こちらの商品は、1983年に発売さたペンタックス(旧旭光学工業)の驚くほどコンパクトな110フィルム規格の一眼レフオート110スーパーです。
フィルムカメラとしては世界最小の一眼レフで、サイズは軽量コンパクトでもしっかり構えて撮っていると、本格的な一眼レフさながらのカメラです。
このauto 110にはいくつかのバリエーションがございますが、こちらの商品は後に登場した"super"と付くこの機種はASAHI PENTAX auto110の後継機 「auto 110 super」です。
1979年式の前モデルのauto110と比べて、セルフタイマー機能や逆光補正機能が追加されています。
撮影時に(1979年発売の初代のauto 110は2ストロークの巻き上げだったが、)1ストローク巻き上げになり手巻きでも軽快です。また逆光時に+1補正してくれるボタンやセルフタイマーを装備。また、別売りのアクセサリー「ワインダーII 」と組み合わせると秒1.5コマの連写が可能です。更には、露出計のLEDが改善されスローの時は黄色の点滅となります。
『世界最小の一眼レフ!』というサイズ感はそのままに、カメラとしての基本性能がより使い易くなった逸品です。
▼参考画像:PENTAX auto110 superパンフレット1983年版とマニュアルカバー
▼こちらの商品は中古品で、極く小さな傷や僅かなスレありますが、全体的にとっても綺麗なコンディションです。
◆全長僅か99mmの『世界最小の一眼レフ!』、驚異の小型軽量カメラです。
《製品仕様》
※以下のスペックは当時のカタログを参照したものです。
・形式 :レンズ交換式110サイズ・TTL自動露出一眼レフカメラ
・使用フィルム: 110カートリッジフィルム
・画面サイズ: 13 X17 mm
・レンズマウント: 専用バヨネットマウント。セット角・80度[時計方向]。レンズ交換可能
・シャッター :プログラム式オート電子シャッター[絞り羽根兼用ビハインドレンズシャッター]
・露出計: TTL中央重点全面測光。開放測光。受光体・SPD。電源・LR44アルカリマンガン電池X2個、3V。ASA/ISO感度は自動切替。
測光範囲:ASA・ISO100:EV3[約1秒/F2.8]〜EV17[約1/400秒/F18]
ASA・ISO400:EV5[約1/4秒/F2.8]〜EV17[約1/400秒 /F18]
露出補正 :露出補正ボタンを押し込むと、+1.5EV補正。
・シャターボタン :電磁レリーズボタン、少し押すとLED表示さらに押すとシャッターが切れます。
・ミラー :クイックリターンミラー
・ファインダー :ペンタプリズムファインダー。スプリットマイクロマット式。ファインダー内表示・緑色[点灯]、黄色[点滅]LED表示。視度・-1.1D。 バッテリーチェック :ファインダー内表示のLED表示している間は使用可能。
・ピント合わせ :ピントグラス上のスプリットイメージ、マイクロプリズムまたはマット面による。PFはピント合わせ不要。
・フィルム巻き上 げ: 巻き上げレバーによる1回巻き。巻き上げ角・144度予備角・55度。
・セルフタイマー :電子制御式・約10秒、スタート後の解除可能。作動中はセルフタイマー表示窓に赤色のLEDが点滅表示。
・本体の大きさ(mm) :W99 x H56 x D32mm
・本体重量 :164g
●レリーズについているアルファベット「S・A・L」の各機能(シャッター直ぐ横のセレクト機能)
S =セルフタイマー
A =オートです
L =レリーズロックです。
※カメラを使用しない時は、Lの位置にレバーをセットします。電源がOFFになり、電池の消耗を防ぎます。
●ボタン電池の入れ方(ボディ右隅の上下のボタン電池のイラストがある箇所が電池挿入フォルダー)
使用する電池はLR44というボタン電池、2個です。ダイソー、セリア等の百均ショップでも購入出来ます。
フィルム室を開けたら、右隅の電池室から電池フォルダー(黒いプラスチック製)を抜き取ります。
ボタン電池2個を電池フォルダーに入れたら、右隅の電池室へ電池フォルダーを収めます。
フィルム室のカバーを閉じます。
●レンズの交換方法
・レンズの取付けは、レンズ鏡胴に付いている赤い矢印をボディに付いている赤点にあわせて、カチッと音がするまで右に回します。
・取り外す場合は、レンズ着脱レバーを上げてレンズを左(時計回りの逆)にねじると外せます。
※尚、参考になる製品マニュアル(英文)のウエブサイトがございます。http://www.submin.com/110/manuals/pentax/auto110super.htm
《商品コンディション》
・商品は、中古品につき、僅かなスレありますが、全体的にとっても綺麗なコンディションです。
現状露出計やその他作動に問題ございません。
しかも、PENTAX純正レンズの中で一番使えるレンズであるズームレンズ(20-40mm F2.8 ZOOM)が付きます。レンズも、とてもクリアーです。 動作確認済です。
・底面のシリアルナンバーも付いています。
《商品構成》
・カメラ本体
・ハンドストラップの金具(auto110純正品)
・auto 110 ZOOMレンズ(20-40mm ズームF2.8)
・オマケとして110フィルム(フジカラースーパーHR 24枚撮り)1本。ただし、「有効期限:1989年4月」の当時のフィルムにつき生産時の性能、経年劣化無しを保証するものではございません。あくまでも、フィルムはオマケです。
・なお、取扱説明書、元箱は付きません。
《商品保証》
・こちらの商品は、中古品につき、商品到着時の初期不良のみ対応いたします。
明らかに、商品説明と違う場合、初期不良の場合は全額返金いたします(※商品を受け取った時点で、色々クレームをつけて代金の一部の返金には対応いたしません。)ので、その場合は商品到着から5日以内に電子メールにてご連絡くださいませ。
■サポート及びメンテナス
・弊社では、カメラの操作や技術指導等のサービスやメンテナンスのサポートは行いませんので予めご承知願います。
・弊社ではカメラ専門店及び会社の紹介は致しておりませんので予めご承知願います。
《 110判フィルムはカートリッジ式 》
110フィルム(ワンテンフィルム)は、スチル写真用のフィルムの規格ですが、カートリッジに16mm幅のフィルムが充填されており、画面サイズは13×17mm。日本では「ポケットフィルム」などとも呼ばれています。1972年(昭和47年)にコダックが導入した規格であり、横長のフォーマットです。
《 110判フィルムの購入は? 》
コダックは2009年(平成21年)3月に110フィルムの製造販売を終了。最後に残った富士フイルムの製品も同じく、2009年(平成21年)年9月に製造販売を終了。
現在、110フィルムは従来の大手フィルムメーカーは製造を中止とし販売されていませんが、ネットオークションで購入するか、もしくは「アマゾン(Amazon.co.jp)」などのネット通販で”HOLGA 110” や” Lomography 110”などの復刻版フィルムが販売されています。ただし、元祖のコダックや富士フィルムのオリジナルフィルムより品質が劣るようです。
《 110判フィルムの現像は? 》
撮影後のフィルムの現像については、お近くの写真屋さんで受付できない場合は、インターネットのフィルム現像所「トイラボ(http://www.toylab.jp/)」などを利用する方法があるようですが、最新の状況はお客様の方でお調べ下さいませ。
■お支払い/送料
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