こちらは、昭和43年(1968年)5月にソニーから発売された MODEL ICR-200 充電式ポケッタブルAM ラジオ(ブラックカラー)です。Yシャツの胸ポケットに入るスリムなスタイルです。同社ICR-90・ICR-100・ICR-120から派生するIC(集積回路)を使い部品を小型化し、その分、アンテナ、スピーカー、コイン電池をスペースいっぱいに組み込んで音質・感度はポータブルなみ、という世界に先駆けった1968年当時の”SONY"の技術が集積しているスモール・ラジオです。
こちらの商品は、「Working condition item.(稼働品)」ということで、アメリカから入荷しましたが、実際はソニーの電源アダプターを繋いでみましたが「ジャ〜♪」と鳴っているだけで、実際の放送は全く受信出来ないジャンク品です。
こちらのラジオは、当時、世界最小IC搭載ラジオ(”ICR”)として、昭和42年3月発売のICR-100、昭和44年11月発売のICR-90及びICR-120の姉妹シリーズのソニー製品です。
*表面の右下には「IC」チップのマークの小さなエンブレムが埋め込まれています。IC=集積回路を採用した最小ラジオであることアピールしているソニー設計陣の生き込みが伺えます。
《製品仕様》
■ソニーの世界初の超小型ICラジオ,ICR-100
■回路方式:スーパーヘテロダイン
■IC(集積回路):1個
■トランジスター数:3石
■アンテナ:内蔵型バーアンテナ
■スピーカー:8Ω 3.2cmX5.6cm
■イヤホン:ジャック装備
■電源:3.66V(Ni-Cd X 3個)外部電源ジャック装備
■サイズ:幅11cm X 高さ4.9cm X 奥行2.4cm
■受信周波数:530〜1,605kHz
■最大出力:100mW
■発売価格(昭和43年5月21日):7,900円
《商品の状態》
・中古品です。
・アメリカから「Working condition item.(稼働品)」ということで、アメリカから入荷しましたが、実際はソニーの電源アダプターを繋いでみましたが「ジャ〜♪」と鳴っているだけで、実際の放送は全く受信出来ないジャンク品です。
・擦りキズや経年汚れがあります。
・フロントの右下側の小さなエンブレムマークが欠落しています。
・ストラップ紐が付いています。
・ソニー純正のレザーケースが付属しています。
・元箱、説明書、イヤホン、充電アダプターは付きません。
《外寸サイズ》
幅11cm X 高さ4.9cm X 奥行2.4cm
《製造表示》
・Made in Japan / 日本
・製造年:昭和43年(1968年)5月
・発売当時の定価:7,900円
《備考》
昭和43年当時は、個人のユーザーがご自分でこのラジオを開けることは想定していなかったようです。このラジオには左右2個の特殊なネジが採用されており、ラジオ内部の開閉には特殊工具が必要です。
Rev.:2017-04-07 Friday