こちらの商品は、1980年の旺文社「中一時代」年間購読予約者向けの景品ラジオ『榊原郁恵ヤングミニ』です。イヤホンが付属しています。
当時は、中学1年生になると「中1コース」か「中一時代」の学習雑誌を購読するのが定番でした。小学校6年生の卒業目前になると、その年間後続予約が始まり、予約すると特典がもらえた。近所の本屋さんには「小6年生のみなさん!いま中一時代を年間予約すると、その場でコレ、もらえま〜す。」というチラシも貼リ出されていた。その時の特典(景品)は、小さなラジオが定番でした。
既に、友達のなかには親からプレゼントされた松下電器製のポケット型6石トランジスターラジオ(2,300円)を持っている小学6年生もいたし、自分の小遣いを貯めて近所の模型店で日之出製(肉厚のプラスチック製で名刺くらいの大きさ、イヤホン式、電池不要)の質素なゲルマニウムラジオ(400円)を買って間もない小学6年生もいました。けれど、小生を含めて多くの小学6年生男子は当時旺文社あるいは学研の中一学習雑誌を年間予約して生まれて初めてのラジオ受信機をゲットしました。待望の『ボーイズラジオ』、自分だけの専用ラジオ受信機で両親に内緒で夜中の3時に深夜ラジオDJ番組を聴いたのが懐かしいです。
▼放送局のチューニング方法は、オレンジのつまみをスライドさせて選局します。

▼アンテナは本体右側の金属部分に付属する白いアンテナリード線を繋いで受信感度をアップさせます。

付属の使用説明書によると、イヤホンジャックがスイッチ機能をしており、イヤホンを差し込むと電源
「ON」、抜くと電源
「OFF」です。

ラジオ内部のプリント基板を見るとポリバリコンが見当たらない。構造的には1960年ころのイヤホン式ゲルマニウムラジオのチューニングと同様、ラジオ内部のフェライトコアアンテナを上下させて受信周波数を調整する極めて原始的なチューニング方法です。ラジオ本体のチューニングメーターに飛び出たオレンジ色のポインターを直接左右にスライドさせて選局します。

《商品詳細》
◎販促企業:旺文社
◎名称: ヤングミニ ラジオ
◎本体サイズ: 高さ4.0cm X 横約8.5cm X 厚み2.3cm
◎受信バンド: AM
◎受信周波数: AM530〜1605KHz
◎アンテナ: リード線2m
◎電源: 単三乾電池 X 1本(元からセットされたもの、現在腐食)
◎製造国表示:日本製
◎製造:1979年
◎キャンペーン時期:1979年12月〜1980年3月
《商品の状態》
・内装ビニールと外箱入り、未使用、長期保存品です。
・ラジオ本体と付属品は新品、綺麗です。電池は腐食。
・パッケージ箱、使用明書ともに良好です。
・配布先の旺文社が用意した当時の東京芝浦電気(日本製)電池は約36年前のため放電、腐食しています。
・東京都板橋区内事務所における受信状況は、AM(中波=NHK第一放送とAFNラジオ(アメリカ軍放送)の受信を確認しました。
*冒頭に記載のサイズは、商品出荷時の梱包目安総重量(g)です。
■販売開始:Rev.:1/2016-08-17 (水曜日)
販売数量:1点限り。