こちらの商品は、デザイナーFRAN MAR氏（フランマー）によって描かれた
『moppets（モペット）』というキャラクタードール、今はない東京都江戸川区の株式会社シバ（柴製作所）1970年年代の製品です。
この
モペットというキャラクターは1970年代初期にロッテチョコレートをはじめ、コーンスナック菓子、生活食器、文房具用品などに至るまで発売され、当時人気を博しました。こちらの商品は
moppets（モペット）のドール（人形）の『ちっちゃな愛』シリーズです。しかも、この人形の製造メーカーはあの初代
「 Licca・リカちゃん人形」の製造を1967年に
タカラ（現在の：
TAKARA TOMY）から製造委託されたことでも知られる東京・下町の老舗ドール・メーカー
柴製作所（法人化後は「株式会社シバ」）です。
▲こちらの商品には、稀少な元箱が付いています。
◆Moppets 〜ちいさなときめき〜 FRAN MAR ちっちゃな愛シリーズ『キッシング』ドール２体セット、スタンド（台座）を含む全長は約19cm（ドール本体は18cm）です。
◆ドールの首、腕は角度調整が可能です。
◆純白のダブル・ハートをジョイントした専用スタンド（台座）が付いています。
◆付属のアクセサリー、女の子はピンクのリボンを結んだプレゼント、男の子は花束を手にしています。
▼女の子はベージュ色のレースラインが付いた白いパンツを履いています。
▼男の子はライトブラウンのズボンを履いています。
このメーカーは、残念ながら今は潰れてしまいましたが、1970年代初期の輝かしい
柴製作所の作品はここに健在です。
この
moppets（モペット）人形の一連のシリーズは柴製作所が手掛けたドール達の中でもとてもフォトジェニックなドールだと思っています。お洋服もオシャレです。アメリカンフットボールのヘルメットを被り、左手にはアメフット・ボールを抱え、足元にはアメフット・スニーカーを履いているバージョンです。使用されているスタンド（台座）には著作権『Moppets』のブランドロゴと『1972年』の製造年が標記されています。1970年代当時、こうした着せ替えタイプのソフトビール人形は高額だったかも知れませんが、この手の込んだ作りを観れば納得せざるおえません。男の子のズボンは別珍、カッコいいアメリカンフットボール靴を履いています。この
moppets（モペット）人形はアメリカン・ティストの香りがします。
今日、この
moppets（モペット）人形の一連のシリーズにおいて、この『ちっちゃな愛』バージョンは唯一の男の子・女の子のセット品です。
保存状態：中古品ヴィンテージ・ドールです。生産から半世紀近くが経過しているため、衣類・アクセサリー等に経年劣化や変色があります。経年による汚れがあります。発売当時の元箱及び専用の台座（スタンド）、ギフトボックスと花束のアクセサリーが付属しています。
株式会社シバは、第二次世界大戦が終戦を迎えた1945年に柴製作所として東京都葛飾区で創業し、セルロイド人形の製造を開始。1959年にはソフトビニール製人形の製造を玩具業界にさきがけて開始した。その後、国内の玩具メーカー等からの依頼を受けソフトビニールやプラスチック製の玩具を製造し、1967年にはタカラ（現在の：タカラトミー）から初代「リカちゃん人形」の製造を受注したことでも知られる。
その後、国内外工場を設置して事業規模を拡大していたが、1991年には日本国内での生産を中止。"MADE IN CHINA" 中国生産にシフトし、生産設備を持たないOEMメーカーとして業態を変更しました。最盛期であった1998年を境に会社の業績は悪化、再建の見通しが立たないことから2017年7月倒産しました。
さらに、このモペットというキャラクターは1970年代初頭には、この柴製作所製ドール（人形）数種類以外にも、目覚まし時計、腕時計、グラスコップやマグカップ等の生活食器、文房具用品、コーンスナック菓子、チョコレートなどに至るまで発売され、当時人気を博しました。
柴製作所 〜ちいさなときめき〜 FRAN MARデザイン"moppets「ちっちゃな愛」シリーズ『キッシング』ドール２体セット
※冒頭記載されたサイズは発送時の荷物の目安となる総重量（グラム）です。
