昭和45年・松下電器産業・ラジオ事業部から、「競馬・株式情報・お受験に!」を宣伝文句に発売されました。NSB、中波、8石トランジスター日本短波放送用ラジオです。昭和46年5月当時の店頭定価(現金販売のとき)は8,300円でした。
このラジオは昭和45年の発売当時の初期製造品とその後に製造された製品とで細かなバリエーションがあります。
(1)キャビネット背面のバンド切替スイッチにバリエーション:
「キャビネット本体へのモルディング凸凹文字」方式と印刷シールを貼った「ラベル付着」方式の2種類があります。簡略した「ラベル付着」が後期製造品に当ります。ただ、カラーリングされた後期版が見や易いです。
(2)キャビネット銘板にバリエーション:
「キャビネット本体へのモルディング凸凹文字」方式とキャビネットへ印刷シールを貼った「ラベル付着」方式の2種類があります。簡略した「ラベル付着」が後期製造品に当ります。ただし、後期版はこのシールが剥げ落ちると型番不明のラジオになってしまいます。
(3)ケースにバリエーション:
左側面にはイヤフォン用ポケットは共通、初期はビニール製の黒いケース、後期は合皮レザー製の黒いケースです。初期は安っぽい普通のビニール、経年劣化するとパリパリに硬くなり、R(曲線)部は劣化、切れ目が発生します。その点、後期品は歳月が経ってもしなやかな手触り、良い品質を保ったケースです。前期と後期、共に左側にイヤフォン用ポケットが付いています。
(4)ナショナルのロゴマークにバリエーション:
何と言っても大きな違いは、製品正面にあるナショナルのロゴマーク(商標)の文字カラーが赤色から黒色に変更されたことです。
赤色”N”ロゴは初期発売品、そして黒色”N”ロゴは後期発売品です。
《動作確認》
回転ボリュームはスムーズにガリ温もなく、音量調整が出来ます。
また受信の動作確認ではMW(中波=NHK,TBS,文化放送、米軍放送など各局)、いくつかのSW局の短波放送を受信しました。
なお、上記に記載したサイズは商品梱包出荷時の見込み重量(g)です。
《備考》
■バリエーション:後期
■製造番号シリアル:82826
■レイアウト:電源&ボリューム(右側)、チューニング(頭部右側)、バンド切替(背面)、イヤフォン(右上側)
■電源:単三乾電池 X 3本
■外寸:約175mm X 75mm X 40mm
*ラジオ本体:目立ったキズもなく、全体的には綺麗な中古品です。
*ロッドアンテナ:状態良好、ただしアンテナの先端部は取替え部品。
*イヤフォン:新品
*ケース:黒色。さすが合皮で出来ていて綺麗な状態、しなやかです。イヤフォンのポケットのフックボタンに修理跡あります。ケース表の”National Panasonic”の箔押し文字が薄れています。
■付属品:イヤフォン(未使用品)
■製造国表示:Made in Japan (日本製)
*説明書、ACアダプター、乾電池は付きません。
後期モデルの特長:キャビネット背面の(左)黒いラベル式の銘板、(右)黒/赤で色分けされたバンド切替スイッチです。
ラジオの背面から見えるオレンジ色の紐(ヒモ)は、乾電池の取り出しのときに引き上げるための装備品です。
Rev.:2014.6.14 Sat.
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