商品詳細

東芝 Model No.7TP-352S AM/SW 2バンド 7石トランジスタラジオ受信機 1960年日本製・TOSHIBA純正革ケース&純正イヤホン付 [Item No.PU23A806]

販売価格: 19,800円(税込)

サイズ: 900g

商品詳細

こちらの商品は、昭和35年(1960年)に発売された東京芝浦電気の初期のトランジスタラジオ受信機です。当時、北米や欧州を中心に海外で人気が出ていた日本製のトランジスタラジオです。この種の縦型ポケット/ポータブルとしては珍しい中波と短波の2バンド仕様です。しかも、そのバンド切替は(ソニーやスタンダード社のように)スライド式スイッチやレバー式スイッチではなく、プッシュ式スイッチを採用しています。本体左上の小さな窓には『WM』中波または『SW』短波の文字がアナログ的に表示されます。



この東芝7TP-352には「M」及び「S」の姉妹品があります。
Model No.7TP-352M "MARINE"海上仕様 は、VHF が普及する以前の船舶から陸上までの時代に「マリン バンド」として知られていた帯域をカバーし、短波放送5MHz (当時は"MC"標記) までをカバーします。ここで聴こえる可能性が最も高いのはMARINE(海洋)通信ですが、アマチュア無線帯の一部や「熱帯」南西放送帯の一部、およびビーコン送信の領域でした。

一方、こちらの商品であるModel No.7TP-352S "STANDARD"標準仕様 の短波放送のカバレッジには、国際SW(短波)ブロードキャスト バンドが含まれています。しかし、可愛いポケット/ポータブルであり、本格的な短波受信機としては、このModel No.7TP-352M/352Sのどちらも実用性に欠けていたようです。1960年発売当時のアメリカ価格:59ドル95セント。

▼左側:Model No.7TP-352M "MARINE"海上仕様、右側:352S 標準仕様、この両モデルとも7トランジスタ2バンドAM/SWラジオです。両者の違いは SW(短波放送)周波数の受信範囲のみです。なお、こちらの商品は右側:7TP-352Sです。


▼参考画像:1960年発売当時のアメリカ雑誌『LIFE』掲載広告、Model No.352の海洋仕様にはラジオ本体をクルーザーやボート等の船内に取り付けるためのアルミプレス製ホルダーが付属していました。


▼こちらの商品Model No.352S "STANDARD"標準仕様


◆本体のサイズ (WHD):120mm × 74mm × 33mm





▼本体の背面、開閉時は本体と裏蓋の間には細いアンテナ線がありますのでご注意くださいませ。



《製品仕様》
・メーカー: 東京芝浦電気
・型番: Model No.7TP-352S
・受信バンド:中波・540〜1600kHz 短波・4MHz〜12MMz
・回路:スーパーヘテロダイン
・トランジスター: 7石
・スピーカー:直径65mm
・電源:DC 9V / 006P 1本
・外寸サイズ: 約120mm x 74mm x 33mm
・発売時期:1960年
・製造国:Made in Japan / 日本

▼ラジオ本体の内部
※黒い蓋(フタ)の内側に短波用ロッドアンテナ及び製品銘板があります。




▼中波と短波放送の受信バンドを切り替えるプッシュ(押しボタン)式スイッチに接触不良があります。上手くバンドが切り替わらず、雑音のみしか聴こえない場合があります。このボタンを1、2回押し直すか、あるいは指先でボタンの先端を軽くクリクリすると解消しました。ただし、デリケートな状態であることは確かです。



《商品の状態》
・1960年に発売された中古品ですが、長年ラジオ受信機の愛好家のコレクション品でしたので、日常生活では使用はされていなラジオです。
・外観の保存状態は、たいへん良好です。
・ラジオ本体には艶、光沢があり、美しい状態です。
・内部のプリント基板は綺麗です。
・電池液漏れはなく、内部は綺麗で、オリジナルです。
・中波と短波放送の受信バンドを切り替えるプッシュ(押しボタン)式スイッチに接触不良があり、上手くバンドが切り替わらず、雑音のみしか聴こえない場合があります。ボタンを1,2回押し直すか、あるいは指先でボタンの先端を軽くクリクリすると解消しました。ただし、デリケートな状態であることは確かです。
・電源OFF/ON・ボリュームつまみ、チューニングダイヤルはスムーズに回ります。
・東京・板橋区内の事務所における受信状況は、中波放送では、NHK第一、NHK第二、アメリカ軍放送、TBSラジオは高感度で受信しました。また、短波放送ではラジオNIKKEIをロッドアンテナを延ばして受信しました。
・東芝純正の当機専用の革製ケース及びイヤホンケースが付きます。"TOSHIBA"のロゴ箔押しが鮮明な未使用に近い状態です。革の状態も美しいです。
・元箱、取扱説明書、乾電池は付きません。
・付属するイヤホンは1960年当時の「東芝」製、経年汚れはなくほぼ新品です。
・当店では、1960年発売当時の性能を保証するものではございません。

▼参考画像:昭和35年(1960年)当時の東京芝浦電気のトランジスタラジオのアメリカ・カナダ向け雑誌掲載の商品広告




◆本体フロントグリルにある東芝のマークはお馴染みの筆記体ロゴマークでなく、細長いゴールドプレートに黒いゴシック文字「TOSHIBA」と標記されています。



≪備考≫
こちらの商品は、デザイン的にはポケットサイズですが、本体の縦12cmは通常のポケットサイズと比較して3cmほど大きいことから「携帯ポータブル」のカテゴリーで掲載しました。

追加の写真

画像: 東芝 Model No.7TP-352S AM/SW 2バンド 7石トランジスタラジオ受信機 1960年日本製・TOSHIBA純正革ケース&純正イヤホン付
▲こちらの商品は、東芝純正の当機専用の革製ケース及びイヤホンケースが付きます。"TOSHIBA"のロゴ箔押しが鮮明な未使用に近い状態です。革の状態も美しいです。
画像: 東芝 Model No.7TP-352S AM/SW 2バンド 7石トランジスタラジオ受信機 1960年日本製・TOSHIBA純正革ケース&純正イヤホン付
▲付属のケース:純正革ケースの革や縫製部分にダメージはなく綺麗な状態です。
画像: 東芝 Model No.7TP-352S AM/SW 2バンド 7石トランジスタラジオ受信機 1960年日本製・TOSHIBA純正革ケース&純正イヤホン付
▲使用する乾電池006Pは付きません。百均ショップ等でお買い求めくださいませ。

※こちらの商品は、珍しい東芝初期のトランジスターラジオですが、中波と短波放送の受信バンドを切り替えるプッシュ(押しボタン)式スイッチに接触不良、難ありです。よって実用的ではございません。厄介なヴィンテージ・ラジオ受信機です。使用頻度が少なく、本体及び革ケース共に大変綺麗な状態です。付属の1960年当時の稀少なイヤホンに至ってはほぼ新品です。ご自分で、整備される方、あるいはコレクションとして所有される方にお勧めです。

◎販売価格:24,800円
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