こちらの商品は、昭和60年(1985年)10月に日本のIEI社によって限定生産・発売された『昭和天皇在位60周年』の記念モデルカーで、天皇陛下の旧御料車 1935年型 メルセデス・ベンツ770の縮尺サイズ1/24スケールのダイキャスト合金製の模型自動車です。クルマのおもちゃと言うよりかは精巧な展示品・オブジェです。このミニカー本体の底板にある生産国表示は"MADE IN JAPAN" 日本製品で、付属品として木製フレームとガラス製の陳列ケースと実車「メルセデス ベンツ ジャパン」社の代表取締役社長による認定書、そして天皇陛下の旧御料車に関する解説書【ミニブック】も揃っている美品です。
▼モデルカーの底板・シャーシも忠実に再現されています。生産国の刻印は"MADE IN JAPAN"（日本製）です。
▼付属陳列ガラスケース付のサイズは全長約33cm、モデルカー本体は約24cm
▼参考画像：実車 MERCEDES-BENZ 770K EMPEROR HIROHITO 1935
1932年（昭和7年）に導入されたこの「1935 Mercedes-Benz 770 Pullman-Limousine (メルセデス・ベンツ・770)」は、昭和天皇即位後、初めて導入された御料車。ドイツとの間の日独防共協定の締結などを受けて、イギリス製のロールス・ロイスが1936年（昭和11年）に御料車から外されたため、その後の第二次世界大戦期を通じて唯一の御料車として使用されました。車体は全長5.6m、車重は通常仕様でも2.7トンに達する巨大な車で、OHV直列8気筒7665ccの大排気量エンジンを搭載。標準モデルの770にスーパーチャージャーを追加した「770K」。当時としては最新鋭の車種であり、ドイツやその友好国、同盟国の国家元首専用車として多用された車種で、この御料車の後席内装には西陣織が使用されていた。
終戦後、「溜色のベンツ」「溜色の車」と呼ばれ、国内各地の巡幸でも使用され、昭和天皇と共に全国を周り、当時の日本国民の目に触れた特別なベンツです。
Rev.:2017-11-21 （火曜日）
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