こちらの商品は昭和46年(1971年)3月に発売されたSONY(ソニー)のソリドステート
ザ・イレブン、当時の広告文句は
「マニアのオーディオ・ライセンス THE 11」と言うキャッチフレーズで、音響性能をアピールして登場しました。
スピーカー出力は当時としては驚きの2.0W、トーンコントロール制御は
「BASS」・「TREBLE」がセパレートになり、トランジスター10石と共に新開発のIC(集積回路)+FET(Field-Effect Transistor /電界効果トランジスタ)を用いた低電圧回路、FM最大感度-8dBなど高性能スペックでした。
このラジオのアルミニウム金属天板右端部分には
「SONY SSH」というマークがあります。これは当時のSONY カタログによると、
Super sensitivity、
Super selectivity、High Fidelityの頭文字
SSH、超高感度、超高選択度、高忠実度を意味するものであり、当時のソニーのラジオ開発陣の意気込みが伝わってくる製品です。
◆とても状態が良いSONY純正レザーケース付きです。
▼参考画像:1971年3月発売時のICF-1100D 『ザ・イレブン』のカタログの表紙。
《製品の仕様》
主な装備は、上部左から(赤色レバー)電源スイッチ、高音・低音独立式の音質調節ツマミ、バンド(FM・SW・MW)切替レバーです。
側面左のダイヤルはボリューム、その下に並ぶ6個の端子はタイマー、MPX出力、AUX入力、テープレコーダー、イヤフォン、家庭電源用アダプター(4.5V)の差し込み口です。側面右のダイヤルはチューニングです。
本体表の左のオレンジ色のボタンは、チューニングメーター表示の点灯ランプです。ボタンを押すとチューニングメーター表示が点灯しますので便利です。本体表の右上端はAFCのスイッチレバーです。
本体裏の左のネジは「外部アンテナ端子」と「アース」接続端子です。折り畳みのロードアンテナと共に外部アンテナ端子が付いたこだわりの本格派ラジオです。
■受信周波数:MW(530〜1605KHz)、FM(76〜90MHz)、SW(3.9〜12MHz)
■本体外寸(約): 21cm X 14cm X 6cm /突起部を含まない。
■ロッドアンテナ全長:7段式、85cm
■電源:4.5V (単2乾電池 X 3本)(100V家庭用ACアダプター)
■発売時期: 1971年3月21日発売
■発売時の定価: 15,300円
■製造国表示 TOKYO JAPAN (日本・東京)
▼参考画像:1971年3月発売時のICF-1100D 『ザ・イレブン』のカタログ本文解説。
▼本体上部の画像です。このラジオは他店やネットオークション等で見かけますが、上面のアルミパネルがレザーケースカバーからむき出しになている構造上、アルミ天板の表面に凹凸の擦り傷が多々ある物、つまみ等に欠けや亀裂がある物、汚物付着やマジックペンによる所有者の「名前」書き込み等のダメージあるものが多いですが、こちらの商品は画像でも判るように、比較的に綺麗なコンディションです。
■左から(赤色レバー)電源ON/OFFスイッチ、高音・低音独立式の音質調節ツマミ、受信バンド(FM・SW・MW)切替レバーです。
▼側面左のダイヤルはボリューム、その下に並ぶ6個の端子は
タイマー、MPX出力、AUX入力、テープレコーダー、イヤフォン、ACアダプターの差し込み口です。
▼左側面にはボリューム(音量)ツマミ
▼右側面にはチューニング(選局)ダイヤル
SONYのラジオ生産の歴史において、このTHE 11Dは スカイセンサー5500の原型になったと思われる当時としてはたいへん魅力的なラジオです。
短波の受信感度も良く、当時のラジオとしては珍しくダイアルの目盛りも細かく表示されています。
このModel No.
ICF-1100Dは、昭和46年年3月21日に発売された
THE11シリーズ ・ ICF-1100 の後継機種になります。基本的は、約半年ほど先に発売されたICF-1100にFMラジオ受信とは別に、新たにFM送信機能が組み込まれたものです。このシリーズは
The 11(ザ・イレブン)の愛称があり、MW、SW、FMの3バンド・トランジスタラジオ、SWは1バンドで12MHzまでですが、MW、SW、FMのいづれも、感度、音量、音質とも十分で、安定して使えるポータブルラジオです。発売後、好調な人気のソニーTHE11( ICF-1100 )に
FMトランシーバー機能を付けたラジオであるとともに2.5Wの大出力であることもこのラジオの人気の由縁です。また、、トーンコントロール制御は
「BASS」・「TREBLE」がセパレートになり、トランジスター10石と共に新開発の
IC(集積回路)+FET(Field-Effect Transistor /電界効果トランジスタ)を用いた低電圧回路、FM最大感度-8dBなど高性能スペックでした。
こちらの商品は、当店では人気のあるトランジスターラジオ、1971年、日本製のヴィンテージラジオICF-1100D(純正革ケース付き)です。
《動作確認》
●電源スイッチON/OFF、TONE、バンドFM/SW/MWの各スイッチレバーに問題はございません。
●ボリュームのツマミはスムーズに回り、問題はございませんが、回転している時に雑音が発生する場合がございます。音量の大小出来ます。
●チューニング(選局)ダイアルはスムーズに回り、問題はございません。
●東京都板橋区における受信状況は、AM放送のNHK第1、NHK第2、TBSラジオ,AFN (American Forces Network) ラジオ(アメリカ軍放送)、文化放送、SW(短波の株価放送)、FM(NHK、FM-東京、J-WAVE)の受信を確認しました。
●受信状態はとっても良好です。
●ラジオキャビネットのフロントのチューニング・メーターは稼働しています。
●ラジオキャビネットのフロント左のオレンジ色のボタンは、チューニングメーター表示の点灯ランプです。ボタンを押すとチューニングメーター表示が点灯します。
《外観の状態》
●ヴィンテージラジオのコレクターが大事に所有していたこともあり、この時代の品としては比較的良い状態の中古品です。
●このラジオは他店やネットオークション等で見かけますが、上面のアルミパネルがケースカバーからむき出しになている構造上、パネルやツマミ等に汚れが付着したり、傷物が多いです。その点、こちらの商品は比較的に綺麗です。
●外観:ラジオ本体には大きなダメージはありませんが経年及び使用による小さな擦りキズ、引っかきキズや汚れがあります。完全品をお求めの方はご遠慮くださいませ。
●左右側面の銀色メッキのダイヤルには、小さな擦りキズがあります。
●内側の電池ホルダーには電池漏れ跡もなく綺麗な状態です。
●裏側の電池カバーも付いています。
●ロッドアンテナは真っ直ぐに延びます。アンテナ先端の赤いクリヤーパーツも付いています。
●付属品:キャリングケース(ソニー純正品)
◎元箱、取扱説明書、キャリングの細いベルト、イヤホン、マイク、乾電池は付きません。
なお、冒頭に記載したサイズは商品梱包出荷時の見込み重量(グラム数)です。
▼電池ホルダーの内部は電池漏れ跡もなく綺麗な状態です。なお、製造シリアル番号の紙シールは剥がれて着いていません。
▼ラジオ本体の底は綺麗な状態です
▼SONY純正の革製キャリングケース付きです。
▼キャビネットの右下にある「SONY」ロゴマーク