こちらの商品は、
NSB(日本短波放送・ラジオたんぱ)及び通常の
AM(中波放送)が受信出来る2バンドラジオ受信機、昭和58年(1983年)に
松下電器 Nationalから発売された製品番号
Model No.R-266です。
この
NSBは、日本独自のもので、ラジオたんぱの第1放送(3925、6055、9595kHz)及び第2放送(3945、6155、9760kHz)の周波数がクリスタルロックされており、ワンタッチでそれらの6波各周波数が受信出来るというものです。なお、現在
NSBは
ラジオNIKKEIに改名され、経済、金融、株式市況、、競馬中継、音楽、医療情報を全国放送するラジオ局です。
▼チューニングメーター辺りの拡大画像
▼参考画像:プリセットと言うのが正しいのか、ラジオ本体のプリント基板を観ると短波放送のNSB (現在:ラジオNIKKEI)用のクリスタル水晶6個がプリセットされています。短波放送のチューニングは同調にコツが必要であり、その不安定受信を解消する目的からクリスタークリスタル(水晶振動子)が組み込まれています。
同社R-188(1978年発売)と比較するとNSBの選局方法が側面から頭部に変更され、スライド式切替スイッチになりました。電源OFF/ONスイッチは、短波・中波のバンドセレクト兼用。乾電池以外の外部電源も使用可能(別途、DC4.5Vアダプターが必要)です。
東京都板橋区の弊社事務所でテストしたところ、NHK第一・第二、TBSラジオ、米軍放送など一般の中波放送並びに短波(ラジオNIKKEI)を受信しました。とても40年ほど前の古いラジオ受信機とは思えないほど高感度で、特に中波放送は感度は良い!現在でも実用的に使用可能です。
《製品仕様》
・メーカー:松下電器産業
・国際商標:NATIONAL
・型番:Model No.R-266
・受信周波数
短波:
NSB1 3.925MHz 6.055MHz 9.595MHz ・
NSB2 3.943MHz 7.236MHz 9.760MHz
MW(中波):535〜1600kc
・スピーカー:8Ω 直径6cm丸形
・電池持続時間:約35時間
・最大出力:280mW
・中波用内蔵バーアンテナ:全長約12cm
・イヤフォン:3.5mm口径
・電源:DC 4.5V 単三乾電池3本使用
・本体サイズ(約):152mm X 78mm X 35mm
・本体重量:約310グラム(電池含む)
・発売時期:昭和58年(1983年)
・発売時の価格:8,500円
・生産国表示:日本
《商品の状態》
・この商品は1983年に発売された中古品ですが、当時の品としては比較的きれいな状態です。
・ラジオ内部のプリント基板等は電池液漏れや青カビ等はなく、綺麗な状態です。
・東京都板橋区における清掃および調整時における受信状況は、NHK第1、NHK第2、AFN (American Forces Network) ラジオ(アメリカ軍放送)、TBSラジオ、文化放送等及の受信を確認しました。東京首都圏の中波ラジオ各局の受信状況は良好、元気なサウンドです。また、短波(ラジオNIKKEI)も受信しました。
・元箱、内装発泡スチロール、取扱説明書、商品タグ、全国サービス網一覧が揃っています。なお、イヤホンと乾電池は付きません。
◆取扱説明書も付いていいます。
・当店では、この製品が製造されたとき新品の時と同等の性能を保証するものではございません。実用性というより、激動の昭和、懐かしい昭和のヴィンテージ・ラジオ受信機としてあるいはコレクションとしてご購入くださいませ。