFM110F)
                



 幻のラジオなのか?持ち主がいうように単なるクソラジオなのか?いまでは立派にヴィンテージしている。ソニーTFM110F。これは実際にはPOP-EYEのコラムでも紹介されたお弁当箱スタイルのトランジスタラジオだ。これにニクロム線アンテナ8mを接続して千夏ちゃんはHCJBアンデスの声を聞いていた!!ルーティンを嫌った千夏ちゃんは東芝トライX2000を購入したが高校生になって少年野球の指導員になったがためにBCLから遠のいた。

 大学もヨット部やワンゲル部とかいうてたがESSにおちついた。だが、BCLの話題は高校生時代からすでに聞けなくなっていた。僕がRF2200を工高合格祝いに買ったといっても無感動。ちなみに三無主義・四無主義といわれたのが僕らの世代だ。別名:新人類。無感動なので僕も千夏ちゃんにBCLのことを話すのは中学生までだ。自分のほうからBCLのことをおしえてくれといってきたのに・・・?それまでの僕はみんなからいじめられるただの男の子だった。BCLが僕の心の支えにもなっていた。BCL友達も高校生になったとたん消えていった。あのTFM110FやトライXはどうなったんだろう?こういう悲しい思い出が僕にはあるが不要になったラジオやさんざんいじくりまわしたラジオが生活苦のためにオークションに出るのだろうか?クソラジオといいながらお父さんのTFM110FでBCLする千夏ちゃんは野球部のヒーローだ。一番野球がうまい。僕はスポーツができない。友情を感じたのはウソだったんか!!いま僕は体のメンテも兼ねてスポーツジムで汗をかいている。テニスも習いにいき遊べる程度までになった。個人情報をいうが僕のウエストは73-75cmだ。体重も60kg程度だ。基礎代謝量は1394kcalだ。BMIは19.8だ。まえにもいったろう。フェニックスのごとく蘇った人間だとね。僕は50歳も近いんだよ。


        平成23年10月30日   匿名希望



*今回も第69回も寄稿をいただき、誠にありがとうございました。なお、このコーナーの連載寄稿掲載はご出筆者様からの原文を掲載しています。〔ぱれっとストア 一同〕




◆マニアのひろば◆ 中古ラジオ受信機 談義


【連載 68】   「オーディオフェアでの失敗とバイノーラル録音にびっくり」
         (AIWAのラジカセ)
                



 AIWAのラジカセはオーディオフェアで購入。当時新製品のためカタログにも載っていないと営業マンがいう。価格(39800円)FM-WIDEなのでChinaのVHFを初受信できた。八神純子ばかり聞いていたが当時Walk=Manが登場して驚愕した。YMOもアルバムレコードほしかった。中学生のときに親父に連れられていったのがお初。ラジオの製作も買ってもらったがブースで購入の予定を聞いていた。手を上げようと思ったがはずかしくてできない。手を上げて購入予定をいうた人にバイノーラル録音集(アルバムレコード)がプレゼントされたので地団太を踏んだ。「ウソでもいうとけばよかったな」親父がいった。成人してバイノーラル録音アルバムを聞いたときの驚愕は忘れらない。すぐそばで起こっている状態で聞こえるのだ!!『ロクハン』によればヘッドフォンに小さなマイクをとりつけて録音すれば同じようなことができると掲載されていた。同様にステレオマイクロフォンをヘッドフォンのバンド部分にソニーのマイク取り付けホルダーを固定すればおもしろいと掲載されてもいた。これだと両手が使える。京都の市電がなくなるので工高の生録同好会が録音活動を市電に乗りながら行った。いいわすれたが中学生のオーディオフェアで親父に買ってもらったラ製にはパプアニューギニアPNG-DXの記事が載っていた。少しばかりPNG(NBCという放送)のおこぼれ受信も僕のジーガムで可能だったしインドネシアRRI-Sorongとかも聞いた。これが60mbへの誘いとなった。『短波』に脇坂聡さんがインドネシアのことを寄稿された。9R-59DSをストーブがわりに聞いているエピソードが印象的だ。この記事などで同型機がほしくなったのだ。


        平成23年10月29日   匿名希望 



*週末には第68回のご寄稿をいただき、誠にありがとうございました。なお、このコーナーの連載寄稿掲載はご出筆者様からの原文を掲載しています。〔ぱれっとストア 一同〕




◆マニアのひろば◆ 中古ラジオ受信機 談義


【連載 67】   「BCLの楽しみのメインは放送を楽しむことだ」
          (RF2200とジーガム404)
                



 病室でRF2200でBBCを聞こうとすれば聞こえない。新聞を見ればイギリスと某国が紛争中。ジャミングかな?妨害されていたのだ。BBCには思い出がある。最初に聞いた日本語放送だ。チャーチルのVサインのカードをもらった。木曜日の「BBC科学クラブで会いましょう」が偶然にも僕の誕生日で立派なプレゼントとして質問が採用された。「太陽黒点と短波放送の関係」を質問していた。これこそBCLの醍醐味だ。BBCクリスマス好例番組「サプライズショー」をジーガムでノイズの中から聞いていた。エリザベス女王のメッセージも最高だ。公平なニュースで定評があった。「今日のイギリスの新聞から」「ニューアイデア」「英語でどうぞ」子供ながらに理解しようと頑張った。

 もし入院中に親父にRF2200を受信室からもってきてといわなければBBCが聞こえる時と聞こえない時とがあって(それも経験していなかったら)僕はBCLという趣味を捨てていたかもしれない。20年たとうが30年たとうが復活もしなかっただろう。それほどきつい障害が残ったから。例を言えば、歩けないこともあったのだ。⇒だからフェニックスのごとく復活した人間なのだ。ラジオはいつも僕の友達になった。ラジオを楽しむこと、放送を楽しむこと、それがBCLだ。国内中波やCFMがやっとというBCLも僕は応援する!DXをしようが基本は同じだと思う。山田耕嗣先生の本をもう一度読んで再認識した。


        平成23年10月吉日   匿名希望 



*第67回のご寄稿をいただき、誠にありがとうございました。当号は既にご寄稿を戴いておりましたが弊店サイト担当のミスにより、抜けていたことをお詫び申し上げます。なお、このコーナーの連載寄稿掲載はご出筆者様からの原文を掲載しています。〔ぱれっとストア サイト担当〕




◆マニアのひろば◆ 中古ラジオ受信機 談義


【連載 66】   「トランジスタラジオでのDX受信」
          (ワールドボーイやTFM2000F)
                



 ’75年暮れちかくに1冊の雑誌が創刊された。『短波』日本BCL連盟だ。創刊号を買った。
300円程度の値段だったか。一番興味深い記事がトランジスタラジオでDXが可能かを解説した記事だ。DXというのもよくわからんかったがトランジスタラジオでも十分できると解説されていた。記事を今更解説するならば使われた・研究対象になったトランジスタラジオはおそらく松下ワールドボーイとソニーTFM2000F(またはTR2000)だろう。塚本直幸さんはICF5900やRF2200をひきあいにだしてBCLラジオでも97%だったろうか?DXerは可能と記されていた。その連載こそ『DXerになろう』というものだ。もしかしたら違う題だったかもしれないが30年も前のことだからどうか許してください。

 現在ICFsw77で野外受信すればDXerハンティングが可能なのも説明するまでもない。だが、真空管の高1中2型や9R-59DSがもてはやされた’71年ごろ、TFM2000Fは無敵のラジオだったろう。唯一の多バンドラジオだしな。(もちろんFMなしのTR2000もあるが・・・)

 そして’73年’74年キットでケンクラフトQR-666の登場。BCLという言葉は’70年にはすでに作られていたようだ。SWLといわれたのは昔のことだ。まあ、別に名称なんて現在の僕には、どうでもいいことだ。だが、重要なのは背伸びもせずラジオという箱が好き、という感覚でいいんじゃないだろうか?番組を楽しむことこそBCLの基本である。それは山田耕嗣先生のおっしゃられた言葉でもある。


        平成23年10月25日   匿名希望 



*この度は第66回のご寄稿をいただき、誠にありがとうございました。なお、このコーナーの連載寄稿掲載はご出筆者様からの原文を掲載しています。〔ぱれっとストア 一同〕




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【連載 65】   「欽ドンと中波BCL」(TDKカセットテープD-C60)
                



 TDKのテープD-C60のお世話になったBCLやオーディオファンは多いはず。60分テープではポピュラーなものでプラスチックの合体可能のラックとともに愛用された。ラックは姉からプレゼントされたが1台しか持っていなかった。おこずかいの金欠病である。みんなそうやろ?欽ドン=欽ちゃんのドンといってみよう・やってみようテレビもラジオも欽ドン賞をめざしてみんながハガキを出した。ラジオでは今日の五千円のコーナーが欽ドン賞ともいえる。みんなはテープに録るなどしただろう。

 僕はニッポン放送、朝日放送、ともうひとつの放送局で日に三回くらい聞いていた。これが中波BCLのはじまりだ。当時国内AM局がQSLを発行してることはBCLマニュアルを見るまでしらなかった。(いまではデータが記入された完全ベリが発行されているのはうれしい)欽ドンは本にもなった。欽ドンを買うつもりで本屋にいったら『ロクハン生録アドベンチャー隔月刊』を見つけた。これが出会いでここの読者のページ『共鳴館』の常連になった。僕のラジオエッセイのはじまりだ。先ほどのD-C60テープでBCLライブラリー作りをした。BCLライブラリーの連載記事を担当していたのが後に尊敬する牛込和則さんだった。


        平成23年10月24日   匿名希望



*今回も第65回も寄稿をいただき、誠にありがとうございました。なお、このコーナーの連載寄稿掲載はご出筆者様からの原文を掲載しています。〔ぱれっとストア 一同〕




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【連載 64】   「高級品と身分相応」
          (YAMAHAスピーカーシステム1000M)
                



  30年位前のYAMAHAスピーカーシステム通称1000Mは1本10万円だ。とても買えない。
それに合う組み合わせもいろいろと研究されていた。僕は当時39800円のラジカセで精一杯。わかるだろう。オンキョーアンプ+ソニーカセットデッキ+ソニーターンテーブル+パイオニアSP+ビクターFM,AMチューナーの音質を聞いたら興奮したけどそれは音を大げさに再生しただけだ。

 大げさな表現をするシステムでロックを聴くのには向いていた。オーナーはいまでいうところのニート同然の無職の若者。団地に家族と住んでおり甘えた考え方しかできない。組み合わせの変更を主張するが僕が自分で働いたお金で買えばといえば月々のおこずかいで返していくと豪語したので呆れて声を失った。彼はいまだに入院中である。

 いまのBCLもむかしのBCLも、わが師匠Mさんは当時スーパープロをもっていても、やはり聞いていない、DXというものがわかっていないとおっしゃられた。僕は楽しみは自分で開発するものだと思う。
安かろう高かろうではない。安価な中華ラジオに期待する。学生の間でBCLがそれで流行るなら結構なことだ。自分の愛機としてどれだけかわいがることができるかだ。粗い使い方をした訳ではなくてもラジオは壊れる時には壊れる。ただこれだけは覚えてほしい。機械モンはなぶったらアカンということ。他人に貸したらたいがい壊される。


        平成23年10月21日   匿名希望



*昨日は第64回のご寄稿をいただき、誠にありがとうございました。なお、このコーナーの連載寄稿掲載はご出筆者様からの原文を掲載しています。〔ぱれっとストア 一同〕




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【連載 63】     「自作アンテナの紹介」(LOOP-0)
                



 ラファイエットKT320に自作アンテナLOOP-0を接続して31mbを聞いている。ΔLOOP10は設計者のブログやホームページによると製作はかなり難しいと御自身がおっしゃられている。ΔLOOP2なら作れると僕は思った。これは1石のRF-AMPのアンテナだ。

 1石でも発振は恐ろしい。電子実習でブロキング発振も経験済みなのでどれだけ怖いかよくしっている。なのでRF-AMPを抜いたLOOP-0を考案した。これが1992年に牛込和則さんがJSWC会報SW-DXガイドに寄稿されていた短波用ループアンテナの復元にもなった。結果は良好。ラファイエットとも相性がいいのだろう。バンバン受信できる。

 製作は簡単だ。1mの塩ビパイプ3本に銅線を通して1ターンのループを作りこれをエレメントにする。もう1ターンのループでピックアップコイルを作る。ピックアップコイルに受信機を接続。エレメントにポリバリコンをハンダ付けする。電子工学をかじったBCLならこれだけでイメージがわくだろう。山田耕嗣先生は「BCLはハンダ付けもできなければいけません」とおっしゃられていた。僕はその教えを守っただけにすぎない。


        平成23年10月18日   匿名希望



*本日は第63回も寄稿をいただき、誠にありがとうございました。なお、このコーナーの連載寄稿掲載はご出筆者様からの原文を掲載しています。〔ぱれっとストア 一同〕




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【連載 62】   「大リーグボールは成長する魔球だ」
          (にせの高1中2型真空管受信機)
                



 電源トランス、音声トランス、VC、COIL、IFTをシャーシに組んで実際に配線をしない『にせの高1中2型真空管受信機』を中学生で自作した。イミテーションゴールド(山口百恵)はまだ歌われてはいなかったがイミテーションというかレプリカというかそういうものをよく自作していた。ペテン師的自作マニアだった。

 その原点となるのにはエピソードがある。自転車の五段変速器である。「5」と数字が大きくマークしてある。これは見てすぐに五段階変速器である印であると直感した。閃きは小学生の時にはすでにできていた。ところが多くの変速機が上から順に1,2,3,4,5となるので僕もそれと同じと思っていた。

 変速機の上側に「5」とあるから、そこが5になると考えた呆れた少年もいた。つまり上から順に5,4,3,2,1となるとしか考えつかない少年が多かった。これではスカイセンサーやクーガやプロシードがはやったころ使いこなせなかったりBCLを途中でやめるのも無理からぬことだろう。メカに関するセンスがないね。

 いじめにもあったね。QSLほしさに「俺の分もレポート書いてくれ」とよくいわれた。これはBCLを広めた大人の責任だろう。BCL=QSLという図式しかできていない。BCLを途中でやめても無理もない。『ハロージーガム』『サンデージーガム』『BCLジョッキー』『BCLワールドタムタム』おもしろい番組だった。BCLはラジオ聞くことだ。DXerは特に外国のラジオを聞くひとのことをいう。

 BCLについて相談する相手もいなかったから自分で考えて行動していた。自分で『短波放送入門』『BCLマニュアル』や『ラジオの製作』『短波』を読んで自分なりに楽しんでいた。また僕が仲間を指導する立場だった。高校生になったらQSLに興味を失った。レポートも出さなくなった。でもBCLだ。

 いまでも聞くだけリスナーだ。ある復活組さんに「聞いてるだけで続いてるなんてすごい、すごすぎる」といわれた。無理しないことだ。またBCLがラジオを聞くことだと原点にもどってみたりすればわかることだ。つまり番組を楽しんでナンボやということだ。だから今でも現役バリバリでいられる。これがホンマモンということや。


        平成23年10月11日   匿名希望



*本日は第62回も寄稿をいただき、誠にありがとうございました。なお、このコーナーの連載寄稿掲載はご出筆者様からの原文を掲載しています。〔ぱれっとストア 一同〕




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【連載 61】   「サバンナを暁に聞く」(ICFsw77)
                



 今回は結論からいいます。
HP等で検索してRadio-Uganda(4976KHz)の受信音をしらべた。ΔLOOP10はすばらしいと思います。BCL LOOP 6.0にしてもいい感じです。だけれでども、ICFsw77単体で室外で聞けばこれがものすごく感度がいい。ただし、受信音比べをしたときに時間は0400頃だったと思うがsw77にはビートノイズが入っていた。これでは聞いててつらい部分もある。耳フィルターの発達したBCLならいいけど、どうだろう?感度に関しては上記のアンテナと引けをとらなかった。

 アフリカDXの魅力は、まず受信が容易なこと。Afro-popsが聞ける時間のピークはだいたい03時から07時までといわれる。僕は現在20時寝の3時起きの生活。これは健康的なんかなあ?もちろん冬でも大丈夫。8年くらいこのようなリズムになっている。

 ICFsw77+AN-12でもDXは可能だ。最低限このレベルの受信機とアンテナがほしい。中華ラジオではどうなのか?というとむつかしいな。KK-S500で『モビ受信』したこともあるけど。VOAボツワナやサオトメも聞いたけど。小型機ゆえに持ちは運びには重宝した。しかし耐久性に問題があると思う。トータルに考えたらやはりSONYだろう。

 むかしのBCLラジオを購入して使う手もある。僕ならRF2200とRF-B30は使ったことがあるのでお勧めする。これらの機種の再評価を願いたい。アンテナはEMFも使っているがこれがなかなかの優れものだ。ノイズの多い都市部のBCLにはLOOPを勧める。(特にローバンダーにはね)ハイバンド中心のBCLにはT2FDあたりが最高のアンテナになる。アンテナ研究はおもしろいよ。


        平成23年10月6日   匿名希望



*本日は第61回も寄稿をいただき、誠にありがとうございました。なお、このコーナーの連載寄稿掲載はご出筆者様からの原文を掲載しています。〔ぱれっとストア 一同〕




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【連載 60】   「ヌードパネルと少年」(ICF5600)
                



 小学生BCLでした。
と書けばいったいいつごろからラジオを聞き始めたのか=BCLをはじめたのか記憶がない。親父に連れられてニチイの電気製品売り場でサンヨーのラシーバーや東芝のサウンド750も見たこともある。だから一応’73年小5で区切りをつけている。はじめて見たSONYがICF5600。表示部の丸いタイプのラジオ。カッコいいと思った。いまでもこれが一番カッコいいと思う。

 TY君は団地に住んでいた。小4の秋頃に団地に遊びに行くようになっていた。その頃だろう。ヌードパネルのある部屋とそこに置かれたICF5600を見てため息をもらした。ヌードパネルのことは超有名なエピソードだ。お父さんが飾っていたとしても、若い感覚なんだなあ。

 MN君も小5で団地に引っ越した。「お兄ちゃんのお部屋が・・・」というからおかしいと思ったらヌード写真のピンナップが貼ってあった。どうってことないな。TY君にしろMN君にしろ、ヌードが部屋に飾られていてもちっともおかしくない。ところがMN君のおにいさんはどんなラジオを持っていたんだろう?当時あのねのねの赤とんぼの歌や魚屋のおっさんの歌がはやっていたからあのねのねの好きなMN君はラジオをよく聞いていたと思う。

 鉄2号の高校時代は受信室に、二代目コメットさん大場久美子のポスターを貼った。それなりにお年頃だったわけだ。現在の受信室にはラジオの上側にはテニスのシャラポワ選手のポスターがある。クローゼットにはAKB48のポスターが貼ってある。鉄2号はまだまだ若い。


        平成23年10月4日   匿名希望 



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【連載 59】   「誰もしらない」(KT-320&KK-S500)
                



 直感メカとかいわれたが差別語だろうか?
RF2200の周波数直線バリコンのことを通称直ダイメカとよんだ。BCLワールドタムタムでクイズにもなった。ボイスオブジャパンを泣いてまで買ってもらった少年がICF2001を売ってICF5800を買い、わざわざ直感メカにひたる。これっておかしな現象だと思う。もしかしたら一発選局がBCLブームを終了させたのか?そういう結論しか出てこない。

 どれだけ「受信できひん」と泣いてジーガムを叩いたか?大勢の同級生がICF5900をもってることも、どれだけ悔しい思いにさせられたか?誰もしらない。

 9R-59DSにはミズホDX007が外付けされていた。アフリカを聞くのにどれだけ強みだったか?RF-B30の周波数表示にどれだけ感動したか?BCLをやめた同級生は誰もしらない。
LAFAYETTE KT-320は9R-59のOEMモデルだ。ガラスの周波数表示はかなり正確なほうだ。
9R-59DSのほうが周波数表示はいいかげんだろう。さーて僕は周波数直読法をすでに会得している。
これはBCL復活組どころの騒ぎでもない。この方法をしらない&動作原理もしらないBCLが大勢いる。
これは事実だからしゃーない。

 中華ラジオKK-S500をちかづけてKT-320の局発信号を受信するのだ。電卓で450KHzをプラスマイナスするだけでいい。鉄2号は元技術屋さんだ。これくらい分けない。そういうセンスが身についている。おかげでKK-S500はラジオとしてよりも測定器としての役割を担うことになった。

 これだけ技術をもってるBCLならばどこの放送、どこのmbを聞いてもおもしろいと感じるはずだ。BCLのたのしみを自分で開発できるだけの能力が十分にある。


        平成23年9月30日   匿名希望 



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【連載 58】   「色あせた?その理由は?」(IC-720A)
                



 ’81年春。社会人になった。アイコムのゼネカバのリグは100KHz-30MHz対応だ。またいいモノを作ってたんだ。巷には最高峰ともいわれたNRD515やボイスオブジャパンに人気が集中した。高島屋にあるナショナルショールームにRF-B30の定格を問い合わせた。当時の『短波』を見るとBCLブーム時代よりもパワーダウンしている。高校時代に、中学生でR300を所持していた少年と再会したがBCLの話をすれば「もう色あせた」の一言だった。

 河島英五の天秤ばかり、中島みゆきの世情を少年の部屋で聞いた。フォークの時代も終わろうとしていた。シンガーソングライターの時代になる。BCLも色あせたモンだったんだろう。机上にICF5900が置いてあったが電源も入れない。少年は川崎Z400FXからいつのまにか中古車に乗るようになった。皆さんはお仕事だ。しかし高校時代の僕には病魔がとり憑いていた。

 たまにRF2200でBCLすれば面白い。NHK-FMの昼の歌謡曲のファンになっていた。FM大阪の歌謡ベストテンやPOPSベストテンも好きだ。仕事をしながらよく聞いていた。

 クラリオンガールが気になった。つまりお年頃だったんだろう。当時ハムをやりながらBCLをしてた人がいちばん楽しいだろう。ラジオライフは当時から過激で面白い。警察無線(丸善のラジオで中学生から聞いていた)や消防無線(PちゃんQちゃん)もだけど航空無線のカンパニーラジオの存在もしった。FRG7700やFRG965等ほしかった。(現在になってカエルちゃんが手に入ったのはうれしいよ)

 BCLが色あせたのは時代の流れだったんだろう。だが、18-20歳は派手なことをしていないBCLだった。手紙を出せばQSLのうらにメッセージを記入してくれた。これはいまでも通常のQSLより好きだ。僕と同意見のBCL君は多いはずだ。以後マイペースに休み休みBCLをしていく。ときどき入退院もくりかえす。
アフリカのビートに酔いしれることもなくBCLが色あせたんだったらホンマモンじゃなかったんだ。いったいなにをどこを聞いていたんだろう?REPを面倒と思ったのか?僕はREPなんて高校から出してません。

 番組を楽しんでナンボの世界ですからね。少年はぬかるみの世界という深夜番組が好きだといっていたが僕とはタイプが違うんだろう。そんなモンだろう。結論は深夜放送のほうが面白いという年代なのだ。25年以上少年から連絡はない。


        平成23年9月29日   匿名希望 



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【連載 57】   「もうそれは終わった。俺も考えるで」(RF2200&RF-B30)
                



 30年前のことなどを語ろう。
4990KHzナイジェリア国内向け放送が朝にRF2200のフィルターをもってしても完璧に受信可能で僕も例に倣って受信して喜んだ。はじめてアフリカを聞いたのは中学生。オランダ放送のマダガスカル中継やRadioRSAを深夜にジーガムで受信した。中東ではBBC-Omanを1412KHzでやはりジーガムで受信した。

 国内AM局のQSL集めに熱中(それが悪いといってる訳ではない!)する同級生BCLとは違っていた。韓国の国内AM局リストを姉のタイプライターで作成したり中学生ながらも中国語を勉強している秀才をマネて中国局も追いかけた。RRIやNBCも容易に聞こえる所は受信していた。

 安価で買える丸善のラジオではオランダ放送のインドネシア語を夕方ハイバンドで受信できた。僕の30年前はこんな感じだ。高校に入ってFMレコパルを読んだりNHKサウンドストリートなども聞くようになっていた。サウンドストリートでは烏丸せつこが好きだった。四季奈津子の映画がTV放映された時は飛び上がるほど喜んだ。でもBCLからはそれほど遠ざかってはいない。アフリカを聞かずにBCLをやめたものが多いのだろうか?いまごろになって「どうしたらアフリカや中南米が聞けますか?」といわれる。30年の時を飛び越え、成人して高級機も購入できるようになったがどこかおかしい。

 ’80年代の僕のBCL:RF-B30によるアフリカ探検はたのしい。途中、6005KHzでリアスベルリンを受信⇒QSLもゲット。これはNEWSになった。Azad Kashimir Radioも聞いたなあ。ガーナを受信したらJSWCのエディターに(いつも叱られてばかりだったが)ほめられた。これもNEWSになった。JSWC50年誌に載ってるんじゃないかな?

 ’90年代から21世紀にかけてIDXCでは活躍した。しかし「もうそれは終わった」ということだ。自宅で聞こえない60mbも近くの公園に行けばICFsw77のLodでバンバン受信できる。外部アンテナに苦労してるBCLには申し訳ないが僕の『モビ受信』はすごすぎる。外部アンテナの概念や常識が覆される。なぜそんなに強力に聞こえるのか?

 だから「俺も考えるで」⇒自宅でMWや31mbが聞けるならそれでいいや。今までと違うやり方をすればいいんや。31mbが強力なLOOP-0やシャンテック電子のキットを組んだMW-LOOP⇒(00)ダブルオーの実験のつもりで深夜受信を楽しんでいる。同じ放送を飽きるまで聞くスタイルはむかしから変わっていない。だから受信局数が増えない。

 「俺も考えるで」と悩んだ結果こうなった。早朝に聞こえるRadio Mayakで現地の人が上手な日本語で沢田研二の『勝手にしやがれ』を歌えばそれを最高と感じた。これこそがBCLの醍醐味だろう。現地の人と同じ時間を共有することがBCLの特権だと思っている。
だから、バカボンのパパじゃないが『これでいいのだ』


        平成23年9月27日   匿名希望 



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【連載 56】   「少年は夢見る」(FR-101DD)
                



 現在中古でFT-101が感単に手にはいる。値段もそう高くない。これは一台のトランシーバー(送受兼用)だがセパレートにしたものもある。FR-101シリーズである。アナログタイプで放送バンドもアクセサリークリスタルで受信できるようにしたのがFR-101Dだったのか?

 BCLマニュアルで調べたらアナログタイプの基本モデルがFR-101Sだ。全放送バンドが受信可能がFR-101Dだ。基本モデル(オリジナル型)を購入して自分の聞きたいバンドのクリスタルを入れる手もあると山田先生は言ってる。(そうすれば自分だけのFR-101にもなる)デジタル表示にしたものがFR-101DDとなる。

 コリンズ式受信機だが局発の都合で49mbが受信できない。B連の機関紙がまだ「会報」だったころクリスタルの入っていない部分にアンテナ信号を入れるような受信方法で弱いながらも49mbを受信することができたことが掲載されていた。

 アマチュアバンド1.9MHZを改造してMWの一部を受信できるように改造してMW-DXをしているBCLもいた。『短波』に中波コンバーターの記事も掲載されていた。NRD515がでるまでは最高のポジションの受信機だった。だから少年はリスナー1とミズホのカップラかプリセレとこのFR-101DDにあこがれた。すべては幻の日本語放送RAEを聞くために!!

 ’80年代すでにRAEは珍局ではなくなった。朝の放送を受信して何枚もQSLを鉄2号はもらった。その時の受信機がRF-B30、現代の9R-59DSとも言われている受信機だ。立派な受信機だと思うがメーカーは遠慮して取説には『通信型レシーバー』と称している。(遠慮するなよ)

 ネットオークションやネット通販でむかしの受信機が簡単に手に入るようになった。むかしの売買コーナーは事故が多かった。BCL復活組さんの記憶が30年前で止まってるんだとしたら成人して社会人になって当時買えなかった受信機を購入したいという夢をもったとしてもおかしくない。それは人間として当然のことだ。


        平成23年9月26日   匿名希望 



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【連載 55】   「抱けばアツアツ亜熱帯?赤道小町ドキッ?」(RF2200)
                



 60mbの受信テクニック(田口安博)本格的な受信案内だ。東南アジアの珍局が良く入るというフレーズの短波放送バンドの受信研究だ。アフリカ熱帯局の受信法(1年間受信したデータにもとずく・佐々木敏夫)によれば『BCLをはじめたばかりの人には少々難しいバンド。それだけに面白く珍局などをキャッチできるチャンスも多い』さらに記事はオランダSWクラブインターナショナル会長アンカー・ピーターソンさんの60mb受信テクニックの要約だと述べている。

 ピーターソンさん自身R-4B+29mL4mHのウインドムアンテナを使用されている。一般的に熱帯局の信号は暗くなると着実に強くなる。ただし電波のピークは聞こえはじめて2時間くらいにやってきて日の出に終わる。電波の吸収は夏より冬のほうが強い。アフリカの雷が12月と2月に空電レベルを増加させる。また商用局による妨害は夏には商用局が高い周波数に変える傾向がある。以上『電波技術’71年5月号』に二つの記事が掲載されていた。

 (廃刊の雑誌だが出典は明らかにしておく。トラブルを避けるためである。詳しく知りたい人は古本を買って自分で確かめてください。丹念に探せばまだ見つかると思います。どうかご自分で確認をお願いします)早朝のけんかで拳骨が飛んでくるのもBCLは覚悟せねばならん。’94年以降60mbのアフリカの受信状況に変化がある。聞こえにくくなった。現在、モビ受信しても60mbのアフリカが受信できるが面白さがない。なぜだろう?

 IDXCのためにREPするのでRRI各局を丹念に受信したがリアクティブになったりのくりかえしだった。確かにインドネシアンPOPSは面白い。しかし、もう一度やろかという気にはならん。一番のネックが親を亡くしたショックで宵の口でさえ起きてるのが苦痛になった。夕方には必ず腹痛が起きる。(障害のひとつ)早く寝たモン勝ちである。よって21時にピークになるような受信活動ができない。(ちなみにVORはネット再放送を聞いている)深夜は03時くらいなら平気だ。モビ受信してもアフリカの感動があまりない。こころに響いてくるものがない。なぜだろう?いい受信機がほしい欲求さえなくなった。

 最近はロシア語や朝鮮語を聞いたら気が休まる。英語でもかまわん。昼間はネットラジオを楽しんでいる。『いい音楽聴きたいね』これが口癖になった。山下久美子の『赤道小町ドキッ』がはやった頃が最初の入院で病室でRF2200を使っていた。もう三十年だ。健康のためにラジオを聞く。その為の早起きと誰もが思うようだ。みんな鉄2号に欺かれている。理由は早く寝たいだけなのに。ただ宵の口が怖いだけなのに。お腹が痛いのがカナンなだけなのに。深夜の31mbやMWはとても面白い。自作のアンテナLOOP-0やダブルオーのいい実験にもなる。やはりBCLの楽しみは自分で開発するものなのだ。


        平成23年9月20日   匿名希望



*今回も連載:第55回も寄稿をいただき、誠にありがとうございました。昨日は台風の影響で通勤電車が運休したため、出勤出来ませんでした。掲載が遅れたことをお詫びします。9月22日・PM〔ぱれっとストア サーバー担当〕




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【連載 54】   「深夜受信こそ親子げんかの原因?」(RF-B30)
                



 眠れない、あるいは早起きしすぎる、これがBCLと関係しだすともうBCLこそ「病気あつかい」されても文句はいえない。RF-B30にはたんすの上に置いた横着設定のAN-1が接続されている。これで受信できるから不思議だ。LWもロシア局がひとつだけ受信できた。もう一台の受信機がICFsw7600だし、さらにはRF2200やジーガムだってある。もう少ししたらJSWCの先輩から9R-59DSが届いた。RF-B30中心に受信室が構成されていた。夜中(あるいは早朝)にアフリカを聞いた。アフリカのドラムのビートに酔いしれた。と同時に拳骨が飛んできた。これで親子げんかになった。宵の口のインドネシアでも聞いてお茶を濁そうかな?とも考えた頃、神戸の先輩にカラコルボゴタの情報をいただいた。中南米にもチャレンジだ。RF-B30でもICFsw7600でも、中南米、たとえばコスタリカが良好に受信できた。南米DXクラブRNMのLA-DXingを先輩の好意で送ってもらえるようになった頃、(DXerのためのスペイン語入門も退院したらアパートのポストの入っていたっけ)9R-59DSでも中南米を確認している。確か31mbだったなあ。JM君ともしりあい(年賀状の付き合いはいまだに続いている)OZDXやIDXCにも入会した。さらにKDXCにも入会したがNT君は僕のことをしっていた。これには驚いた。木賃アパートなので電波の入感状況はすごくいい。いつのまにかアパートに暮らしていたようなことをいっているがこのときに死にかけるほどの大病を患い重い障害を持った。まあ、そんなことは済んでしもたことや。

 ジーガムは謎の故障。「おっちゃん、これくれよ」と甥っ子が持っていったらもう鳴らなかった。9R-59DSも真空管の電気が光ってるのに鳴らない。もうパニックや。RF-B30はアパートに越す時にBFOつまみが割れた。ICFsw7600ともどもしらぬまにどこかにいってしまった。紛失破損?ICFsw40もつかったがこれもどこかにいった。テクサンも共同購入したがPL757は電池BOXが破損。もう一台のテクサンのアナログ機は人にあげた。あとはどんなRXを持っていたんだろう?SW-4A、NRD345,AR7030+とかあったなあ。RF2200は原形をとどめぬくらいの故障をした。

 いまでいうところの持ち去り屋に持っていかれた。B30もSW7600も同じ運命かもね。ICFsw77はいいね。あ、そや、そや、RF-B45もあったね。JG3JXZ君のコレクションになってるはずや。


        平成23年9月19日   匿名希望 



*ご寄稿をいただき、誠にありがとうございました。〔ぱれっとストア ショップ・スタッフ一同〕




◆マニアのひろば◆ 中古ラジオ受信機 談義


【連載 53】   「もう三十年?十五年?」(NRD515)
                



 裏の高層住宅の電波障害には参った。近隣にはたくさんの団地のある土地柄だけにBCLにはどうなんだろう?まだうちのほうがマシなのだろうか?『BCLの考え方』を変えることからはじめた。こだわり続けた60mbが受信できないのには参った。ALA1530を使っても無理と思う。東京型ノイズとは違って電波が遮断されているようなのだ。ビル陰のない公園に移動したらICFsw77のLodでもバンバン60mbが受信できる。不思議といえば不思議だ。幸いMWと31mbは殺されていない。

 MWで近隣諸国だろうが外国からの電波が聞こえれば飛び上がるほどうれしい。LOOPを調整したりMW専用機(ICF-A100Vのようにエリアカードの交換で)DXが可能ならこれはまさに、ウハウハモードに突入する。国内AM局を追いかけるのも、これも楽しい。31mbは窓口が広いものの、はまりだしたら奥が深い。いろんな地域の放送が楽しめるまさに短波の銀座通りだ。

 R-1000、FRG-7700、IC-R70(IC-R71)、NRD-515発売から三十年になる。どこが違うのか説明できる人はいないだろう。価格的にはJRCが一番高い。民生用機を作っていなかったからだろうと僕は思う。どれをつかってもどんぐりの背比べだろう。追加装置の豊富さではJRCと八重洲だね。

 NRD515は1985年にB連の会員特価販売(15万円)の案内をもらった。これで買った人も多いだろう。ただ分割払いはできなかったね。JRCでは515と345を僕は評価する。345も515のような業務機スタイルのデザインだったら絶対にカッコいい。これは残念。だって写真写りがホンマええことないんや。

 受信室の写真を撮るのに苦労したよ。キャノンNEW-EOS-KISSもいいカメラだったね。これをデジタル化したら猛烈に売れた。使いやすい機械をお客さんはよくしってるということかな。入門機だが馬鹿にできない見本だね。同じような理屈で345を評価する。AR7030PULUSも買ったが好きじゃない。

 音がかたく345のほうがソフトだ。ラジオのような音が345やSW-4Aから出たが7030は違った。表示部分も小さくリモコンもわずらわしい。もう三十年や十五年になるね。ずいぶん昔になった。「本気でBCL受信機を作ってはくれないんですね。受信活動を軽く見たはるんですね」と皮肉ってみたくなる。R-30AやDX-R8やIC-R75もあるから、まだまだ大丈夫だが、『BCLライフ2011』とか発売されるのはいいことだ。リスナーの層もいろいろなタイプがあってよろしい。思い思いの楽しみ方があってよろしい。それが本来の趣味の姿であり趣味のいいところなのだよ。


        平成23年9月18日   匿名希望 



*今回も連載:第53回も寄稿をいただき、誠にありがとうございました。〔ぱれっとストア ショップ・スタッフ一同〕




◆マニアのひろば◆ 中古ラジオ受信機 談義


【連載 52】   「まさに脅威??」(SW-4A+AL-4)
                



 2000年に7万円で購入したのがSW-4A+AL-4のセットだ。AL-4はシールドループアンテナだと気づかずにいた。貧弱なワイヤーを長方形に組んだが説明文も英文のため苦労した。SW-4Aに合体させた。サア、受信だ。ところが聞こえない。30分考えた結果プリセレをいじってメインダイアルをまわしたら聞こえてきた。その段階で僕はすでにメインダイアルの副尺で1KHZ直読することに気がついた。16mbの感度がすごくよかったのを記憶している。朝のVOAはそれで楽しんだ。安定度は本当に真空管か?と思う程よかった。

 なぜこの貧弱なアンテナで聞こえるのかずっと謎だった。インターネットをはじめた時に検索しまくった結果AL-4がシールドループアンテナでありプリアンプが内蔵されていることに気づいた。その時にはもう遅くヒューズホルダーの故障他でジャンクとなって廃棄した後である。後悔しまくった。(両親を亡くした直後でもあり精神的に立ち直らん位のショックを受けた後だ)それ自体も脅威である。いったいそもそもドレークとはなんなんだ?

 SPR-4の資料も手に入れた。単なる半導体化ではない。大幅な改良であるがSPR-4+AL-4のスタイルは変わってはいない。キャリブレーターやRTTYユニットがオプションとなりSSB対応になっていた。ドレークの路線はSSB化した。ならばSSR-1も右に習えだろう。SSB機なのだ。R7もそうかもしれない。RR-1については僕はしらない。しってる人に聞いてくれたまえ。R8シリーズはなぜ出てきたんだろう?SW-8という普及機もなぜでてきたのか?
僕にはワカラン。ドレークは健在ですよという意地だったのか?かなりちゃちなドレークも当時売られていた。

 SW-4AはAM専用機だった。いかにも真空管式のBCLラジオという感じだ。だからこそいまでも好きなんだ。高級機というイメージは1ドル300円なら勝手にみんなが高級機といいだしても不思議じゃない。それも脅威だね。けど僕の使っていた時代では、僕の使い勝手ではBCLラジオとかわらん。これも脅威といえば脅威だろう。みんなのイメージとは違うんだからね。ドレークを使ったことは僕にはプライドになっている。それは当然のことだろう。


        平成23年9月17日   匿名希望 



*今回も寄稿をいただき、誠にありがとうございました。〔ぱれっとストア ショップ・スタッフ一同〕




◆マニアのひろば◆ 中古ラジオ受信機 談義


【連載 51】   「続わがMW-DX作戦」(FRG7700+LOOP-00)
                



 神戸のシャンテック電子のMW-LOOPキットは使えるアンテナだ。安価で通販してくれる。ポリバリコンやFETなどの電子部品も購入できる。自分の使いやすいようにコントローラ部は改造した。またピックアップコイルも手を加えた。FRG7700で調子よく動作してくれる。国内AM局の受信調査も長期に渡ってコツコツと調べようかな。ところが空きチャンネルで近隣諸国だが外国の放送が聞こえる。これには飛び上がるほどうれしい。

 当たり前と言えば当たり前だが0400-0530Radio-Mayakが良好なのでよく聞いている。いつも聞こえる放送局を敬遠すると言うかあえて聞かない人種もいる。どっか違うなあ。いつも聞こえるからこそ聞くべきなんだよ。聞いているうちに気が付くことが多い。いつも同じ番組ばかり放送してません。バリエーションがあります。

 詳しいことをいうても反発するような人には釈迦に説法か?いうても、しゃあないよ。違うんだから。QSL目当てにしてる人も21世紀にもいたはる。プレゼントもらって、ウハウハモードの人もね。悪いといってるのではありません。BCLは放送を熱心に聞いてナンボというてるんや。昔からの「音キチ派」の人は放送を楽しんでるよ。
放送を言語や文化について熱心に聞いてるBCLがいる?いない?と僕は考えてるんや。

 知的好奇心を満足させることだろうね。そのためには工夫がいる。さもなければ36年以上もBCLしてませんよ。自分の楽しみを自分で開発する。これが大事。LOOP-00(ダブルオー)とネーミングしたがシャンテック電子のキットを組んだものだ。このように自作したアイテムの受信状況を確かめるのも僕の受信活動の楽しみになっている。


        平成23年9月16日   匿名希望 



*本日は連載:第51回も寄稿をいただき、誠にありがとうございました。〔ぱれっとストア ショップ・スタッフ一同〕




◆マニアのひろば◆ 中古ラジオ受信機 談義


 平成23年1月23日に始まったこの連載寄稿:『中古ラジオ談義』は今回、第50回を迎えました。この第50号を区切りに第二段を新設しました。なお、旧No.1からNo.49については第一段にございます。
 それでは、今回も『マニアのひろば◆中古ラジオ受信機 談義』を引き続きお楽しみください。


【連載 50】   「共同幻想論→どこからどこまでが?」(SSR-1)
                



 BCLマニュアルが発行された。スカイセンサー5900とドレークSSR-1が発売された。僕が世界の放送局ガイドを親に買ってもらったときにはまだQR666が最高と思い込んでいた。実際にはFR101DDも存在していた。だが、それ以上の脅威の受信機が日本ですでに存在していたがそのことをしっているBCLはいまでも数少ない。
スターSR600がニッポンのコリンズともいうべき受信機だと僕も最近しった。まったく無知だった。

 最高の受信機はベトナム戦争でも活躍したコリンズR390A/URRだと信じていたがドレークR8Bどころかもっととんでもないツワモノ受信機RACAL RA6790/GMそのものだ。あるいは日本無線の各種業務用受信機なのか?
答えられる人がいるなら答えてくれ。とにかく中学生の僕にはSSR-1こそ最高だった。

 ここで重要なのはまるで集団催眠のような現象があるということなのだ。皆がRF2200やICF5900といえば、それが最高になる。現在も9R59DSにこだわるがある。だがどうやってFqを読む?牛込和則さん考案の局発信号をデジタル表示のラジオで受信して直読する方法をしっている者はBCL復活組にはいないはずだ。カウンターキットが安価になり製作も容易になったからといってもわざわざ自作するのか?疑問だ。

 アナログダイアルを楽しむのか?僕がTFM2000Fでも受信が困難じゃないのは沢山の受信機を使ってきた経験やもともとジーガムで頑張っていたことが、それを支えているのだ。「ローマは一日にならず」:JSWCにしろ20年くらい在籍して指導も受けていたからな。我流でやってきたといっても僕には多くの師匠がいる。それを理解して欲しい。違うんだよ。

 SSR-1はSSB対応の受信機だ。AMの帯域は大幅なくらいだ。日本製といっても設計はどこなんだ?答えてくれ。出来損ない受信機と言う前に考えて欲しい。20個以上のアクセサリークリスタルが必要なSPR-4の欠点を十分おぎなってるはずだ。それになぜ気づかない?SPR-4にしろSW-4AにしろAL-4というシールドループアンテナの存在があってはじめて実力を発揮することをしっているBCLは数少ないはずだ。もう少し勉強せねばね。AR7030+にしてもLOWEとの関係があることをしらない人もいる。

 そしてBCLの楽しみは自分で開発するものなんだよ。人の真似はダメ。
僕は完全な自作をしたことは無いが(それでも電子実習で6石ラジオを基盤から回路設計。実装。トラッキングまで経験済み)中学時代には真空管受信機を自作しようと努力はしたし、設計製作の教科書の類は読書した。受信機の仕組みについてどころかパソコンの仕組みまでしっている。その男がSSR-1は出来損ない受信機じゃないと言うんだ。問題があるとしたらワードレーループ方式がまだ稚拙だったんだろう。PLLシンセサイザー方式も難しい。ICF6800やICF6700より後発のRF-B30がいいのは技術の進歩の過程そのものなのだ。


        平成23年9月14日   匿名希望



*本年1月23日に始まった連載:『中古ラジオ談義』は第50回を迎えました。ご寄稿を戴いていることに心からお礼申し上げます。〔ぱれっとストア ショップ・スタッフ一同〕