こちらの商品は、1950年代から1960年代初頭にかけて製造された超小型カメラで、
『豆カメラ』とも呼ばれる手の平に載るカメラです。当時、カメラ販売店ではく、近所の模型店で安価なボーイズラジオと共に陳列されて売られたカメラ。こちらの商品のブランドは(いわゆるクリスタルイヤホン式ゲルマニウムラジオや2石トランジスターラジオ等で知られる)
『HOMER』と標記されていることから
有限会社共和製作所のカメラです。
なお、現在、使用するフィルムは市販されていないことからヴィンテージ・カメラのコレクションとしてお勧めします。
使用するフィルム:
「ミゼットフィルム」と言う銀紙に包まれた小指の先くらいの17.5mmフイルムをセットすると実際に撮影が可能です。フィルムは裏紙付きで、番号を背面の赤窓で確認して巻き上げる方式。シャッターはレンズ回りにレバーが配置エバーセット型です。内部構造も簡単で、バネでシャッター羽根1枚を開閉。なお、一度レバーを上げてから出ないと切れません。フィルムのお巻き上げ機構が簡略化することで安価だったのでしょう。第二次世界大戦後、物資が欠乏する世の中で急成長したのが、この
『豆カメラ』です。
▼参考画像:普通のカメラと比較するといかに小さいかが判ります。
▼カメラの本体サイズ:57mm×36m×31mm。
▼付属品のフィルム用アダプターも付いています。
※当店では、1960年代発売当時のカメラ性能を保証するものではございません。
こちらの商品の販売個数は、現品1点限りです。