このICF-110は1969年(昭和44年)3月、当時の定価14,800円で発売されたソニーラジオです。
BCL受信機のダイアルメーターのように、フイルムダイアルを採用しているのが特長です。
ソニーの『ソリッドステート11』シリーズのモデルTFM-110(1965年発売)の4代目の後継機として登場しました。ソニーSOLID STATE ラジオ ”11シリーズ”は年代別に整理すると、TFM110(1965年4月発売)⇒TFM1100(1966年1月発売)⇒TFM110F(1967年6月発売)⇒ICF110(1969年3月)というように進化を遂げ、FM送信の機能などの連続性をもつラジオに仕上がっています。
回転式ボリューム/スイッチから電源スイッチ(プッシュ式)が分離し、チューニングメーターが追加され、内蔵スピーカーは楕円から丸形にに変更されました。
■3バンド(FM、SW,中波)ラジオです。
MW: 530〜1605KHz
FM: 76〜90MHz
SW: 3.9〜12MHz
《動作確認》
・ON/OFFの電源押しボタン式スイッチはスムーズで問題ありません。
・受信状況はAM(中波=NHK第1、NHK第2、TBSラジオ,文化放送、アメリカ軍放送の各局)、FM(NHK,J-WAVE,FM-TOKYOなど)の受信を確認しました。
・受信時はチューニング・メーターの針は可動しています。
・音声はボリュームを大小回転時にガリ音が発生しますが、放送を聴くには支障がございません。
・左上の赤色い”LIGHT”のライトスチッチを押しすとチューニング・メーターの照明が点灯します。
《概観の様子》
・本体には擦り傷や汚れ小さな凹みもある中古ラジオです。
・左右の銀メッキのダイアルには部分的にくすみ、擦り傷がある状態です。
・正面右下の細長いパネル「 IC+FET 」表示は後付け品です。
・背部のEXT.ジャックのパネル(プラスチック)に一部割れた箇所を修理跡があります(画像参照)。
・アンテナの先端の赤い円柱パーツも付き、真っ直ぐに伸びます。
《付属品》
SONY純製の黒いケース(本体用)が付属しています。ショルダーベルトは付属しません。
《その他》
・乾電池、説明書、ACアダプター(4.5V)は付きません。
・この商品は、上記に記載した状態での現状販売です。
《外寸》
サイズ:約115 X 215 × 55mm
《電源》単2乾電池 X 3本
《製造国表示》
Made in Tokyo Japan / 東京 日本
なお、上記に記載したサイズは商品梱包出荷時の見込み重量(g)です。