こちらの商品は、1967年(昭和42年)6月発売、当時13,800円で発売されたモデルTFM-110Fです。
ソニーの『ソリッドステート11』シリーズのモデルTFM-110(1965年発売)の後継機として登場しました。
回転式ボリューム/スイッチから電源スイッチ(プッシュ式)が分離し、チューニングメーターが追加され、内蔵スピーカーは楕円から丸形にに変更されましたが、何と言ってもトピックスはトランジスター搭載数が1個増え12-TRに改良された点です。
■3バンド(FM、SW,中波) 受信ラジオです。
■多少の擦り傷や汚れもある中古ラジオです。
■チューニング・メーターは可動しています。
■音声はさすがに綺麗に受信しています。
■アンテナの先端の赤いパーツも付き、真っ直ぐに伸びます。
■SONY純製の黒革のケース(ショルダーフォルダー付)とイヤホンケースが付属しています。
《動作確認》
受信状況はMW(中波=NHK,TBS,文化放送、FENな各局)、SW(短波放送)共に受信を確認しました。
回転式ボリュームは回転時にガリ音・雑音が出ますが、音量が定まると雑音は消えます。
内側の白い電池ホルダーには電池漏れを起した茶色い跡が少し残っています。
左上の赤いライトスチッチを押しても照明は灯りません。
《その他》
・キャビネットの背後の中央の一部が白っぽく変色している箇所がございます。
・このソニーラジオは、小さな筺体に2枚のプリント基板を用いて多くの部品を詰め込んでいるため、メンテナンスは大変なラジオだと思います。
《外寸》
サイズ:131×180×48mm,
《電源》単2乾電池 X 3本
《製造国表示》
Made in Japan / 日本
なお、上記に記載したサイズは商品梱包出荷時の見込み重量です。
側面には、トーンコントロール・ツマミが付いています。
【特記事項】
ご注文(カートに入れる)前に当通販店舗ぱれっとストアの
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▲キャビネットの裏面には、このラジオの仕様スペック・シールと電池ボックスがあります。
▲内側の白い電池ホルダーには電池漏れを起した茶色い跡が少し残っています。
■ラジオは昭和30年代後半には,家族そろって皆で聴くホームラジオの時代から完全に1人で聞くパーソナルラジオに移行したように思われます。時代の主流はテレビとなり、家族でプロレスや大相撲を観戦したり、漫才で笑ったり、子どもは人形劇を楽しみました。そんななかラジオ放送ではFM放送が普及したのもこの頃で,音楽聴取のためラジオには音質の良さも求められていきました。そういう時代背景のなかで登場したベストセラー機種がこのソニーTFM-110シリーズでした。他のナショナルやシャープなどライバル・メーカーがトランジスタ8石が多かった当時、11個のTRを搭載して感度と音質の向上を追及したラジオでした。