こちらの商品は、1976年に発売されたソニーのICF-7500型 2バンド(FM/AM) 分離&合体式のトランジスターラジオで、
発売開始の翌年・1977年には「グッドデザイン20周年記念 通商産業大臣賞」を受賞したソニー社史に残る製品です。
▼参考画像:このラジオが発売された当時のSONYの 『総合カタログ』 の表紙を飾る ICF-7500
◆参考画像:1977年2月版 SONYトランジスタラジオ 『総合カタログ』 より 機能・仕様説明
ソニーの本家ホームページで歴史的なデザインを紹介した"Sony Design"《https://www.sony.co.jp/Fun/design/history/product/》で、
1970年代のトランジスターラジオとして掲載されているのが、1976年発売の翌年グッドデザイン賞に輝いたこのMODEL ICF-7500です。
《製品仕様》
・メーカー: ソニー
・型番: MODEL ICF-7500
・バンド: 2バンド (FM/AM)
・回路: Super-Heterodyne
・トランジスター: 11石
・電源: 単三乾電池2本
・寸法サイズ:約15.5cm X 約10cm X 約2.4cm。
・スピーカーから切り離したラジオ【チューナー】部の方の寸法は約6.5cm X 約10cm。
・重量: 約400g
・発売時期: 1976年
・発売価格: 14,800円
・製造国表示: 日本
SONYウォークマンやテレビの新たな概念をつくりだした社歴において、見る世代によっては懐かしくもあり、新鮮にも映る数々のSONY製品はデザインの進化と深化の軌跡を辿ってきましたが、このMODEL ICF-7500.もソニーヒストリアに該当すろラジオだと思います。
《商品の状態》
・セコンドハンド、中古品です。
・FM用のロッドアンテナは真っ直ぐ伸びます。
・キャビネット本体には擦り傷や汚れがあります。
・音量ボリュームのつまみには、回転時少々グラツキ感がありますが、音量の大小は稼働しています。
・東京都板橋区における受信状況は、中波:NHK第1、NHK第2、TBSラジオ、AFN (American Forces Network) ラジオ(アメリカ軍放送)、文化放送ならびにNHK-FM 、J-WAVE 、FM東京を受信出来ました。
・元箱、説明書、乾電池は付きません。
製造国表示: MADE IN JAPAN、日本。
※上記、冒頭に記載したサイズ(g)は商品梱包後の出荷時の目安総重量(g)です。
Rev.:2017-05-01 (月曜日)
▲SONY Model: ICF-7500 1976 製品裏側
チューナー部分とスピーカー部分を切り離した状態(裏側)と電池ボックスの蓋(ふた)です。
使用する電源は、(DC 3V) 単三乾電池 2本です。
ラジオ(チューナー)部と、スピーカ(アンプ)部がメカ的に着脱可能です。
切り離したラジオ(チューナー部分)は通勤電車でイヤフォンで使い、自宅に戻ったら再びドッキング。スピーカー出力で♪♪♪
そんな楽しみが出来るラジオ受信機です。
※今では、このような面倒な高コストなラジオは製造されないでしょうね。
▲SONY Model: ICF-7500 1976 ユニット合体
ロッドアンテナは(ストラップの根本)キャビネット側面から上部に伸びます。
Rev.:2017-05-01 (月曜日)
▲本体側には、ハンドストラップが付いています。
▼参考画像:SONY ICF-7500 Product Design:
1977年 グッドデザイン20周年記念通商産業大臣賞トランジスタラジオ
そこには:操作機構の突起がない、スリムなボディがポイント。当時としては斬新なスタイリングと洗練されたデザインで、
他アイテムとの差異化を図りました。設計上、特に留意されたのはチューナーとスピーカーの投影面積比で、アクセントと
なるジョイント部には精度の高いワンタッチ着脱タイプを使用。レリーズバーもデザイン上の新しいデバイスとして取り込まれ
ています。なお、ICF-7500は通勤ラジオのシステムを最初に導入したモデルとしても有名です。
昭和51年(1976年)発売、ブック型高級機種。発売時の価格は、14,800円と当時としてはかなりの高級ラジオでした。
ソニーICF-7500は通勤ラジオのシステムを最初に導入したラジオとしてもSONY史上有名な製品です。
このサイズのラジオ受信機としては、独立したスピーカーユニットで構成されているためが大きなスピーカーでサウンドも良好です。
Rev.:2017-05-01 (月曜日)