こちらの商品は、当店で長年人気がある
ソニーModel No.ICF-5500のヴィンテージラジオ受信機『スカイセンサー5500』です。昭和47年6月に発売された中古アイテムですが受信感度良好、ポップアンテナ正常作動、スライド式ボリュームの雑音(ガリ)なし、チューニングメーター内部のライト点灯、電池収納フォルダー内の電池液漏れなく良好、本体キャビネット内部も綺麗です。外観は小さな擦り傷程度で比較的綺麗なボディー。しかもSONY純正の革製ケース(ブラック)付きです。
このSONY製
『スカイセンサー5500』ラジオ、当時の意匠的特徴
「黒と銀」のデザインを完成の域まで昇華させ縦型のボディーに多機能と遊び心を盛り込んだ傑作ラジオ受信機です。
1972年にソニーから発売されたこのラジオは同社
「スカイセンサー・シリーズ」の元祖になります。という意味では
「BCLブーム」元祖的機種とも言えます。横型の形状が主流だった当時としてはこの縦型はユニークな存在のラジオでした。
受信バンドは、3つに分割されており、受信周波数はSW:3.9MHz〜12MHzで、他にFM、MW(中波)をカバーしています。
音質面では、ラウドネスのON/OFFスイッチが付いており、迫力のある音楽が楽しむことが出来ます。
ロッド・アンテナはソニーお得意の(ボタンスイッチを押すとアンテナが飛び出る)
ポップ・アップ式となっています。
またこのSONYラジオの優れた機能として
「FM送信機能」が付いており、本機が2台あれば簡単な
トランシーバー(無線交信の通信機)として使用することも可能です。送信する時は、スピーカーがマイク代わりになります。
▼参考画像:昭和47年 発売当時のスカイセンサー5500製品の宣伝広告より【1972年6月】
スカイセンサー(Skysensor)とは、ソニー(SONY)製のポータブルラジオの中で一群を成すシリーズ名称。BCLブームに沸いた1970年代、日本国内のラジオメーカー各社から短波受信を重点設計にした様々な家庭用ラジオが市場に投入されていました。なかでもソニーの「スカイセンサー」シリーズは一般的ラジオにはない個性的な機能を持たせ、一般家庭用の高機能ラジオとして高い人気を博しました。
この『スカイセンサー5500』は、記念すべき第11回冬季オリンピックが日本の札幌で開催された昭和47年に発売されました。その年、ラジオからはトワ・エ・モワによる札幌オリンピック テーマ曲 『虹と雪のバラード』の歌が盛んに流れていた想い出の年でした。
電子回路は、1IC(集積回路)+1FET(=Field Effect Transistor=電界効果トランジスタ:トランジスタの構造の一つで、ゲート電極から生じる電界によって電流の流れを制御する方式のTR)+10トランジスターが採用されています。
▼ソニーICF-5500 製品 頭部にレイアウトされた操作パネル
▼"LIGHT" レバーを下側に倒すと、照明が点灯します
▼チューニングメーターやVUメーター類の長方形の透明アクリール・カバーは鮮明に綺麗な状態です
▼TBSラジオを受信中。『チューニング&VU (ボリューム)』メーターの針はレベル7からレベル8辺りを差しています
▼製品の各機能名称
※この商品には電源アダプター(DC4.5V)及びイヤホンは付きません。
《3バンド・受信周波数》
●FM放送:76〜90MHz
●短波放送:3.9〜12MHz
●中波放送:530〜1605kHz
▼ラジオ本体のトップ、頭部(上から撮影。)
▼ラジオ本体の上部。
▼ラジオ本体の下部。アルミ金属プレート
「SONY」のロゴマークも付いています。
《外観の状態》
・このラジオは中古アイテムですが、付属のソニー純正の革製ケースに入れて使用されていたため、ラジオ本体の外観は比較的擦り傷や汚れが少ないヴィンテージラジオです。整備された中古品です。
・中波とFM放送、短波放送の3バンド受信機です。
・本体のキャビネットはブラックとシルバーを基調としたデザイン、その外観には擦りキズや経年汚れがありますが、この時代のものとしては比較的綺麗なコンディションです。
キャビネットはオリジナルです。
・製品に付いているツマミやスイッチ、レバーはすべて
”SONY”純正品、オリジナルのパーツです。
・キャビネット表面のチューニングメーター付近はクリヤーで綺麗です。
・キャビネット底面の電池収納のカバーは、付いています。
・電池フォルダーは電池漏れもなく、綺麗です。
・キャビネット底面の電池収納の蓋(カバー)は、スムーズに開閉できます。
《動作の確認》
・当店では、この商品に関して1972年発売時の新品状態の性能を保証するものではございません。予めご承知おきをくださいませ。
・電源スイッチのレバーはスムーズに可動、
"ON"、"OFF"できます。
・受信状態は現状AM、FM、短波の各バンドともにガリなしの良好、好調に受信しています。
・各ツマミの動作良好。短波とFMとAMのバンド切替スイッチもスムーズに切り替わります。
・受信状況は東京都板橋区内の事務所にて中波=NHK1,NHK2放送,TBSラジオ,文化放送、AFN TOKYO米軍放送、ニッポン放送、またFM=NHK,J-WAVE,FM-東京、さらに海外のSW(短波)の受信を確認しました。
・中波の放送受信ではロッドアンテナを延ばす必要はありませんが、FM放送及びSW放送受信にはロッドアンテナを引き出す必要があります。
・受信状態は FM-AM 共に好調、高感度ラジオであることを実感できます。
・本体右上のメーター
"TUNING &VU METER”は可動しています。
・プッシュボタンでアンテナの先端が飛び出す
”POP UP ANT”ボタンは良好に機能します。アンテナには折れや曲がりはなく、真っ直ぐに伸びます。アンテナの先端部品も付いています。
・受信バンド切り替えレバーは、良好に切り替えできます。
・スライディング式ボリュームは、ガリ音なく大小の音声調整できます。
・
”TONE”コントロールのツマミはスムーズに回り、問題ございません。
・タイマーは機能しています。なお、タイマーはゼンマイ駆動式につき正確性の保証は出来ません。
・本体左上の
”LIGHT” スイッチを押すと点灯します。
《付属品》
・ソニー純正の革製ケース(黒色)が付きます。
特記事項:元箱、取扱説明書、イヤホン、乾電池は付きません。また、当店では操作方法ヘルプや製品メンテナンス等は致しません。
▼乾電池は単二乾電池を3本使用します。
▼電池フォルダー内は液漏れもなく、綺麗な状態です。電池フォルダーの蓋(ふた)に欠けや破損はなく綺麗な状態です。
乾電池3本は横一列に直列にセットします。
▼ラジオ本体の底の部分です。目だった傷もなく比較的綺麗な状態です。
《製品仕様》
●メーカー: ソニー株式会社
●シリーズ名: スカイセンサー5500
●製品型番: Model No.ICF-5500
●使用デバイス: IC (集積回路)1個、トランジスター 11石 【受信用 9石、AUX回路用 1石、電界効果型トランジスターFET 1石を含む】
●受信周波数:
・FM放送:76〜90MHz
・短波放送:3.9〜12MHz
・中波放送:530〜1605kHz
●アンテナ:
・ロッドアンテナ(FM及びSW用)
・内蔵フェライトバーアンテナ(中波用)
・ネジ式接続端子(FM及びSW用)
●スピーカー: マグネット円形 12cm
●出力:1.8W (無歪最大)、2.8W (最大出力)
●適合イヤホンジャック:ミニプラグ3.5mm径
●使用乾電池:単二乾電池 3本
●家庭用電源(AC100〜110V)アダプタージャックの有無:あり
※ただし、この商品にはDC-4.5V電源アダプターは付きません。
●消費電力 : 36mA (無信号時)、 700mA (無歪最大出力時)
●本体外寸サイズ:高さ約21.5cm X 横幅約17.5cm
●本体重量: 約 1.6kg
●発売時期:1972年6月
●発売価格:当時の定価 16,800円
(本体:14,200円、ACアダプター1,500円、専用ケース1,100円)
●生産国表示:Made in Japan /日本製品
*冒頭に記載のサイズは商品出荷時の目安重量(グラム)です。
こちらの商品は、(海外発送や離島を除き、)送料無料です。
Rev.:2020-6-19 (Friday.)