こちらの商品は、1960年代に発売されたイギリス製ディンキー・トイ製品番号721のユンカース・急降下爆撃機・スツーカ(Stuka)のダイキャスト合金モデルです。サイズは全長:150mm、主翼幅:190mm、重量:250グラムで、少々大きめの金属模型です。
胴体の腹部に鉛の爆弾を装備し、胴体にあるシルバーの金属レバーを引けば、その爆弾が落下するギミック(遊び)が付くことから、発売当時は子供たちによって「空中戦ゴッコ」で遊ばれて紛失した物が多いのですが、この商品には付属の鉛の爆弾が付いています。
イギリスからの入荷品です。
▲この保存状態は良好ですが、箱なしです。
実機は、凄まじいサイレンの音を発しながら、垂直に急降下し目標に爆弾を投下、後は地上軍が進撃を行い、またたくまに敵陣地を突破してしまう。これが、第2次世界大戦初期のドイツ軍得意の電撃作戦でした。このユンカースJu87は、アメリカ海軍航空隊が確立した、急降下爆撃法を取り入れ、本格的な急降下爆撃機として開発され、1935年、Ju87の原型機が完成し、1936年、アラドAr81、ブローム・ウント・フォスHa137、ハインケルHe118の競争相手と共に比較審査を受けました。その結果Ju87とHe118が最終審査に残りましたが、このJu87は垂直に近い降下をし、楽々引き起こしをこなした優れた操縦性能でした。
Ju87の名称のようになってしまったスツーカ(Stuka)はもともとドイツ語の急降下爆撃機(Sturzkampfflugzeug)の略称です。
*冒頭に記載のサイズは、商品出荷時の梱包目安総重量(g)です。
Rev.:2017-10-17 (火曜日)