商品詳細

三菱電機 Model No. 9X-900 ポータブル9石3バンド(中波/短波1&2)トランジスタラジオ受信機・1962年発売・日本製 [Item No.PU23J711]

販売価格: 27,000円(税込)

サイズ: 2200g

商品詳細

こちらの商品は、昭和37年(1962年)に発売された三菱電機9X-900型3バンド(中波放送・短波放送1、短波放送2)トランジスタラジオ受信機です。この型番からも判るようにトランジスタ―は9石で、1970年代のBCLラジオブーム以前の海外短波放送受信機として愛用されたリスナーも多いようです。


▼チューニングメーター表示窓が面白い。中波周波数:"kHz"は"KC"
また短波周波数:"MHz"は"MC"と呼ばれていた時代のラジオ受信機です。



本体のスタイルは横長の四角形でフロントグリルはシルバーを基調としたシンプルというより落ち着いたデザイン、上部のチューニングメーターは上段はBC、中段はSW1、下段はSW2が標記されています。このチューニングメーターのバックパネルはシルバーの美しい幾何学模様が施されています。


この中段の細長いシルバープレートの左端には赤茶色のスリーダイヤ『三菱』のロゴマークと共に筆記体文字で『Deluxe』の標記があります。


そして何よりも美しく輝いているはメッシュ状のアルミ板のスピーカー・カバー中央に取り付けられたクロムメッキ仕上げの『MITSUBISHI』のエンブレム・マークで高級感を醸し出しています。                                           

                        








▼キャビネット内部のプリント基板です。使用されていトランジスタ―は初期の缶タイプのゲルマニウムトランジスターですが三菱電機の自社製品ではく、9本すべて日立製作所製です。なお、マグネットスピーカーは音質に定評がある三菱電機の自社製が採用されています。さらに、奥深くを良く観ると、受信感度を高めるためか、このプリント基板の最上段には装着位置をずらして上下2本のバーアンテナが内蔵されています。


◆マグネットスピーカーは音質に定評がある三菱電機の自社製品が採用されています。


▼プリント基板の底の部分には白い乾電池ボックスがあります。乾電池は単三を4本使用、直列繋ぎで電圧6Vです。通常はコイル・バネ状の端子は(-)極、もう一方の平い金属端子は(+)極ですが、この三菱ラジオでは(+)極と(-)極の両方にコイル・バネ状の端子がありますので乾電池のセットにご注意ください。


◆この三菱ラジオでは(+)極と(-)極の両方にコイル・バネ状の端子がある特殊な構造です。



▼同調部のバリコン操作はギャー機構が採用されています。



▼このラジオの製造銘鈑はキャビネットの黒い蓋の内側に貼られています。 


《製品仕様》
・メーカー:三菱電機株式会社
・型番:Model No.9X-900 
・国際商標:MITSUBISHI
・受信周波数:
 MW(中波)535〜1605kc
 SW1(短波1)3.5〜6.8Mc
 SW2(短波2)6.6〜12.0Mc
・トランジスター:9石 日立製作所製 2SA80・2SA80・2SA82・2SA83・2SA12・2SB75・2SB75・2SB156・2SB156
・スピーカー:三菱電機製 直径 70mmマグネットスピーカー
・イヤフォン:3.5mm口径
・電源:DC 6V 単三乾電池4本使用
・本体サイズ:195mm X 111mm X 48mm
・本体重量:約820グラム
・生産国表示:日本
・当時の発売価格(現金払い):14,500円
・発売時期:1962年

《商品の状態》
・この商品は1962年に発売された中古品ですが、当時の品としては比較的きれいな状態です。
・本体おもてのメッシュ状(アルミ網模様)のスピーカーカバーも比較的きれいな状態です。
・ラジオ内部のプリント基板等は電池液漏れや青カビ等はなく、綺麗な状態です。
・黒いプラスチック製の本体キャビネットの隅に1か所修理した跡があります。
・ロッドアンテナは引き出すと真っ直ぐ延びます。
・東京都板橋区における清掃および調整時の受信状況は、ロッドアンテナを伸ばすことなくNHK第1、NHK第2、AFN (American Forces Network) ラジオ(アメリカ軍放送)、TBSラジオ及び短波放送の受信を確認しました。東京首都圏のラジオ各局の受信状況は良好、元気なサウンドです。短波放送は窓際にてロッドアンテナを引き出してボリュームの音量を上げ、チューニング及びファインチューニングのつまみ操作で海外放送を受信できました。
・本体左上にある白い『 L 』ライティングボタンを押しても(内部の豆電球が切れているため、)チューニングメーター内部の照明は点灯しません。
・元箱、取扱説明書、乾電池、イヤホンは付きません。
・三菱電機純正の革製ケースが付きますが経年劣化により破けて補修した跡があります。更に、縫い糸のほつれや切れている部分もあります。今となっては使用出来るケースではございません。
・黒いプラスチック製の本体キャビネットは背面中央にあるネジを回して外すと開閉出来ます。


◆当店では、この製品が製造されたとき新品の時と同等の性能を保証するものではございません。実用性というより、激動の昭和、懐かしい昭和37年製のヴィンテージ・ラジオ受信機としてあるいはコレクションとしてご購入くださいませ。

▼参考画像:広告の左下には『三菱ダイヤトーンセール実施中』と印刷されている昭和37年当時の広告より。


※1962年大学卒のサラリーマンの初任給17,000円の当時、現金購入しても14,500円、ほぼ給料1か月分に相当する高級なラジオ受信機でした。



追加の写真

画像: 三菱電機 Model No. 9X-900 ポータブル9石3バンド(中波/短波1&2)トランジスタラジオ受信機・1962年発売・日本製
三菱電機 Model No. 9X-900 ポータブル9石3バンド(中波/短波1&2)トランジスタラジオ受信機・1962年発売・日本製

※本体サイズ:195mm X 111mm X 48mm。
画像: 三菱電機 Model No. 9X-900 ポータブル9石3バンド(中波/短波1&2)トランジスタラジオ受信機・1962年発売・日本製
三菱電機 Model No. 9X-900 ポータブル9石3バンド(中波/短波1&2)トランジスタラジオ受信機・1962年発売・日本製

▼三菱電機純正の革製ケースが付きますが経年劣化により破けて補修した跡があります。更に、縫い糸のほつれや切れている部分もあります。今となっては使用出来るケースではございません。


画像: 三菱電機 Model No. 9X-900 ポータブル9石3バンド(中波/短波1&2)トランジスタラジオ受信機・1962年発売・日本製
三菱電機 Model No. 9X-900 ポータブル9石3バンド(中波/短波1&2)トランジスタラジオ受信機・1962年発売・日本製

※単三乾電池4本は付きまん。お客様の方でご用意くださいませ。



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