こちらの商品は、2009年8月〜2019年7月まで営業したヴィンテージ・ミニカーミュジーアムショップ 『 ミニオート倶楽部 』の販売ウエブサイトから移転して来たアンティーク・トーイです。
Rev.:2019-October-21 (Monday.)
このアメリカ車のブリキ玩具は、1959年式 Fairlane 500 Skyliner（フォード フェアレーン500 スカイライナー） の実車をモデルにして当時東京の米澤玩具が製造し、Cragstan（クラグスタン）社が主にアメリカやカナダで販売した古いブリキおもちゃで本体・元箱ともにオリジナルの当時物、全長約２８センチメートルです。
▼参考画像：Ford Fairlane 500 Skyliner・1959年実車
▲この実車であるフォード フェアレーン500 スカイライナーは、一見良くある1950年代末のアメ車ですが、このフェアレーンは
1959年当時としては、画期的な全自動ハードトップコンバーチブル（幌の代わりに電動式で格納する屋根）を搭載したオープンカーでした。
この画期的な実車を同様に、リモコン式ブリキ玩具で再現したのがこの商品です。前後に走行するだけでなく、リモコン操作により、実際に全自動ハードトップコンバーチブルが作動して屋根を後部に収納したり、また屋根を被せる一連のアクションが可能です。
■商品の保存状態
・1960年代初頭に製造された中古品です。
・おもちゃ本体は、全てオリジナルで欠品等はなく、良好です。
・ボディ塗装は、擦れ、傷、鉄錆び、凹みは見当たらない綺麗な状態です。
・クロムメッキの部分は鉄錆びはなく、ピカピカに輝き、綺麗な状態です。
・ボディー裏の底板は、擦れ僅かで綺麗な状態です。
・本体後ろのレバーを引いた状態で右ボタンを押すと車は前進、左ボタンを押すと後退します。
・リモコンの操作ボタンにより、全自動ハードトップコンバーチブルが作動して屋根を後部に収納したり、また屋根を被せる一連のアクションが可能です。
・リモコンにある運転ハンドルで、本来は左右方向変換できるのですが、この商品は左右可動しません。
・本体後ろのレバーを引いた状態で右ボタンを押すと車は前進走行ができ、左ボタンを押すと後退走行します。
・リモコンのケーブルの端の表面に経年劣化が生じていますが、操作には影響はございません。
・元箱付きですが、経年劣化や染み部分があり、箱の一部裏貼り補修の修復箇所あります。
■備考、コメント
・発売から半世紀以上が立っているおもちゃであることから、現在でも実際にハードトップコンバーチブルの屋根の収納を可動操作できる品は極めて少ないようです。
・このブリキのおもちゃの全長は、約２８センチメートルです。
※画像にある乾電池２個は付きません。
▼この箱には、アメリカの発売元『Cragstan Corporation』社の表示あります。
▼この製品は、イスラエルの金属玩具メーカーCragstan（クラグスタン）社が主にアメリカ等の北米向け輸出・販売を目的として、日本の玩具貿易が自由化した1960年に東京都・浅草の米澤玩具へ生産を委託した製品ですが、新規金型でなく、米澤玩具で既に国内向けに製品化、販売していた1957/1958年式フォード フェアレーン500スカイライナーの電動リモコン式のブリキ玩具をベースに1959年式にモデルチェンジした品です。両社は基本的は共通していますが、ボンネットにあるエンブレムの位置やリヤのテル・ランプは左右４灯から丸い左右２灯式に変更が加えられました。
▼参考画像：この製品のベースとなった電動リモコン式1957/1958年式フォード フェアレーン500スカイライナー（全長約28cm）
▼おもちゃ本体には、日本の米澤玩具の商標マークは有りませんが、運転席右側ダッシュボードに『Made in Japan』表示あります。
▼パッケージ箱には、『日本製』並びに、『これはクラグスタン社向け玩具です。』という標記。
■この製品は、新品単一乾電池2個により、以下の操作ができます：
１）クルマ本体後部のレバーを押した状態で、リモコンの片側のボタンを押すことにより、後部トランク内に収納されているハードトップ（ルーフ屋根）が、競り出して来てきて運転席を覆います。
２）そして、リモコンにある反対側のボタンを押すことにより、今度はハードトップ（ルーフ屋根）を再びトランク内に収納します。
３）本体後ろのレバーを引いた状態で右ボタンを押すと車は前進、左ボタンを押すと後退します。
miniaito_club Rev.: 2019-02-13 【水曜日】
palette_store Rev.: 2019-10-22 【火曜日】
▼参考動画：同一製品のおもちゃが動く様子（この販売品ではございません）
