懐かしいカメラ&撮影機材 > 豆カメラ
豆カメラとは、手のひらにのるほどの極小カメラの事で、裏紙付きの17.5ミリ幅フィルムに、14×14ミリの写真を10枚撮る事が出来ます。『Midget(ミゼット)』、『Guzzi(グッチー)』、『Mycro(マイクロ)』の三機種が第二次世界大戦前の国産三大豆カメラと呼ばれています。戦後には良品から粗末な品に至るまでたくさん出回りました。カメラとしての性能はオモチャに近い物でしたが、見た目が可愛らしいことから当時、日本に進駐していたアメリカ軍の兵士に人気があり、よく売れたようです。さらに、1949年には国産豆カメラは大量にアメリカに輸出され、ブリキの自動車や飛行機等のおもちゃとともに日本の外貨獲得に大いに貢献しました。
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