こちらのヴィンテージラジオは1962年の松下電器製PANASONIC ナショナル 中波専用6石トランジスターラジオ(中古・美品)です。
※ラジオ本体は、小さな擦り傷はあるものの全体的には良い状態で50年以上という経年からすると、比較的に綺麗な状態のヴィンテージ品です。受信も問題なく聴けます。また、松下電器純製のレザーキャリングケース及びイヤホンポケット(中古・美品)が付属します。
▼ポケットサイズでは、珍しく頭部にトーンコントロールスイッチ(H-L切替)も装備しています。
▼純製のレザーキャリングケース及びイヤホンポケット(中古・美品)が付属します。
1960年代前半、ラジオ受信機は「真空管」から「トランジスター」へと時代が移り変わり、各社さまざまな製品が登場しました。
またその時代はプラスチック成形技術の発展により、プラスチックキャビネット(筐体)の品質が向上し、しかも低い生産コストで製造出来たこともあり、多くのトランジスターラジオはシンプルなプラスチックキャビネットが主流でしたが、そんな時代に登場したのがこのT-601型です。プラスチックと共に金属やアルミを素材として使用し、クロームメッキも施したプレミアムな造りです。
また、意外とコンパクトなポケットサイズ( 64mm x 89mm x 25 mm )のキャビネットは高級感漂うデザインであるだけでなく、電池交換を行う裏蓋は機能面を追求した構造です。
◆キャビネット背後にはクロームメッキ仕上げ金属製の折り畳み式スタンドが付いています。
▼キャビネットを開けて内部を確認すると、銀色の四角いポリバリコンはプリント基板の右にあるが黒いチューニング(選局)ツマミの位置は正反対の左にある。ダイレクトなツマミではなく、選局はわざわざケーブルで巻き上げるちょっと変わった不思議な構造のトランジスターラジオです。
◆乾電池の+極、-極を差し込むコネクターには手で摘む耳が付くことにより、電池交換の時の断線を防止する工夫があります。
▼コンパクトなポケットサイズでは、珍しくトーンコントロールスイッチ(H-L切替)も装備しています。
▼右下に付く松下電器のロゴマークは日本国内向け仕様の「ナショナル」マークが付く。なお、海外向けは三角形のロゴマーク。
≪動作確認≫
●ボリューム及びチューニング(選局)は問題はございません。なお、電源の入り切れとボリュームは一体化されているため、電源の入り切れ時には雑音が発生します。
●東京都板橋区における受信状況は、NHK第1、NHK第2、TBSラジオ、アメリカ軍放送、文化放送など各局)の受信を確認しました。
●受信状態は良好です。
≪製品仕様≫
■製造国表示
Made in Japan / 日本
■発売年
昭和37年(1962年)
■メーカー
松下電器産業
■バンド
・中波(540 〜 1600 KHz)受信ラジオです。
■受信回路
・スーパーヘテロダイン方式
■ツマミ/スチッチ
・頭部の左にトーンコントロールスイッチ(H-L切り替えスイッチ)
・右側の上にチューニングのツマミ。
・右側(下に)に電源スチッチ&ボリュームです。
■イヤホン
・頭部の右に差込口があります
■状態
・ラジオキャビネット(本体)には、擦り傷があります。
・本体の裏蓋(ブラック)に付くアルミ製の電池カバーの開閉、および金属製スタンドの折り畳みには問題はございません。
・イヤホン、説明書は付きません。
・音声は良好にラジオ放送を受信しています。
■外寸
・サイズ(W・H・D):64mm x 89mm x 38 mm
■付属品
・松下電器純正の黒色レザーケース、イヤホンポケット。
■乾電池
・9V角電池(006P乾電池)1本で動作します。 電池は付きません。
なお、上記に記載したサイズは商品梱包出荷時の見込み重量(g)です。
Rev.:2015.07.18 Sat.
▲意外とコンパクトなポケットサイズ( 64mm x 89mm x 38 mm )
▲キャビネット背後には折り畳み式金属製スタンドが付き、ラジオ放送を起てた状態でも聴くことが出来る仕組みです。
▲この松下電器のT-601裏蓋.の電池交換カバーの構造は、一足早く1960年6月に発売されたソニーTR-620.と同じ素材と構造が採用さていています。市販006P電池を使用、本体キャビネット裏蓋のアルミ製カバーを(クルマのドアのように)開き電池交換をする構造です。
T-601 AM Radio Panasonic, Matsushita, National ナショナル
Rev.:2015.07.18 Sat.