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こちらのメガネをかけた男性の人形型７石トランジスタラジオ『"MUSIC MAN"フィギュアTalking Radio』は昭和49年（1974年）主に北米向け輸出の雑貨・ノベルティー商品として台湾で製造されましたが、製造したメーカーは不明です。このトランジスタラジオの特徴は、放送の受信音声に反応して人形の口元が「パク、パク^^♪」と動く、まるで人形が喋っているような面白いトランジスターラジオ受信機です。




このTalking Radioには、いろいろなバリエーションがあり、本体のおもてに貼られた『TALKING RADIO』のラベル印刷の色違いやフィギュア（人形）が動物に変更された製品も登場。さらに昭和55年(1980年)に発売されたModel No."On Air CL-CD259"では本体の背面に外部スピーカーやマイクロフォンの接続ジャック（端子）が付く『放送局』のような楽しい発展型も登場しました。


参考までに、下記に紹介する類似品は、昭和61年(1986年)に日本のサンヨー食品株式会社がインスタントラーメン『サッポロ一番』の懸賞品プレゼントとして初代の『"MUSIC MAN"フィギュアTalking Radio』をベースとした『おしゃべりラジオ』を特注製造し、多くの当選者がいたことから今日でもメルカリなどの販売サイトで見掛けることが出来ます。

初代の"MUSIC MAN"ラベルは"ON AIR"に変更、人形のジャットやメガネ等もカラー変更、本体台座にあったマイクロフォンは変更されて右手に握り締め、人形の胸に貼られた紙製ラベルのネクタイは新たにモルディング整形加工されたプラスチック製の蝶ネクタイに変更、製造工場は台湾から中国へ移行されました。



こちらの販売商品は、希少な初代の『"MUSIC MAN"フィギュアTalking Radio』の稼働品です。






《製品仕様》
・メーカー名： OEM 不明
・名称："MUSIC MAN"フィギュアTalking Radio
・受信バンド：AM放送 540〜1600 kHz
・回路：スーパーヘテロダイン
・トランジスター：　7石
・電源：6Ｖ 単三乾電池4本
・スピーカー：８Ω、永久磁石ダイナミック（PDyn）スピーカー直径Ø6cm
・模型本体外寸サイズ：（約）縦110mm×横125mm×高さ95mm
・生産国：Taiwan (RC) 台湾製
・発売時期：1974年

《商品の状態》
・1974年に発売された中古品です。
・受信周波数を放送局に合わせ、ボリュームツマミの音量を大きくすると人形の口元がパクパクと動きます。
・画像では良く判りませんが、橙色のプラスチック本体に小さな欠けや極く細いひび割れが発生しています。全体的には綺麗な状態で、目立つ汚れやベタベタ感はありませんが擦り傷があります。本体の内部は電池液漏れななく、綺麗な状態です。
・東京都板橋区の事務所における受信状況は、NHK第１、NHK第２、AFN (American Forces Network) ラジオ（アメリカ軍放送）、ＴＢＳラジオの受信を確認しました。
・本体の底部にスピーカーが内蔵されていることから、音質はややこもり気味の低音で感度は良いです。　
・元箱、説明書は付きません。
・使用する乾電池は付きません。

＊冒頭に記載のサイズは、商品出荷時の梱包目安総重量（g）です。

Rev.:2019-08-09 Friday