こちらの商品は、
『HOMER』ブランドの
有限会社共和製作所が1960年代中期・後期-に販売した
2T-100、2石トランジスター
「レフレックス両波検波方式」回路(下記の回路図を参照。)のAM(中波放送:535kHz〜1605kHz)ラジオ受信機の組み立てキット、未使用品です。
この元箱には、経年による傷みや色あせがあります。組立説明書が付属していますので、その説明書を参考に組立て下さい。さらに、この商品には当時の
『HOMER』ブランドの有限会社共和製作所製ラジオ受信機の製品カタログ(製品一覧)も付属しています。
▼この
2T-100組立説明書及び
HOMERシリーズカタログ(製品一覧)
▼このホーマー2T-100の元箱パッケージの寸法は100mm x 145mm x 32mmです。
▼ラジオ本体の寸法はタテ70mm x ヨコ56mm x 厚み25mmです。
◆このミニチュアラジオには、ストラップも付属しています。
▼イヤフォンジャック、006-P用乾電池コネクター、内蔵バーアンテナは袋綴じされていますが、トランジスター、ダイオード、コンデンサー、抵抗等の各電子部品は台紙に差し込まれています。
▼小型のポリバリコンはプリント基板に取り付けられています。
▼珍しい当時のイヤフォンです。なお、この画像にある9V乾電池(006-P)は製造から半世紀以上が経過していることから、放電・劣化しています。新しい乾電池はお客様の方でご用意くださいませ。
▼当時のボーイズラジオ受信機としては珍しく、イヤフォンは取り外しが可能なプラグ式(径2.5mm)です。
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保存状態:未開封・未使用のラジオ愛好家によるコレクション品ですが、赤く印刷された元箱には色あせや痛みがあります。なお、この製品に元から同梱されている9V乾電池(006-P)は製造から半世紀以上が経過していることから、放電・劣化しています。新しい乾電池はお客様の方でご用意くださいませ。
◆スピーカーは内蔵されておらず、付属品の専用イヤフォンを使用します。
◆組み立て説明書が付いています。
▼説明書の本文。
この共和製作所『2T-100』は、発売当時はBOY'S(少年)ラジオとして低価格で夢を抱かせた名機、感度も選択度も音質も総てが少年レベル。しかし、夢の科学思考・お勉強・安価・お手ごろで、しかも近所の模型店や駄菓子屋のみならず、少年雑誌広告の通信販売でも購入することが出来ました。またキット及び完成品がありました。
当時、電気屋さんに並ぶソニーやナショナル等の大手メーカーのポケットラジオは6石や8石トランジスターが主流だった時代、近所の模型店や駄菓子屋で売られたチープなゲルマニウムラジオや1石/2石トランジスタラジオはシンプルな構造で低価格のためスピーカーは無く、イヤフォン仕様でした。そんななかで、この「2石レフレックス両波検波方式ラジオ」という性能・ネーミングは、模型店や駄菓子屋の店頭に並ぶラジオの範疇では(子供心に)最高峰、凄いんだと思ったものです。それから半世紀が経ち、今観るとほんとうに小さくチープなラジオ受信機であることを再認識すると同時に少年時代の想い出がいっぱい甦って来ますね。
▼ラジオ本体の裏側の右下には、有限会社共和製作所の製造を意味する
『KYOWA』の文字があります。
▼参考画像:発売当時の少年雑誌の掲載広告です。なお、この共和製作所
『2T-100』の表側デザインはシンプルな
銀色フレーム(参考画像)及び
メッシュ状の銅色フレームのバリエーションがあり、
こちらの商品はメッシュ状の銅色フレームです。
▼参考画像:シンプルな
銀色金属フレーム(注、この銀色は商品ではございません)
▼
こちらの商品は、メッシュ状の銅色金属フレームです。
*冒頭に記載のサイズは、商品出荷時の梱包目安総重量(g)です。
・こちらの商品は、1点限り、この現品限りです。