こちらの商品は、ディンキートイズから1956年に発売されたビッカース バイカウント (Vickers Viscount) 『エールフランス』航空機で、リバプール市の英国工場による英国製ではなく、希少なフランス工場で製造されたフランス製品です。縮尺1/200スケール、全長125mm、重量130グラムのダイキャスト合金のミニチュアです。なお、4発のプロペラはブリキで出来ていいます。若干の擦り傷はありますが、長年ポルトガル在住の飛行機グッズ愛好家が所有していたため良い保存状態です。紙箱は付いていません。
▲1950年代の『エールフランス航空』旧デザインです。
◆このミニチュアの縮尺1/200スケール、全幅(主翼):150mm、全長:125mmです。
▼参考画像:ビッカース・バイカウント (Vickers Viscount) JA8207 全日空機の実機
この
ビッカース・バイカウント (Vickers Viscount)機 は、乗員2人、乗客75人乗り、1948年に初飛行、1953年から就航したイギリスの中距離ターボプロップ旅客機で、第二次世界大戦後開発の第1世代の旅客機、商業用としては世界初の
ターボプロップ・エンジンを搭載した。
当時、日本では
ANA(全日空)が合計11機を採用してました。就航当時、従来のレシプロ機より高い高度をより早く飛行することから、このバイカウント航行中にANA(全日空)のスチュワーデスが
「ただいま当機の下に見えてきましたのが、先に羽田空港を出発した日本航空機(ダグラスDC-4型機)でございます。」とアナウンスし、また広告では
「折りたたみテーブルの上にタバコが立てられます。」と宣伝するなど当時このバイカウント機の快適性や性能を象徴する出来事として知られています。
▼参考画像:1971年2月「少年サンデー」懸賞キャンペーン広告
更に、1970年の冬、ANA(全日空)の828型バイカウント機には当時少年だった世代には懐かしいテレビCMや「少年サンデー」等の漫画雑誌広告があります。それは全日空が保有していたバイカウント機「機体番号:JA8207」という機体を分解して抽選で60,000名様にプレゼントする、という森永製菓の企画した。この当時の広告の上の方に小さく「1969年8月まで幹線で活躍していたまだ飛べる機体」とあります。特に目を引くのがA賞の「大もの」の景品、プロペラや通信機器類など、いいですね(^^♪ なお、B賞はバイカウント機の金属機材を加工して作ったアクセサリー類でした。
Rev.:2021-4-9 (Friday.)
*冒頭に記載のサイズは、商品出荷時の梱包目安総重量(g)です。