こちらの商品は、からくり仕掛けの乾電池稼働のブリキ玩具で、バーテンダーCharley Weaver（チャーリーウィーバー）の自前飲酒、稼働品、元箱付きです。従来のゼンマイ駆動から発展したバッテリー（乾電池）式からくりのブリキ玩具は、日本のブリキ玩具の黄金時代である1950年代後期から1960年代前期に掛けて製造されたおもちゃ本体の内部に電動モーターを組み込み、乾電池を動力として、動物や人物をモチーフにした模型を動かすおもちゃ。それらはまるで江戸時代に花開いた日本の「カラクリ」文化の子孫のようです。
◆バー・テンダーの自前飲酒をコミカルに動作表現した電動おもちゃです。
◆希少な元箱付きです。パッケージ箱は染み部分、経年汚れ、破れた部分がありますがしっかりとした状態です。
◆1950年代、テレビに登場したCharley Weaver（チャーリーウィーバー）さんの表情を上手く掴んだおもちゃです。
このパナマ帽に丸メガネ、ブルーの水玉ネクタイ妙にサスペンダーというこ洒落シャレた格好のバーテンダーが、グラスとシャイカーを手に立っているブリキ玩具。野村トイがアメリカなどの海外向けに製造した『Charlie Weaver - BARTENDER』というおもちゃ。この「Charlie Weaver」という人物は、1953年5月からアメリカNBC放送テレビ番組「Dragnet」に出演していたClifford Charles Arquette （クリフォード・アークエット）さんの芸名。潰れた帽子、小さな丸メガネ、しわくちゃのシャツ、幅広ネクタイ、バギーパンツとサスペンダーのベルトが特徴でした。
野村玩具・ブリキおもちゃ、バー・テンダー『チャリーウィーバー』電動式1950年代・日本製元箱付き
■台座の電池ボックスに、単一乾電池2本を入れて動かしてみると、バー・テンダーが立つ台座にあるスイッチを「ON」すると、次のような動作をします。
▼ソフビで作られたバーテンダーCharley Weaverの顔の内部額の下辺りが灯った。そして、バー・テンダーが右手に持つシェイカーを振る。その振り方は次第に大振りになっていきます。
▼やがてシェイクを終えると左手のカクテルグラスを上げて、そこにシェイカーからお酒のカクテルを注ぐ動作に移行する。
▼そして、カクテルグラスを口まで運ぶ動作になります。
▼バーテン自らがお酒のカクテルを飲んでしまうと、今度は顔の内部の赤い電球が灯って、酔っ払った表情になると同時に、少々焦げ臭さが漂うなか左右両耳から薄い灰色の煙が噴出する構造です。
※バー・テンダーの自前飲酒をコミカルにおもちゃで表現した"MADE IN JAPAN"の傑作です。
《製品仕様》
・製造元：野村玩具
・発売元：ROSKO
・製品名称： Charley Weaver - BATTERY POWERED - "BARTENDER"
・外寸サイズ：約32cm
・主な材質：ブリキ
・動力：電気モーター
・電源：DC-3V、単一乾電池２個
・生産国表示：Made in Japan 日本
・発売時期：1950年代後期
《商品の状態》
パッケージ箱・おもちゃ本体ともに幸運にもオリジナル（原形）です。
紙のパッケージ箱は一部染み部分ありますがしっかりとした状態です。
おもちゃ本体は全てオリジナルで、破損や欠品はありません。
本体に着ている衣服等は経年汚れが極く僅かにありますが綺麗な状態です。
ブリキ金属部についても破損、キズ、錆等はなく、美しい状態です。
台座・底板や電池ボックス内も綺麗な状態です。
本体底の電池ボックスのフタに値札紙シールを剥がした跡あります。
《商品の動作確認》
バーテンダーは、単一乾電池（新品）２個を用いて以下の動作をします。
１）右手でシェーカーを振る
２）グラスに注ぐ動作
３）左手を持ち上げグラスから飲むしぐさ
４）口元がユーモラスにパコパコ動き顔が内蔵電球で赤く光ります。
５）暫く作動し続けると、少々焦げ臭さが漂うなか左右両耳から薄い灰色の煙が噴出します。
６）一番最初動作に戻ります。
《バッテリー（電池）交換方法》
本体底の電池ボックスのフタを開き、左右に単一乾電池（新品）を挿入します。
＊冒頭に記載のサイズは、商品出荷時の梱包目安総重量（g）です。
Rev.: 2019-02-07 （木曜日）
▼参考動画： 野村玩具 Charley Weaver - BATTERY POWERED - "BARTENDER"
