こちらの商品は、日本では珍しい1952年『音楽の都ウィーン生まれ』のミネルヴァ社製6球 真空管の3バンド(短波・中波・長波)ラジオ受信機で、
ヨーロッパからの輸入されたヴィンテージラジオです。
ラジオ本体はヨーロッパの弦楽器のような木製キャビネットで、おもてのスピーカーカバー等は織物(布)張りです。
▼中央の大きなチューニングメーターのコンテンツボードにはヨーロッパ各地の都市の名前が列記されています。
またフロントグリル中央には"MINERVA"社のブランドエンブレムが付いています。
▼つまみの直ぐ横には、このミネルヴァ社のロゴマークと型番"516"が標記されています。
▼チューニングつまみを回すと上下(2つのバンド)の赤いポインターがメーターコンテンツを左右に
動くと同時に右側のチューニングつまみの上部にある丸い窓からもアナログ的にチューニング数字が視れるで面白い構造です。
《操作説明》
ラジオのキャビネットパネルには、左右2個の大きなつまみがありますが、これらは共にWつまみ(内周 + 外周の二重のつまみ)になっていることから、実質4個のつまみで構成されています。
この操作表示はありませんが、左から内周は「電源OFF/ON・ボリューム」つまみ・外周は「TONEBLENDE(英語:SOUND PANEL)」トーンつまみ。右側の内周は「短波・中波・長波・PH」バンド切替つまみ、外周は「チューニング」つまみです。
チューニングが最小〜最大周波数まで一巡にはこのチューニングつまみは2、3回転します。
▲左側の内回つまみは
「電源ON/OFF・ボリューム」です。
※電気コードプラグをコンセントに差し込んだ状態で、予備電源がラジオに流れパイロットランプが点灯します。
つまみは時計回りで電源が入り、ボリューム調整になります。
ボリュームを最大にしても、ラジオが鳴り出す(真空管が温まる)までには2分ほど時間を要します。
◎左側の外周の
「TONEBLENDE」トーン切替つまみは、フェード信号の大きさを徐々に減少・増加させる音響効果のためのつまみです。4段階の切替です。
▼右側の内周
「受信バンド切替」つまみは、時計回り短波・中波・長波の3バンド及びPH(レコードプレーヤー等の外部接続モード)です。
◎右側の外周
「チューニング」つまみは、選局用です。このつまみを回すと赤いポインターがチューニングメーターのコンテンツを左右に動きます。
《波長表示について》
チューニングメーターの受信周波数(kHz、MHz)は16〜50m、185〜580m、850〜2000mというように波長(m)で標記されています。ちなみに波長16mバンドは、17,480 〜 17,900kHzで国際放送バンド。波長49mバンドは、5,900〜6,200kHzで夜間や冬季に主要短波局が使用しているます。
▼参考までに、東京・板橋の事務所でのテストで、「TBSラジオ」は赤い枠の中心ポインターが 305m辺りで受信できました。
▼同じく、「AFN=American Forces Network、アメリカ軍放送網(810kHz)」は赤い枠の中心ポインターが 370m辺りで受信できました。
▼同じく、「NHK第2放送(693kHz)」は赤い枠の中心ポインターが 420m辺りで受信できました。
▼同じく、「NHK第1放送(594kHz)」は赤い枠の中心ポインターが 500m辺りで受信できました。
《製品仕様》
・メーカー:Minerva-Radio (Radiola-Radioapparate und Bestandteile W. Wohleber & Co)
・型番:Model-516U
・受信バンド:中波・長波・短波
・回路:スーパーヘテロダイン
・真空管:6球(ECH42 ・EAF42・ EAF42・ EL41・ EM34・ AZ41 )
・スピーカー:直径20cm
・電源:AC(110〜220/240ボルト)、日本の100ボルト対応可能。
・外寸サイズ:500mm x 350mm x 220 mm
・重量:9.5kg
・製造年:昭和27年〜28年
・発売時のオーストリア価格:1,895.00 ATS
・製造国表示:オーストリア・ウィーン
▼ラジオのキャビネットは弦楽器のような木工品です。
▼ラジオの本体底の通風孔です。
▼ラジオの裏カバーを取り外した内部画像です。
▼内部のパイロットランプが点灯し、チューニングメーターを照らしています。
《商品の状態》
・1952年製のヴィンテージ品で、ヨーロッパからの輸入品です。
・対応する電源は、AC110/130/150/220/240ボルトですが、現在日本の100Vに合わせて110V設定です。
・家庭用ACコンセントに繋ぎ、電源を入れると通電します。
・つまみは4個全て揃っています。
・マジックアイは、微かに点灯しているくらいです。
・東京・板橋区の事務所で、アンテナ線を張ことなく、NHK第一放送(693kHz)、NHK第二放送(693kHz)、AFNアメリカ軍放送網(810kHz)、
TBSラジオ(954kHz)の中波放送を受信、放送内容も聞き取れますが、放送途中の所々で雑音が入ることがあります。
・チューニングつまみはスムーズに動きます。
・このラジオ受信機は整備後、バックヤード倉庫へ移動せず、2〜3か月ほど事務所の片隅に鎮座してことから、ヨーロッパの真空管ラジオならでは音を時々鳴らしていましたが、TBSラジオと米軍放送が最も高感度で元気よく受信していました。中波ですらもアンテナ線を繋いでいなかったのですが、実際にはアンテナ線を繋ぐことにより、より快適にいろいろな放送が受信出来ると思います。
※今回販売に当たり快適なラジオ放送受信を保証するものではございません。
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お部屋のインテリアには最適な『音楽の都ウィーン生まれ』の家具調の西洋アンティーク・ラジオ受信機です。
・コンセントにプラグを差したままでは通電状態になっており、年代物の製品ですので、使用しない時は電源プラグをご家庭のコンセントから抜くことが必要です。
・外観は経年による汚れや擦りキズがあります。
・内部、シャーシは綺麗な保存状態です。
・パッケージ箱、取扱説明書は付きません。
・商品出荷時の総重量は12kg以上になります。
▼ラジオのキャビネットの背面です。この黒い裏カバーは上下、左右のネジを外せば取り外し可能ですが、
裏カバーを外した状態での通電は感電等の恐れがありたいへん危険です。背面の黒いカバーを外す場合は、コンセントプラグを抜いてください。
▼キャビネットの背面の拡大画像です。
Rev.: 2020-04-11 Saturday.
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