こちらのSONYラジオは、製品型番としては変わった番号:”8F-38”と名づけられた、ホーム型ラジオ「通称:ファミリーD」です。ほぼ正方形に近いちょっと変わったスタイルです。
昭和41年、高感度のFMとMWの2バンド放送をご家庭で楽しむファミリー向けに発売されたラジオです。
このラジオには、FMステレオ放送を楽しむための「ステレオアダプター(STA-38)」が別途9,500円でラインナップされていました。発売当時、このラジオと姉妹品(STA-38)共に通商産業省(現経済産業省)によって創設された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」を受賞した、デザインが優れていると認められた名機です。
《状態》
・使用されたラジオ、中古品です。
・中波とFM放送の2バンド、8石トランジスターラジオです。
・本体の外観には擦りキズや経年汚れがあります。表の銀色のスピーカーカバー(アルミのメッシュ)の右上辺りにエクボ(ヘコミ)がありますが、その他大きな目立つダメージはございません。
・ロッドアンテナは良好、スムーズに伸縮します。アンテナの先端の赤色キャップも付いています。
・受信状態は両バンドともにガリなし良好、好調に受信しています。
・プッシュ式の電源スイッチ”ON-OFF”は良好です。
・各ツマミの動作良好。スライド式のFM/AMバンド切替もスムーズに切り替わります。
《動作確認》
・受信状況は東京都板橋区内の事務所にてMW(中波=NHK1,NHK2,TBS,文化放送、AFN TOKYO米軍放送、ニッポン放送)、FM(NHK,J-WAVE,FM-東京)の受信を確認しました。
・受信状態は FM-AM 共に好調、高感度ラジオであることを実感できます。
・チューニング(選局)ツマミはスムーズに回り、問題ございません。
なお、上記に記載したサイズは商品梱包出荷時の見込み重量(g)です。
Rev.2: 2014. 6.11 Wed.
▼左側面の端子は「イヤホン」と「テープレコーダー」用
▼右側面の端子は「FMアンテナ」用
▼チューニングメーター辺りのフロント・グリル
▼頭部には持ち運び用の取っ手が付いています。
▼丸い取っ手を引っ張ると電池ボックスのカバーが開きます。
▼裏面の右下は、姉妹品である「ステレオ アダプター」への接続ジャック、電源コードです。
*電源コードは取り外し可能です。
▼本体の底面も綺麗な状態
*画像に移る白色と黒色のリード線は「アース」と「アンテナ線」です。
《備考》
・電源:単一乾電池 X 4本/100V家庭電源
・製造:ソニー・東京工場
・発売:昭和41年、定価 12,500円
・外寸:(高さ)約22.5cm X (横幅)約19.5cmX (奥行き)約10.5cm
《付属品》
・SONY純製100V電源ケーブル
《その他》
説明書、イヤホンと乾電池は付きません。
受信状態は FM-AM 共に好調です。
・背後にはDC6Vアダプター端子、MPX端子、AUX端子が付きます。
・右側側面にはFM放送アンテナ端子が付きます。
・左側側面にはイヤフォンとテープレコーダー用端子が付きます。
・背面下の電池ボックスのカバー隅の穴からアンテナ接続線とアース接続線が飛び出ています。
・100V電源ケーブルは、他のソニー用とは形状が異なります。