こちらの商品は、1970年代に発売された株式会社タカトクトイス製のダイキャスト合金シリーズの『三菱零式艦上戦斗機52型』、縮尺:1/60スケールです。
(株)タカトクトイスは1917年創業の玩具メーカーで、母体は1917年創業の高徳商店、本社は東京都台東区蔵前。創業者の高木得治郎の名前からとったものですが、ダイキキャスト合金製玩具においては一番の技術があったが、1984年5月に『イタダキマン』や『銀河疾風サスライガー』の玩具販売が悉く不振に終わったことであったことが引き金となって倒産しました。しかしながら、高徳の製品は、日本初のテレビキャラクターとされている『赤胴鈴之助』フィギュアをおもちゃ化して、その後も『鉄腕アトム』『鉄人28号』『ウルトラマン』『サンダーバード』などヒット・キャラクターの著作権を取得して商品化を次々に手掛け、今日も多くのヴィンテージおもちゃのマニアに愛されています。
高徳が1970年代に発売した合金玩具シリーズの1つで、当時ダイキャスト合金玩具で高徳が誇る日本一番の金型・合金製造技術で製造されています。第二次大戦中に活躍した日・独・米の戦闘機・全4種を発売。日本機は零戦22型(シルバー色)および52型(ダークグリーン色)。アメリカ機はムスタングP-51型。ドイツ機はメッサ―シュミットME109E型です。ノンキャラクター故か馴染みのZキャラクターブランドでないのが興味深いところです。
この製品には当時話題を呼んだ超小型のベビーモーターが内蔵されており、単5乾電池1本で実際にプロペラが回転する。ただ、発売から半世紀近くが経過していることもあり、接触不良や電機パーツ劣化等が原因により、残念ながら新しい乾電池を差し込んでも稼働しない製品がほとんどです。
▼底部の中央付近は、ドライバー1本で分解できます。
▼日本の子供は航空マニアでもない限り、古い日本の戦闘機はすべてが「零戦」に見えるんじゃないかと思われますが、それに甘えることなく、真剣に「零戦」している高徳の取組みが判る上部および底部。ほぼ全体に渡ってダイキャスト合金が使用されているので見た目以上の重量感があります。
▼主翼内の主脚を引き出す事が可能で黒いタイヤも回ります。増槽タンクは取外しが可能です。
▼キャノピーは前後にスライド可能です。
▼ボディ内に単5電池×1本をセットすれば小型モーター演ずる栄21型発動機が始動可能に!プロペラを指で少し回せばスイッチが入るスイッチレス方式で、止める時も指で止める構造です。
◆ただ、発売から半世紀近くが経過していることもあり、接触不良や電機パーツ劣化等が原因により、残念ながら新しい乾電池を差し込んでも稼働しない製品がほとんどです。
《商品の状態》
・古いおもちゃコレクターが所有していた中古品です。
・塗装表面に擦りキズがあります。
・主翼下のタイヤは回ります。
・電動プロペラは、新しい乾電池を差し込んでも稼働しません。
・元箱、説明書は付きません。
*冒頭に記載のサイズ(g)は、商品出荷時の梱包目安総重量(グラム)です。
Rev.:2017年9月9日 (Saturday)