昭和42年、松下電器が『ナショナル パナソニック』というブランドで発売した『ワールドボーイ1000/RF-656』、1-IC(集積回路)、1-FET(Field-Effect Transistor /電界効果トランジスタ)、 4-トランジスター搭載のポータブルラジオです。
このラジオは、当時人気を博していたライバルメーカーソニーの『SOLID STATE 11(ソリッドステート11)』シリーズの販売戦略対抗機種であったとようで、この「WORLD BOY 」シリーズも同じく1960年代後半から1970年代初めにかけて発売されています。こちらの商品は1967年に発売されたMODEL RF-656です。
当時の松下電器 のカタログにあるこのラジオの宣伝文句は「スポーツ・カー仕様のメーターダイヤル」と書かれています。
右側サイドにあるチューニングダイヤル以外の操作機能各種スイッチ類はすべて上面にまとめられた設計です。
《備考》
■発売時期:1967年(昭和42年)
■当時の定価: 11,000円
■外寸サイズ:18.4cm X 11.5cm X 5.3cm
■内蔵スピーカー:直径9cm
■フロント右下の端子:上から(1)EP/EXT SP、(2)MPX OUT、(3)REC OUT. STEREO IN。【注:(1)EP/EXT SP端子の付け根プラ基盤が破損。】
■本体の重量:700g
■電源:単3乾電池 X 4本 または 家庭用電源アダプター(6.0V)
◎製造国表示: MADE IN JAPAN (日本製品)
◎取扱い説明書、電源アダプター、イヤフォン、乾電池は付きません。
▼左側面の中央の丸い穴は「タイマー」の端子差し込み口です。
▼右側サイドにあるダイヤルはチューニングダイヤル。
▼フロントの上下はチューニング・メーター。上部はFM放送、下部はAM放送です。
▼インジケーターの電池残量およびチューニングです。メーターは稼動しています。
《動作確認》
●電源スイッチON/OFF、TONE、バンドFM/AMの各スイッチレバーに問題はございません。
●ボリュームのツマミはスムーズに回り、問題はございません。
●ボリュームのガリ音、雑音もなく快適な放送が楽しめます。
●チューニング(選局)ダイアルはスムーズに回り、問題はございません。
●東京都板橋区における受信状況は、AM放送のNHK第1、NHK第2、TBSラジオ,AFN (American Forces Network) ラジオ(アメリカ軍放送)、文化放送、FM(NHK、FM-東京、J-WAVE)のの受信を確認しました。
●受信状態は良好です。
●ラジオキャビネットのフロントの上下のアナログ式メーターはチューニング・メーター。上部はFM放送の選局メーター、下部はAM放送です。FM放送、AM放送共にメーターは稼動しています。
●フロント右上のインジケーターのバッテリー(電池)の残量、チューニングです。メーターは稼動しています。
《外観の状態》
●外観:ラジオ本体は大きなダメージはなく、小さな擦りキズがある程度です。
●スイッチ・ツマミ・ダイヤル:金属腐食や気になる銀色アルミ金属の表面のベタベタ感やザラザラ感はなく、滑らかで綺麗な良い状態です。
●ラジオキャビネットのフロントのスピーカー部分には、昭和42年発売当時の松下電器の販促POPラベルが貼られたままの状態です。
●内側の電池ホルダーには電池漏れ跡もなく綺麗な状態です。
●裏側の電池カバーも付いています。
なお、上記に記載したサイズは商品梱包出荷時の見込み重量です。
Rev.: 2013.8.16 Fri.