こちらの商品は、今やモデルガンの製造メーカーで有名な株式会社東京マルイの1/36スケール
富士FA-200エアロスバルのプラモデル組み立てキットです。すでに半世紀ほど昔の商品のため、紙箱(サイズ:323mm×165mm×60mm )には経年汚れや擦れ、破れている部分がございます。箱の中身は全てのビニール袋は未開封です。
1965年5月に創業の株式会社東京マルイ(東京都足立区綾瀬)は、エアソフトガン、ラジオコン模型、プラモデルの開発および生産、販売の総合ホビー会社。創業時には
「鉄腕アトムグライダー」模型を10円で発売し、販売総数 200万個のヒット商品となった。それから7年後の1972年
パイパーPA-28チェロキー、セスナスカイホーク172水上機といった「エアークラフト」シリーズで、この1/36スケール 富士FA-200エアロスバルを発売しました。
今、改めてこのキットを観てみると凄い金型加工技術であったことが判ります。機体や主翼の表面は、極小凸リベット、凹リベット、スジボリと凸モールド等、当時およそ考え得る、あらゆる金型技術の組み合わせで、軽飛行機らしい「モデリズム」を表現しようとしたデテールが見られます。今でこそ、東京マルイはエアガンやラジコン模型で有名な総合ホビーメーカーに発展しましたが、1972年当時凄く真面目にプラモデルを設計されていたことが実感出来る製品です。
▼箱の中のランナー部品は三層になって入っていますが、一番下には機体に貼るデカールが見えています。
▼箱の中(左半分)の拡大画像、水色はクリヤー部分のパーツ、アイボリーは操縦士と整備士のフィギュアのパーツ、一番底にある白いパーツは機体部分です。
▼箱の中(右半分)の拡大画像、黒いパーツは展示用スタンドの支柱と台座です。一番底の辺りにはデカール(未開封)があります。
▼箱のフタの側面が1か所敗れています。
▼箱の底(裏側)は比較的きれいです。書き込みはなし。
現在、エアロ―スバルのプラモデルはいずれも絶版品ですが、過去には有井製作所製と永大製の1/72スケールとニチモ製の1/20スケールもありますが、この東京マルイ製はそれ等の中間的サイズの1/36スケールです。
このキットには、エアロスバルの本体の付属品として、パイロット(操縦士)と地上整備士のフィギュア及びディスプレー用スタンドが付いています。この付属品のフィギュアを活用して(タミヤ模型などの)1/35スケールの車両とも組み合わせて、片田舎の小さな民間飛行場などのディオラマ製作も出来るのではないか・・・と発想が拡がります。
▼参考動画:エアロスバルFA-200 実機の飛行風景【九州・熊本空港】