こちらの商品は、
共和製作所(ブランド名:HOMER)IC-5000は、発売当時としてはトランジスターに変わり、画期的なICチップ(集積回路)を採用し、豆粒のようなボタン電池2個で作動する超小型ミニチュア・ラジオ受信機です。
当時、電気店のガラスケースで注目のソニー製9,800円の高級ICラジオに手が届かなかった少年時代に1,700円で買えたこのホーマー製ICラジオは有難い存在だったと言えます。
1970年ころ、近所の模型店でプラモデルやラジコン模型、トランシーバー、ミニチュアカメラ等と並んで販売されていた「科学玩具」です。既に発売から半世紀ほどが経過していますが、受信感度・音量は充分で、衰えはなく良好。動作は至って安定しています。少年向けの『ボーイズ・ラジオ』としては、完成度の高いICチップ(集積回路)超ミニチュア・ラジオです。
◆サイズ参考に十円玉とこちらの製品を並べてみました
(注、十円玉は付きません)。いかに小さいかが判ります。
◆スピーカーは内蔵されておらず、付属品の専用イヤフォンを使用します。
◆内蔵されているポリバリコンも超小型サイズ。黒いフェライトアンテナ棒は受信性能を考えれば、本来は横向き配置ですが、小さなスペースの制約により、タテ方向に配置されたのでしょうか。本体の中央に配置されている黒い長方形チップがIC(集積回路)です。
◆イヤフォン・ジャックは本体底部に付いており、電源スイッチ兼用になっています。イヤフォンを差し込むと電源が"ON"になり、イヤフォンを抜き取ると"OFF"になります。
◆説明書が付いています
《商品の状態》
・1970年頃に発売された製品ですが、使用頻度が少なく、綺麗な状態です。
・東京都内板橋区の事務所においてNHK第一放送、アメリカ軍放送、TBSラジオを元気に受信出来ています。
・付属品:専用イヤフォン、取扱説明書、ボタン電池2個、プラスチック製専用ケースの下側、内装フレーム。
※なお、プラスチック製専用ケースの上側(透明の蓋)は付きません。
*冒頭に記載のサイズは、商品出荷時の梱包目安総重量(g)です。
Rev.:2021-2-8(月曜日)