こちらの商品は、昭和10年(1935年)にアメリカ・シカゴ市のTOOTSIETOYSから発売された製品番号no.0717 DC-2 TWA Douglas Airliner『トランス・ワールド航空』の合金ミニチュアです。具体的に、航空会社の名称が標記された金属製模型としては世界初の貴重なヴィンテージ飛行機モデルです。
1930年代のTootsietoy 製の飛行機モデルとしてはビッグな主翼全長14cmほどもある大きな製品のためか、主翼に付く双発の大きな鋳造プロペラの欠損した状態が多いよですが、こちらの商品の鋳造プロペラは左右共に健在です。また、黒い合金製のタイヤも全て揃っています。ただ、主翼の片方に一部修復した跡がります。画像でご確認くださいませ。
なお、元のパッケージ箱は付きません。
◆本体の裏側には、"TOOTSIETOY"のブランド刻印と「アメリカ製品」の表記があります。
*冒頭に記載のサイズは、商品出荷時の梱包目安総重量(g)です。
Rev.: 2018- 07-23 (月曜日)
▼参考画像:1937年当時の箱入りセット Early Tootsietoy Aircraft items.
※出典、この米国・TOOTSIETOYについては英語版ウェブサイト『トッツイトイの歴史 創業初期の航空機モデル』
http://www.tootsietoys.info/Tootsietoys-Aircraft.html で情報公開されいます。
このモデルとなっているTWA(Trans World Airlines)は、かつてアメリカ合衆国に存在した大手航空会社。『トランス・ワールド航空』です。当時トランスワールド航空のオファーを受けて、米国ダグラス社が1933年に開発した試作機旅客機の「DC-1」と、翌1934年の「DC-2」は共に低翼単葉の双発機。全金属製モノコック構造を持ち、引き込み脚、可変ピッチプロペラ、高揚力確保のためのフラップを採用するなど近代的旅客機に不可欠とされる構造・装備をほとんど具備しており、進歩的な機体。DC-2の持つ、1930年代前期の双発旅客機としては多人数と言える乗客定員14名で、機内空間を有効活用できる胴体設計も大きな特徴でした。日本でも、中島飛行機製作所が1935年にはこのDC-2型をライセンス生産し、『日本航空輸送』など日本の航空会社で運行され、世界的な優秀機として高い評価を得た。ちなみに、このDC-2の発展型がDC-3です。
▼参考画像:ダグラス DC-2型の実機
米国・Tootsietoy製No.0717 ダグラス DC-2型旅客機 "TWA Airplane(トランス・ワールド航空)" 1935年当時物
※昭和初期の飛行機ミニチュアとしては希少な航空会社の名前入りの製品です。
米国・Tootsietoy製No.0717 ダグラス DC-2型旅客機 "TWA Airplane(トランス・ワールド航空)" 1935年当時物
※左主翼表面にある「TWA 」文字標記については、ラベルやシールではなく、凹凸形のエンボス造形で標記されている当時としては画期的なダイキャスト合金鋳造技術です。
米国・Tootsietoy製No.0717 ダグラス DC-2型旅客機 "TWA Airplane(トランス・ワールド航空)" 1935年当時物
※ダイキャスト合金鋳造技術で、主翼の全長約14cm、ボディ及びプロペラ、タイヤはダイキャスト合金製です。
*冒頭に記載のサイズは、商品出荷時の梱包目安総重量(g)です。
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