こちらの商品は、数ある世界の缶ビールラジオの中でも、意外とデラックス品で良く出来ている日本電気(株)製の「アサヒスーパードライ 1000ml缶ビール型ラジオ」です。チューニングダイヤルを回すとインジケータが内蔵されており、赤色のパイロットランプが点灯します。また、内側を観るとチューニングはバリコン直結ではなく、チューニングダイヤルとポリバイコンは糸掛け式で連動する方式が採用されています。
アサヒビール創業100周年記念・『アサヒスーパードライ大型ビッグ1000ml缶ビール』型 NEC 日本電気製 AM/FM ラジオ 1989年製
◆このラジオ本体の全長は約21cmです。
▼オバーホールクリーニングしたときのラジオ本体の内部です。
《商品詳細》
◎製造: NEC 日本電気株式会社
◎販促: アサヒビール株式会社
◎本体サイズ: 約205mm×約80mm (1000ccビッグサイズ缶)
◎受信バンド: AM・FM
◎受信周波数: AM530〜1605KHz、76〜90MHz
▼チューニングインジケータ:選局インジケータが内蔵されており、チューニングが合うと「
1000ml」の部分の赤色のパイロットランプが点灯します。
▼FM放送受信アンテナ: 頭部にあるハンガー(折り畳み式の丸いリング状の金具)部分がFMアンテナを兼ねています。
▼アクセサリー: 液晶デジタル時計が付いています。時計の電源はラジオ本体から供給されます。
▼電源: 単三乾電池3本を使用します。
◎備考:1989年11月にアサヒビール株式会社(前身は大阪麦酒会社)が設立されて『創業100周年』を迎えたことを祝い、記念品として当時大ヒットしていたアサヒスーパードライの缶ビールをイメージ・デザインとした2バンド(FM/AM)ラジオ受信機です。この『アサヒビール創業100周年』記念ノベルティ・ラジオの製造は同じ住友グループであるNEC(日本電気)が受注しました。
▼参考画像:缶ビールの実物
1987年3月にアサヒビールから発売された『スーパードライ』は、辛口で、さらっとした味覚、すっきりとした後味で飲み飽きのこない独特なビールは、明治以来ずっと苦みの強かった日本のビールを根本から覆すものでした。『スーパードライ』の大ヒットを受けて、市場シェアを落とし経営が傾く一方だったアサヒビールにとっては、会社を蘇えらせた救世主のビールでした。
ちなみに、この大きな1000cc缶のトランジスターラジオを製造したのは同じく住友銀行系列の日本電気です。
《商品の状態》
・セコンドハンド、使用頻度が少ない中古品、長期保存品
・本体の欠けや破損、ベタベタ感はありませんが若干擦り傷があります。本体の内部は電池液漏れななく綺麗な状態です。
・AM/FM受信バンドの切り替えボタン操作は良好です。
・つまみ類の回転は良好です。
・東京都板橋区における通常の3日間(各3〜4時間)の稼働テスト時の受信状況は、中波ではド〜^^♪という雑音が混在してNHK第1、NHK第2、TBSラジオ、文化放送は聴き取れないことが多く、AFN (American Forces Network) ラジオ(アメリカ軍放送)のみ聴き取れました。よってAM放送は実用的ではないです。
一方、FM放送については、問題なくFM東京、NHK-FM、J-WAVEの受信を感度良く確認しました。
・アクセサリーの液晶時計は稼働します。
・乾電池挿入時に、電池ボックス内の(-)電極のバネ(スプリング)が少々曲がっていることから、乾電池の(-)極側との接点がピタッと接触しないことがありますが、挿入した電池を少しクルクル回すと解消します。
・元箱、説明書、乾電池、イヤホンは付きません。
*冒頭に記載のサイズは、商品出荷時の梱包目安総重量(g)です。
Rev.: 2017-1-15 火曜日