
こちらの商品は、昭和58年(1983年)7月に発売されたソニー製
ICF-7600D FM/LW/AM/SW PLL SYNTHESIZED RECEIVER(マルチバンドレシーバー)『NewPort』です。この
"NEW TOUCH THE WORLD"のキャッチ・フレーズで発売された
『NewPort』Model No.ICF-7600D (定価46,800円)は、同じくソニーの
『Voice of Japan』Model No.ICF-2001D (定価69,800円)とほぼ同時期に発売されたマルチバンドレシーバーです。高額モデルの
ICF-2001Dに対し、この
ICF-7600D は、その廉価モデルとも言えるマルチバンドレシーバーです。廉価版とは言え1台46,800円もするラジオはやはり高級機種であることには変わりないです。しかも、当時としてはこの価格帯で長波・中波・短波・超短波(FM)とSSB/CW対応でPLLシンセサイザー方式のデジタルで選局可能で、持ち運びに便利なコンパクト設計の
ICF-7600D は傑作モデルと言えます。ただ、選局チューニングはダイヤルをクルクルと回さないと気がすまないアナログ派のラジオユーザーには敬遠されたに違いないでしょう。とは言え、10(テン)キー入力で受信できるデジタルチューニングとなり、遠く離れた地球の反対側にある目的の放送局も、(受信環境にも左右されますが)一発で合わせることが出来きた感動を味わえるメリットがある
BCL(Broadcasting Listener)機です。

この
『NewPort』Model No.ICF-7600D (定価46,800円)は、先行発売された
『Voice of Japan』Model No.ICF-2001D (定価69,800円)のコンパクト版ブックサイズのコンパクトなラジオで、なかなかの優れモノで、外国に持って行くには最適なのか、多くの海外駐在員が赴任地へ持参したことでも知られるラジオです。
さらに機能面では本体右側面に
"FINE TUNING"のスイッチ/ツマミがあり、SSBの復調時など、アナログダイアルで、微調が可能。見かけによらず、高機能ラジオに仕上がっています。

《製品の仕様》
・メーカー:ソニー株式会社
・型番:ICF-7600D
・使用半導体:LSI:1個、 IC:9個、 FET:11個、 トランジスター:49個
・回路方式:FM:スーパーヘテロダイン方式
AM:スーパーヘテロダインデュアルコンバージョン方式
・受信周波数:FM:76.00 〜108.00MHz
AM:153 〜519KHz、522〜1622KHz、1615〜29995KHz
SSB/CW:1615 〜29995KHz
・スピーカー:直径 77mm 8Ω
・イヤホンジャック:プラグ径3.5mm 8Ω
・最大出力:400mW
・本体外寸サイズ:横幅185mm X 高さ119mm X奥行き32mm
・重量:640グラム(単三電池6本を含む)
・電源:ラジオ用:DC6V (付属品のACアダプターもしくは単三乾電池 X 4本使用)
コンピュータバックアップ/時計用:DC3V (単三乾電池 X 2本使用)
・製造国:日本
・発売時期:1983年7月
■参考:オペレーティング・インストラクション・マニュアル/取扱説明書(全23ページ)閲覧:
https://www.manualslib.com/manual/953736/Sony-Icf-7600d.html
※これは英語版ウェブサイトです。
■参考:販売代理店向けサービス・マニュアル(全49ページ)閲覧:
https://www.manualslib.com/manual/1004615/Sony-Icf-7600d.html
※これは英語版ウェブサイトです。

◆緑色スライドスイッチは
"MAIN POWER"主電源スイッチ。

▼右側面の操作面:音量調整 トーン 受信モード切替 ファインチューニングなど。

▼本体正面の左半分はスピーカーカバー、右半分は操作パネル

▼左側面の操作面:感度切替スイッチSWもある。

▼本体裏面:電池ボックスの部分。ラジオ用に単三乾電池を4本、時計用に単三乾電池を1本、マイコンのメモリバックアップ用に単三乾電池を2本(このうちの一本は時計用と共用)必要とします。合計単三が6本も必要なラジオなのです。


▼この商品には、屋内で便利な
ソニー純正ACパワーアダプターが付いています。

◆ACパワーアダプター使用時でも、単三乾電池2本【時計用に単三乾電池を1本、マイコンのメモリバックアップ用に単三乾電池を1本】が必要です。

▼東京都板橋区内の弊社ビル事務所でFMの
NHK-FM放送を受診する操作。

▼FM周波数82.50MHzを受信中

▼東京都板橋区内の弊社ビル事務所で中波の
TBSラジオ放送を受診する操作。

▼AM周波数954KHzを受信中


◆このICF-7600Dの中波の受信は内蔵の
バーアンテナで、本体頭部に付く
ロッドアンテナはVHFのFM放送の受信用です。

◆
外部アンテナのつなぎかた
聴きたいFM局やAM局の電波が弱い場合や、高層ビルによる電波障害が気になる場所等で、ロッドアンテナでは充分に受信できない場合には別売りの『ソニーAN-60:外部アンテナセット』や市販の屋外もしくは室内用アンテナを本体側面の3.5mm径『 EXT ANT 』端子に繋いでください。
なお、『 EXT ANT 』端子に差し込む3.5mm径プラグは百均等で売られているテレビ/ラジオ用イヤホンのプラグが流用出来ます。

短波(2〜30MHz)は漢字の通り波長が短いということになってるけどそれは長波や中波と比べれば短いということであって波長自体は10〜100mもある。アンテナの最適な長さは受信する電波の1/2ということで5〜50mということになりますが、さすがに日本の住宅事情では長さ50mのアンテナは張れない。15MHz程度で波長が19m程度、その半分だと10m弱となる。 海外から、遠くは地球の真裏からの電波を受信しようとすると10m+α(架設部)ほどのワイヤーアンテナを屋外(屋上)でびっしと張り、アースも設置することが理想です。

■落雷時のご注意:外部アンテナ使用中に、雷が鳴り出したら、ACパワーアダプターを使用時は、速やかにACパワーアダプターをコンセントから抜いてください。この時、アンテナ線には絶対に手を触れないでください。
《外観の状態》
・このラジオは1983年に発売された中古品のヴィンテージラジオです。本体のひび割れはなく、この時代のものとしてはたいへん綺麗な状態です。
・本体キャビネットの外観には若干の擦りキズや経年汚れがあります。
・スライド式の緑色の"MAIN POWER"主電源スイッチは正常に可動します。
・製品に付いているボタン、ツマミ、蓋(カバー)等の構成部品はすべて”SONY”純正品、オリジナルのパーツです。
・本体キャビネット表面の液晶表示はクリヤーで綺麗です。
・本体キャビネット左側面のストラップ紐は付いています。
・本体キャビネット背面の左右の電池収納の蓋(カバー)は付いています。
《動作の確認》
・当店では、この商品に関して1983年7月発売時の新品状態の性能を保証するものではございません。予めご承知おきをくださいませ。
・スライド式の主電源スイッチはスムーズに可動します。
・電源スイッチのボタンはスムーズに可動、"ON"/"OFF"できます。
・操作パネルの各種10(テン)キー、側面のスライド式ボリュームやファインチューニングのツマミはスムーズに可動します。
・受信状況は東京都板橋区内の事務所にて中波では、NHK第一、NHK第二、TBSラジオ、文化放送、米軍放送を、またFM放送では=NHK-FM、J-WAV、,FM-東京をロッドアンテナを伸ばすことなく受信しました。短波放送では、国内及び海外放送の受信を確認しました。
・受信状態は高感度ラジオであることを実感できます。
・受信状態に応じてチューニングインジェクション赤色ランプが点灯します。
・ロッドアンテナは真っ直ぐ伸びます。角度はスムーズに可変できます。


▲こちらの商品には、
参考画像にある日本語版の『取扱説明書』は付きません。
《こちらの商品付属品》
・ACパワーアダプター(ソニー純正)
・取扱説明書(全24ページ英語版コピー)
・イヤホン(おまけ)

※なお、元箱、布袋、乾電池は付きません。
当店では、このラジオ受信機の操作方法ヘルプや製品メンテナンス等は致しません。予めご承知おきをくださいませ。
◆発売当時の
『SONY ラジオ/トランシーバー 総合カタログ』では、
Model No.ICF-2001D (定価69,800円)は
ホビー派マルチバンド・ラジオのページに掲載されていたのに対し、この
Model No.ICF-7600D (定価46,800円)は
実用派マルチバンド・ラジオのページに掲載されていました。果たして当時のSONYの言う
「ホビー派」及び
「実用派」の区分は何でしょうね。
▼参考資料:下記の画像 『ソニー ICF2001 取扱説明書を見る』 をクリックするとこのICF-700Dの姉妹品『ソニー ICF2001』日本語版 取扱説明書の表紙から25ページまでの全文が表示されます。