こちらの商品は、昭和54年に発売された松下電器産業製のR-71型『有田焼ラジオ受信機』です。
これまで星の数ほどラジオを発売してきた大手家電メーカー松下電器産業(現在:パナソニック)ですが、そのラインナップの中には異色の製品が含まれています。それは1979年に『有田焼がラジオになった 音を奏でるインテリア』という宣伝文句で発売されたこの型番R-71『有田焼ラジオ受信機』です。
このラジオは据え置き、壁掛けの両方の使用法が出来ます。その用途は、引き出物、式典の記念品、ゴルフコンペの賞品といったところでしょうか、ちなみにこの商品は住宅展示場で自宅建築の契約記念品だったそうです。この製品にフロント部である陶器のお皿には、バリエーションがあり、このNo.N-1『ボタン(梅と牡丹)』以外にもNo.N-2『サカナ(魚柄)』、No.N-3『フレンド(アニメのイラスト)』ほか『鶴と松』、『コカ・コーラ(Coca-Cola)』、『本田技研工業(ホンダ・シティー)』などが存在します。
▼陶器のラジオといっても、陶器絵柄のお皿の裏面にプラスチック製キャビネットのラジオケースが貼り付いている構造です。
▼上部にボリュームとチューニングダイヤルがついていて、操作性はまずまず。デザイン上、つまみ類を表に出すことはできなかったはずだ。
▼スピーカーから音の出るところだけは穴が開けられていて、「陶器製ラジオでございます」というアピールをしている。
ちなみに内蔵スピーカーは直径:60mmです。
▼音出ししたところ、6石スーパーの基本に忠実な回路ラジオ受信機としての音質、感度が楽しめます。付属の説明書によると、「実用最大出力:100mW」と記載されています。元気よく受信しています。
◆この商品には、1979年発売時の取扱説明書、保証書、全国サービス店一覧、お客様登録ハガキ等の付属品が付いています。
《商品の状態》
・紙箱には少々痛みがありますが、ラジオ本体は生活使用していない保管品・未使用です。
・本体は綺麗な状態です。
・東京都板橋区における受信状況は、NHK第1、NHK第2、AFN (American Forces Network) ラジオ(アメリカ軍放送)、TBSラジオ及び海外の短波放送の受信を確認しました。
・付属品は全て揃っていますが、乾電池は当時のものではなく、最新電池です。
*冒頭に記載のサイズは、商品出荷時の梱包目安総重量(g)です。
Rev.: 2018- 4 -16(月曜日)