このミニチュアのサイズはこの時代のヴィンテージDINKY-TOYSとして最大級で、全長:153mm、主翼幅:173mmと、手のひらからはみ出す大きさです。ただし、実際の アームストロング・ホイットワースの飛行機自体の主翼幅が38メートルの大型機であったことから、DINKY-TOYS 製品になっても大きいのは当然かもしれません。
▼参考画像: 1938年英国、Armstrong Whitworth実機の広告、赤いスポーツカーの上空をこのアームストロング・ホイットワースが飛んで行く。
実機Armstrong Whitworth Ensignは、1930年代に「インペリアル航空」、「BOAC」のために製造された航空機とされています。乗員5名(操縦士、副操縦士、通信使、CA2名)と客室数40人乗りで、ヨーロッパとアジアの路線、 主に英国⇔オーストラリア、英国⇔南アフリカを結んでいます。第二次世界大戦中は、中近東、北アフリカ地域で戦うイギリス軍部隊への輸送の任務に使用されました。
▼参考画像: Armstrong Whitworth Airliner 実機
終戦後、民間へ売りに出されたが、最高速度約340kmと決して速いとは言えない要因か買い手がなく、1946年スクラップとなった。ただ、DINKY-TOYSはダイキャスト合金のミニチュアとして製品化したことは素晴らしいと思います。
▼参考画像: 英国製・DINKY-TOYS当時のカタログより、 No.62p "Armstrong Whitworth" Airliner
◆主な材質は機体やタイヤともにダイキャスト合金です。プロペラはブリキ製です。こちらの商品の状態は、多くの銀色塗装が剥げています。4発のプロペラや主翼下のタイヤは付いています。
*冒頭に記載のサイズ(グラム)は、商品出荷時の梱包目安総重量(g)です。
Rev.: 2017- 6 - 12 (月曜日) 18:30