少年時代、憧れのトランジスターラジオ

少年時代、憧れのトランジスターラジオ
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小学校3、4年生のころ、学校の友達が持っているポケットサイズのトランジスターラジオが欲しかった。仕方なくと言うか予算的にその代わりにゲルマニュムラジオを買った思いでがある。そのラジオは電池は不要だったが不恰好なイヤフォンを耳にして聴いた。スピーカーは内蔵されていなかった。名刺サイズくらいの小さなゲルマニュムラジオからはちゃんとラジオMW(中波)放送が流れていた。

その後、中学生になって念願のポケットサイズのトランジスターラジオを手にした。
ちょうどラジオ放送のブームが到来、深夜1時からのラジオ番組「オールナイトニッポン」を楽しみ、海外の英国BBC、中国北京日本語放送などのリスナー人口は増えた。

SONY、NATIONALなどメーカーは次々と高性能機種を発売した。しかし、高級なラジオは簡単に手にすることは出来なかった ・・・ そんな青春時代を過ごした方は少なくないと思います。

昔の中古ラジオは、何とも言えないゴテゴテした外観、スピーカーからは雑音が混ざることもある、擦り傷もありますが、お部屋のレトロな飾り物かアクセサリーとして楽しむことが出来ると思います。もちろん、ラジオ放送を聴いて楽しむのもいいでしょう。

本日、ここに紹介する1台のトランジスターラジオ”SONY MODEL TR-3550”は、1970年代後期のごく一般的なポケットサイズのソニー6石ラジオ、単3乾電池2本を使用。香港が世界の町工場と呼ばれた当時のもの。既にこの時代、"Made in Japan"製品は次々消えていった。